夫婦のリアルな日常に共感必至!“家事、育児、仕事、夢” 不満やストレスが積み重なってぶつかり合う『佐藤さんと佐藤さん』特報映像
「第32回東京国際映画祭」日本映画スプラッシュ部門でも上映された2020年公開の映画『ミセス・ノイズィ』でその人間の機微を絶妙に描き、監督としての手腕が注目されている天野千尋の最新作『佐藤さんと佐藤さん』が、11月28日(金)より公開される。このたび、夫婦のリアルな場面を切り取った特報映像が解禁となった。
ヒリヒリするくらいリアルなマリッジストーリー
本作は、“夫婦”という誰にとっても人生において一度は考えるテーマを軸に、人と人との関係を丁寧に、そしてヒリヒリするくらいリアルに描いたオリジナルストーリー。
大学卒業後に会社員を経験後、2009年に映画制作を開始した天野千尋監督。初オリジナル長編映画『ミセス・ノイズィ』では隣人との危うい関係という社会問題をシニカルな笑いで包み、NY ジャパンカッツ観客賞、日本映画批評家大賞脚本賞を受賞した。そんな天野監督の最新作は、苗字が“佐藤”同士のサチとタモツが、交際、結婚、出産を経て歩んだ15年間を丁寧に描き出す。苗字は変わらなくても、夫婦という関係は常に揺れ動き、ぶつかり合い、変化し続ける——そんな“リアルな夫婦”のかたちに迫る誰もが共感してしまう物語。
芯が強く明るい佐藤サチ役を務めるのは、「日本アカデミー賞」最優秀主演女優賞を受賞するなど高い演技で多くの支持を集める岸井ゆきの。そして真面目でインドアな佐藤タモツ役には、国内外の数々の賞に輝き、ドラマ・映画・舞台など幅広く活躍する宮沢氷魚が演じる。
特報映像は、プロポーズシーンからスタート。微笑ましく温かな空気が流れる一方で、次の瞬間、些細な会話が“喧嘩の火種”となる…。サチが何気なくタモツに「トイレットペーパーないよー」と伝えると、タモツは「僕に買ってこいって命令しているの?」と痛烈な返答を放つ。さらに脱ぎ捨てられた靴下をめぐって投げ合いの喧嘩が始まり、感情のぶつかり合いが激しさを増していく…。家事、育児、仕事、そして夢など、それぞれの不満やストレスが少しずつ積み重なって、ぶつかり合うこのやりとりは、夫婦のリアルで“あるある”の姿を映し出している。
「大好きなのに 愛しているのにぐらっぐら」な夫婦の関係性が、天野監督ならではの笑いと切なさを交えて描かれており、映像を見れば、誰もが「わかる!」と頷くまさに共感度MAXの仕上がりとなっている。
結婚とは、家族とは、一緒に生きるってどういうことなのか?笑って泣けて、ふと我が身を省みたくなる。観終わったあと誰かと“夫婦とは?”と語りたくなる、そんな一作となっている。
『佐藤さんと佐藤さん』は11月28日(金)より全国ロードショー