ヤオコーのスイーツがレベル高すぎ、しかも安い！ 有名なおはぎとプリン以外に傑作が…
先日、埼玉発のスーパー「ヤオコー」に行き、噂のお惣菜天国を初体験してきた。
卵系のメニューの美味しさに感動して震えたところだが、お菓子好きとして絶対に見逃せなかったのがスイーツ系である。
決して派手ではないのだが「美味しいです」というオーラをビシビシ感じた。ヤオコー名物といっても過言ではない「おはぎ」の他にも美味しいものがあったのだ……！
・ヤオコーといえば「おはぎ」
先にもあげたけど、おそらくヤオコーのお惣菜の中でトップクラスに有名なのが「おはぎ」（1個99円）である。
当サイトで佐藤記者が取り上げた際に「（当時ヤオコーができた）小平に引っ越したくなるレベル」とまで言わしめている。
このおはぎ人気たるやすさまじく、おはぎだけでテーブルひとつ占拠するほど。しかも、おはぎに使われている「あんこ」が単品で商品化されている。
売り場の前を通ると、常連とおぼしきマダムたちが4個入りなどの量が多いものを、むんずと掴んでカゴに入れていく。
店のスタッフもひっきりなしにおはぎを補充しまくっているではないか。まだ午前中なのに！
かなり大きめのおはぎだったので、ひとつだけ買って帰ることにしたのだが……。
・おはぎの実力に震える
家に着いて、おはぎをお皿にもりつけて、埼玉名物の狭山茶と一緒にいただいた。重厚な香味とコクのある狭山茶はきっとおはぎに合うはず。
まず驚いたのが99円とは思えないほどの、ずっしりとした大きさ。
あんこがたっぷり使われているのだが、このあんこがめちゃくちゃ上品な味わいでおどろいた。これは99円の味じゃないよ！
スーパーのおはぎにありがちな、ベタ〜っとした甘さではないし、あんこの粒感も絶妙。ほのかに塩味がきかせてあるのがアクセントになっている。
よく見れば、あんこの色が紫がかっている。これはいい小豆を使い、丁寧に作られたあんこの証拠である。餅米部分はやや甘さ控えめになってるからバランスがいい。お茶と合わせて1個余裕で完食！
1個しか買ってこなかったことを本気で後悔した。
・寄せプリン、そして杏仁豆腐
そして、チルド系のスイーツもハイレベル。
以前の記事でも紹介した「寄せプリン」はまるで天使が作ったかのような、卵の風味とバニラビーンズの香りがきいた傑作プリン。
カラメルが入ってないタイプのプリンだけど、食べてみると「この優しい味わいのバランスにカラメルなど不要だ」と思わせてくれる逸品だった。
さてもうひとつ、私が驚いたのは「みかん杏仁豆腐」なるスイーツである！
寄せプリンの横にひっそりと並べられていたこの杏仁豆腐。杏仁豆腐といえば、白一色のイメージが強い中、みかんの粒が入った薄黄色。
私が知ってる杏仁豆腐とは全然違う！
牛乳寒天にみかんが入ってるのはよく見かけるけど、杏仁豆腐にみかん粒が入ってるのは初めて見たかもしれない。しかも、四角くカットされたものが詰め合わせてある。カットできるってことは、それなりの固さがあるってこと……！
ワクワクドキドキしながらひとくち、口に運ぶと……。
今まで食べたことない味の杏仁豆腐！
コンビニとかによくある、スプーンで掬うと滑り落ちてしまうようなフルフル系の杏仁豆腐ではない。かといって、カルディのパンダ杏仁豆腐みたいなこってり濃厚系でもない。
ほどよくかたさのある、プルンと弾力のある食感。
だけど、味わい自体はスッキリしている。
そして、みかんの酸味がいい感じに効いていて、さっぱりしているのに、杏仁豆腐独特のミルキーな味わいや香りは楽しめるという絶妙なラインなのだ。
杏仁豆腐とみかんゼリーのハイブリッド感がある。これ、すっごく美味しい。他では食べられない味だわ……。
この「みかん杏仁豆腐」は似たような味がまったく思い出せない、オリジナリティあふれる味わいだった。ノーマルの杏仁豆腐ではなく、みかん入りであえて勝負に出たところがすごい。
・他のスイーツやパンも気になる
ヤオコーのスイーツ、数は決して多くないのだけど、どれもクオリティが高くて少数精鋭感がある。価格も安いし、本当に近くにヤオコーできてほしい。
ちなみに、このときに買えなかったのだが「天使のフレンチトースト」なる商品も激推しされていて、非常に気になっている。
あとは、パンコーナーの「パン弁当」も気になるし、また近いうちにヤオコーに行くしかない。
参考リンク：ヤオコー
執筆：御花畑マリコ
Photo：RocketNews24.