ダンヒルから“神々の繊維”ビキューナを使用した特別コレクションが登場
英国のラグジュアリーブランド「ダンヒル」が、南米アンデスの極めて貴重なウールであるビキューナを使用した特別なカプセルコレクションを発表した。
13世紀から16世紀初頭にかけて、インカ帝国の王族のみに着用する特権が与えられ、他のどの素材よりも重宝されたビキューナ。2、3年に1度しか毛を刈ることができず、さらに1頭からわずかな量しか採れないため、現在でも非常に高級で希少価値が高いとされている。カシミヤの1/10ほどの軽さで極めて暖かく、糸は2ミクロンに達する世界で最も細い動物繊維のひとつである。
ラインナップは、同ブランドのシグニチャーであるトップコートのほか、ブレザーやブルゾン、ニットやスカーフ。すべてに手作業で織られた素材を使用している。ビキューナ本来の色味を可能な限り保った、すべて自然な深いブラウンの色合いだ。いずれも100万円を超える、至高のコレクション。まさに同社が誇る卓越したクラフツマンシップを象徴するコレクションといえよう。銀座本店を含む一部店舗で展開される。
text:yukina tokida