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VIP気分!?専用レーンから出国、ソウル駅都心空港ターミナルの使い方【静岡空港からすぐ!ソウル旅:帰国編】

アットエス

静岡空港から行くソウルの旅。帰国日に利用して、とても便利だったのがソウル駅の地下2階にある都心空港ターミナル。
旅行最終日、この都心空港ターミナルで事前搭乗手続きなどをしてスーツケースを預けると、次に自分のスーツケースと対面するのは静岡空港に到着した後のターンテーブル。つまり、最終日に手荷物だけの身軽な状態で、もうひと遊びできるんです! 広い仁川国際空港でも身軽に動けます。

そして今回感じた一番のメリットは、都心空港ターミナルで出国審査を済ませておくと、仁川空港3階の出国ロビーの専用出国レーンが使えること。

利用するには条件などもあるので、私の搭乗した静岡空港行きのチェジュ航空の例で所要時間も含めてご紹介します!

ソウル駅都心空港ターミナルは、チェジュ航空やアシアナ航空など航空会社に限りはありますが、仁川空港発便の国際線搭乗時のみ利用可能です(詳しくはA'REXの公式サイトでご確認ください)。

富士山静岡空港に就航しているのは仁川空港発のチェジュ航空のみですので、ソウルー静岡空港便は条件に当てはまります。

そして空港鉄道A'REX直通列車の乗車券購入も条件になります。ソウル駅と仁川空港をノンストップで走るこの直通列車、仁川第一ターミナルまでは43分。全席指定席で公式サイトから日本語で予約できますので事前に席を予約しておくと確実です。

直通列車チケットのQRコードを都心空港ターミナルゲートにスキャンすると入場できます。ソウル駅の正面口でなく、ソウル駅の西口、15番出口方面から入ります。ここが入口。

都心空港ターミナルは朝5時20分から19時まで利用できますが、搭乗手続きには締め切りの時間があります。

仁川第一ターミナルを利用するチェジュエア静岡行きの場合、航空機出発の「3時間前まで」。2024年5月現在、15時10分仁川発ですので12時10分までにはここで手続きを終える必要があります。

チェジュ航空のレーンに並び、事前搭乗手続きをします。こちらは友人が撮影した朝8時の様子、比較的空いています。

そしてこちらは私が手続きをした午前10時過ぎの様子です。

事前搭乗手続きをするのに20分ほどかかりました。

スーツケースを預けたら荷物に不備がないかチェックを受けるため、10分ほどその場で待機し、呼び出しがなければOK。すぐ隣にある出国審査に向かいます。

ここでの出国審査は朝7時からできます。こちらではほとんど待つことがなくスムーズに審査が終わりました。

私の場合、搭乗手続きに20分、待機に10分、出国審査に5分、トータルで35分ほどかかりました。

その後は手荷物だけ持って、もうひと遊び。ソウル駅に隣接するロッテマートで買い物したりご飯を食べたり、地下鉄で違う町に行って遊んだりして時間を有効に使えます。

時間が来たら予約した空港鉄道A'REX直通列車に乗ってソウル駅から仁川空港に向かいます。乗り場は地下7階なので少し時間に余裕をみると安心です。

心配で早く列車に向かったら1番乗りでした! 座席が進行方向向きかどうかも事前に選択でき、広々していて快適です。

そして仁川空港3階出国ロビーで専用レーンから手荷物検査へと進みます。

写真左側が一般のレーン。都心空港ターミナルで手続きを終えると写真右側の、こちらの白い扉から手荷物検査に入ります。本当にここから入っていいのかな?と思って
しまうようなレーンですが、この扉から入ります。まるで秘密のレーンのような雰囲気でした。

飛行機のクルーの方もこのレーンから入るので、パイロットの方の後ろにドキドキしながら並びました。驚くほどすっと手荷物検査、出国審査の確認が終わりました。これで搭乗フロアに入れます。

搭乗フロアには飲食店、免税店、コンビニエンスストアなどたくさんのお店がありますのでゆっくり過ごす事ができます。

ただ、仁川空港は広いので時間に余裕を持って動くことをオススメします。私はゆっくりしすぎて、最後搭乗ゲートにダッシュすることになってしまいました…。

今回はホテルがソウル駅に比較的近かったのでソウル駅・都心空港ターミナルを使いとても便利でした。ただ、手続きに並ぶ場合もありますので、ホテルの場所や、最終日の行動パターンによって、利用を検討してみるのが良いかと思います。

(SBSアナウンサー水野涼子/2024年5月)

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