防犯指導員に22人 委嘱式で結束強化
地域で発生する特殊詐欺などの撲滅を目指す「保土ケ谷防犯指導員連絡会」(田所幸雄会長)の委嘱状交付式が7月19日、天王町のモンテファーレで行われた。
同連絡会は区内の地区連合町内会から推薦された人などが所属。保土ケ谷警察署長と保土ケ谷防犯協会会長の委嘱を受けて地域の安全確保に取り組む。地域のイベントで特殊詐欺の被害防止などを呼び掛け、住民が犯罪の被害者にならないように啓発する。
防犯指導員の任期は1期2年。今回は22人が再任となり、委嘱式では本田悦二郎署長と同防犯協会の鈴木方規会長が指導員に委嘱状を手渡した。
同署によると、今年6月末時点で発生したオレオレ詐欺などの特殊詐欺は27件で被害額は約3281万円。昨年同時期に比べて被害件数は8件増加し、被害額は1048万円減少した。だが、SNSを使った投資詐欺やロマンス詐欺などはこの数字に含まれていないという。同署は「こうした詐欺は被害額が大きい場合が多い」と警鐘を鳴らし、注意を呼び掛ける。