「山本太郎オンラインチヌ釣りスキルアップサロン実釣教室」で良型チヌが続々ヒット【三重】
7月6日、三重県尾鷲市賀田の丈丸渡船のカセ&屋形イカダを利用して『山本太郎オンラインチヌ釣りスキルアップサロン実釣教室』が開催された。天気予報では曇り時々雨だったが、最高気温34度の真夏日に。初参加の4人を含めメンバー13人が参加し、太郎さんが釣り座を回ってアドバイスしていく。メンバーにとって実り多き釣行となりますように……。
イカダ&カセ実釣教室を開催
出船前に船長に近況を確認すると「クロダイはお昼ごろからよく上がっていますね。でもボラの寄りはあまり良くないですよ。エサ取りは小ダイ、アジ、たまにヘダイぐらいですね」とのこと。
午前5時30分に参加者は2隻に分かれて通称・フグカセ5隻と屋形イカダへ向かい、到着後、各自タックルを準備してモーニングを狙う。
事前に太郎さんから「水深は岸向きで25m、沖向きで30mあるので、今日は皆さんに中切りをマスターしてもらう予定です。モーニングはオキアミ、サナギ、コーンのエサでゆっくり落とし込んでいってください」とレクチャーを受けている。各自オキアミやサナギ、コーンで釣り開始だ。
開始早々37&44cmクロダイ登場
しばらくして屋形近くの岸向きに釣り座を構えた参加者がアワセを入れた。引き具合から見て本命の様子。姿を見せたのは37cmのクロダイだ。時合いは昼ごろだと聞いていたが、まだ開始から30分ぐらいしかたっていない。
エサは自作の加工オキアミ。モーニング3投目にコンコンと前アタリがあり、小ダイかなと思ってやり取りしたら、いきなり本命のクロダイだったそうだ。
その10分後、今度は沖向きに釣り座を構えていた参加者のサオが曲がった。引きから見ても先ほどより良型の様子。慎重にやり取りした後、姿を見せたのは44cmのクロダイ。こちらもエサはオキアミだ。
屋形イカダでも37cmクロダイヒット
さらに続いて屋形イカダの参加者にもアタリがあり、37cmのクロダイをゲット。こちらもエサはオキアミで、ダンゴ釣りを始めて2投目にヒットした。
この時期はもっとエサ取りが激しいと予想していたが、開始から1時間もたっていないのに早くも3匹のクロダイが上がってしまった。
当日の釣況
午前8時ごろになると太陽がガンガン照りつけ、パラソルの登場だ。梅雨明けと同時に暑い夏がやってくる。飲み物はもちろん、パラソルなど熱中症対策は万全に。
太郎さんは順番にカセを回り、一人一人にトントンやハワセなどのタナの取り方、着底後のサオの角度、インターバルなどを丁寧に指導する。
けれど、3匹目のクロダイが釣れてからはアタリが遠のき、オキアミがそのまま帰ってくるという状況が続く。「もう少しエサ取りがいてもいい時期なのに何かおかしい。でも船長が時合いは昼からと言っていたので、これからですね」と太郎さん。
レクチャー後に47cmクロダイキャッチ
午前9時ごろ、1匹目を釣った参加者に再びアタリがきた。タイ系の引きだ。二度三度と突っ込みを見せた後、無事タモに収まったのは47cmのクロダイ。
「太郎さんからレクチャー受けたばかりで、底から2ヒロぐらい上でダンゴが割れるように握る回数を調整し、そこから落とし込んでいったらアタリがきました」とうれしそうだった。
実釣教室でスキルアップ
アタリがあったのはここまで。午後からは午前中の状況がうそのようにまったくアタリが出ない。ダンゴ割れから10分たってもオキアミがそのまま残ってくる。
さすがに太郎さんも首をひねるばかりだ。途中で3人ほどの参加者のサオが大きく曲がったが、すべてネコザメだった。
この後は本命の姿を見ることなく、午後5時20分に納竿時間となった。今回の実釣教室によってそれぞれが何かを得て少しずつスキルアップしたはず。これこそが、このサロンの本筋だ。
<週刊つりニュース中部版・編集部/TSURINEWS編>
出船場所:尾鷲市曽根町 この記事は『週刊つりニュース中部版』2024年7月26日号に掲載された記事を再編集したものになります。