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アーティスト・陽高真白が自身の“1クール目第1話”に込める“ワガママ”「みなさんの幸せが私だったらいいなと思います」──陽高真白さん1st Single「Area」インタビュー

アニメイトタイムズ

写真:アニメイトタイムズ編集部

凛とした声色、その奥にふと顔を出す無邪気さと、まっすぐなポジティブさが印象的な声優・陽高真白さん。

「声優・陽高真白」が踏み出す新たな領域は、「夢のひとつ」だったと語るアーティスト活動。アニメイトタイムズではデビューシングルとなる「Area」のリリースを記念し、インタビューを実施しました。

クールな魅力をくゆらせながら、語れば“陽キャ”が顔を出す。まばゆい光を放つ陽高さんが1st Single「Area」に込めた想いを紐解きます。

【写真】陽高真白 1st SG「Area」に込める想いと“ワガママ”【インタビュー】

「アーティスト・陽高真白」1クール目の第1話

──アーティストデビューが決まった際の心境をお聞かせください。

陽高真白さん(以下、陽高):声優だけでなく、アーティストとしても活動したいという夢を持ちながら専門学校に通っていたので、こんなに早く夢のひとつを叶えることができて嬉しかったです! 緊張や不安はありましたが、やはり応援してくれているみなさんに「デビューしたよ!」と発表できることが何よりも嬉しいです。

──ご家族やファンの方の反応はいかがでしたか?

陽高:両親に報告したとき、お母さんは泣いてました(笑)。ちょっと恥ずかしかったのですが、家族にこんなに喜んでもらえて、ここまで頑張ってきてよかったなと思いました。

ファンのみなさんにも(アーティストデビュー発表時から)盛り上げていただいています。開設した個人のYouTubeチャンネルにアップされている視聴動画をたくさん再生してくださり、さらにコメントまでしてくださって! 私に見える形で感想を残していただけることが嬉しいです!

──1st Single「Area」のリリースを控えた現在の気持ちも教えてください。

陽高:不安になるかなと思っていたのですが、今は楽しみな気持ちが勝っています! 言うなれば今回のシングルは「アーティスト・陽高真白」の1クール目の第1話。とにかく早く、みなさんに「Area」を聴いてほしいです。

またリリース日の2月5日は私の誕生日ですし、より一層楽しみにしています!

──「1クール目の第1話」ということは、第2話、あるいは2クール目ももちろんある、と。

陽高:もちろんです! 今回はカッコよくハジケている曲が多いので、次はもう少しゆったりとした曲にも挑戦してみたいです。

私はポジティブ人間なのですが、ポジティブさにも色々なアプローチがあると思っていて。

──ポジティブへのアプローチ。

陽高:「元気です!」というようなポジティブもあれば「そんな日があってもいいよね」のように、前向きな肯定感もポジティブのひとつの形だと思うんです。どのポジティブも最終的に「陽高真白」に落ち着くように、色々なカテゴリのポジティブを集めたいと思っています。そのためには私の人生の分厚さが必要なんですよね。

昔はネガティブだったときもあるのですが、最近はどんどん明るく物事を考えられるようになってきました。ということはこの先、さらに感性が開けていくと思うんです。そんなリアルな私の成長も曲に入れ込むことができたら面白いのではないかと考えています!

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「これは陽高真白で間違いない!」

──1st Single「Area」および「アーティスト・陽高真白」のコンセプトは、どのように形作られていったのでしょうか。

陽高:「陽高真白」という名前になぞらえて白を基調としたり、私の生き様を歌に込めたり……1枚目のシングルは「私自身を表す一枚」にしたいと思っていました。

自分で言うのは恥ずかしいのですが、私は色々な一面を持っています。元気な一面もあれば、真剣な一面、前向きな一面もある。キャラクター越しではない「陽高真白自身」を届けることで私を知ってほしいですし、陽高の“エリア”を拡大させて、みんなその“エリア”に入ってきてほしいと思っています。

そのために、まずは自己開示ができるような第1話にしたいなと! 「Area」は自分にしかできない、自分だけのシングルだと思います。

──陽高さん自身を表現する上でのやりがいや楽しさを教えてください。

陽高:キャラクターを演じたり、キャラクターとして歌ったりするときは、もう「開くところがないでしょ!」と思うくらい自分の中の引き出しを開けて表現しているんです。なので、いざキャラクターというフィルターを外して陽高真白だけになったときは「あの子っぽくなっていないかな?」と不安になることもありました。

ただ「Area」の歌詞のとおり「私は私」。練習しているときは不安だったのですが「私から出るものは私」「まずは自分の思うままにやってみよう」と思い、収録に挑んだんです。そうして完成したものを聴いたときに「これは陽高真白で間違いない!」と思うことができました。

(制作中は)すごく、すごく……すっごく不安だったのですが(笑)、その分「すごく陽高になった」のではないかなと思います!

──制作中、声優としての経験が活きた瞬間も?

陽高:声優がアーティストデビューをする意味は、歌が上手いだけではなく演技もできるところだと思うんです。歌手のみなさんも歌詞に想いを込めて歌っていると思いますが、声優ならではの視点からのアプローチで表現ができることに価値を感じていて。

(声優として活動する中で)キャラクターの歌い方や感情に応じた息の入れ方、声色によるニュアンスの変化など、自分の中で色々な選択肢が増えました。「元気に見せたい」「カッコよく見せたい」と思ったときに開けることができる引き出しが多くなったので、声優としての経験からもチカラをもらえているのではないかと思います。

──そんな陽高さんの音楽のルーツはどこにあるのでしょう?

陽高:女性K-POPアイドルの曲です! このジャンルは、例えばサイバー系やカワイイ系など、世界観がハッキリした曲が多くてコンセプトへのアプローチも明確なんですよね。そんなアイドルグループを見るのが大好きなんです。

もう少し遡ると『プリキュア』シリーズや『たまごっち』などのアニメやゲームの歌、海外アニメーション映画の優雅な曲を車でも流してもらって、よく聴いていました。

──今回の楽曲にもK-POPアイドルのような雰囲気を感じています。

陽高:やはり「自分が好きな曲を歌わないのは嘘だ!」と思うので、大好きなカッコいい雰囲気の曲を制作していただきました!

──陽高さんの歌声はもちろん、「Area」が醸す雰囲気がとにかくカッコよくて。

陽高:えー! 嬉しいです!

──楽曲について、何かオーダーをされたのですか?

陽高:自分が思う私自身のことなどをディスカッションさせていただきながら制作し、完成したのが「Area」です。作家の前迫潤哉さんとお会いできたのはレコーディングの日だったのですが、その際にもイメージの共有をさせていただきました。さらりと歌い上げる余裕感や張り詰めたカッコよさなど、一曲の中で色々な表情を出したいと思っていて。

また、海外楽曲のイメージもあるので、日本語の発音も少し英語っぽさを出してみるなど、こだわりが詰まっています。

──陽高さんといえば、英語の楽曲を素敵に歌い上げられるイメージがあります。

陽高:全部英語の歌詞の曲とかですね(笑)。でも最初はいわゆるカタカナ英語の発音だったんです。あの曲を収録するときに「英語ってこうやって喋るんだ」と、口の形を覚えたので、育てていただいているなぁと思います。

今回のシングル収録曲には英語の歌詞もたくさんありますが、まさにその経験が活きています。

──英語の発音も練習の賜物だったのですね。

陽高:すごく練習しました(笑)。カラオケなどに歌の練習をしに行く日は必ず録音をするのですが、ふと数年前の音源を聴くと英語の発音が下手なんですよね。そう思うと、上達を実感できる嬉しさも感じますし、自分の成長を見せられるのも嬉しいなと思います。

<次ページ:「『宝石箱!』『キラキラ!』なイメージです」>

「『宝石箱!』『キラキラ!』なイメージです」

──「Area」というタイトルに込めた想いをお聞かせください。

陽高:「Area」を和訳すると……あれ、ほんとにこれ(単語の訳)で合ってるかな……ちょっと確認してもいいですか?(笑)

──もちろんです(笑)。

陽高:タイトルを間違えるわけにはいかないですからね(笑)。(確認をして)ハイ! 合ってました! 「Area」は「領域」や「場所」という意味です!

私は私が好きで、私の生き様に自信を持っています。そんな私がみんなを巻き込んで、幸せになれたらと思っていて。

前迫さんが「Area」というタイトルを付けてくださったのですが、もう「天才かよ……!」と。(そのタイトルに)「みんなを巻き込んで幸せになりたい」「みんなと一緒にいきたい」「広大な場所でみんなでパーティしよう!」という私の気持ちが合わさって、シングルのタイトルとしてしっくりきました。

──シングルの表題曲「Area」についてご紹介をお願いします。

陽高:「Area」は他の収録曲に比べて力強いニュアンスが入った曲です。意志の強い曲になっているので、説得力のある歌声を目指しました。自分だけではなく、聴いているみなさんも前向きになれて、リミットが外れた白い輝きを身にまとっていただきたいという気持ちもあります。

歌詞も前向きな言葉で作られています。2番には〈期待しててよ〉という歌詞がありますが、元々は「期待しないで」だったんです。そんな歌詞の変更も含めて、聴いていて気持ちが良い、爽快感のある曲を目指しました。

──「RI RI RI」はいかがでしょうか。

陽高:「Area」とは異なり、親しみやすさをイメージしています。「RI RI RI」は春咲 暖さんと出演した「夏の大暴走まつり」というイベントで披露させていただいたのですが、そのときの記憶が残った状態で収録させていただいたこともあり、自然と笑顔で歌うことができました!

「RI RI RI」にちなんで電話をしているような……「となりで遊ぼ!」という気持ちで歌っています。「Area」と「RI RI RI」を交互に聴いてサウナに入っているかのように整っていただけたらと思います(笑)。

──初披露の際、ファンの方のリアクションはいかがでしたか?

陽高:たくさん褒めていただきました! 「夏の大暴走まつり」が、初めて自分の曲を歌う体験だったので緊張しましたし不安に思うこともあったのですが、みなさんから「良かったよ!」「音源化が楽しみ!」という温かいお言葉をいただくことができました。やっとみなさんのもとにお届けできることが嬉しいです!

──「ini mini」についてもご紹介をお願いします。

陽高:より、私の弾けた部分が入った曲です。「ini mini」を聴きながら人生を過ごしていただくと自然と笑顔になるような……陽高真白らしさを目指して歌わせていただきました!

ライブで歌うのも楽しみな曲ですし、インストもハネ感やパーティ感があります。個人的にもそんな曲が大好きなので、歌わせていただけて嬉しいなと思います!

──ちなみに陽高さんが考える「陽高真白らしさ」とは、どのようなものですか?

陽高:周りから言われ続けたので、そろそろ自分でも言っていいかなと思うのですが、私は“陽キャ”と呼ばれています(笑)。ただただ人生が楽しいだけなので、本当に自分が陽キャなのかはわからないのですが……。

そんな自分が宝箱だったとして、パカっと開けたら「ini mini」が出てきた、みたいな! 「宝石箱!」「キラキラ!」なイメージです。これ、回答になってますか……?(笑)

──バッチリです! そんな3曲が収録されるシングルは、陽高さんにとってどのような一枚になりましたか?

陽高:この一枚を数年後に聴き直したとき、そのときの私は「『Area』でアーティストデビューしてよかった」と感じると思います。これから先も続いていくアーティスト活動の中で、今のありのままの自分をお届けできたと思いますし、このシングルで自信がつきました。

ただ、少し前に録ったハズなのに「もっとこうしたら」と思う部分もあるんです。これからの自分、どうなっちゃうんだ!という意味でも、陽高のプロローグを見届けていただけたらと思います。

(リリースに際して)……不安もちょっとだけありますが、そんなものを覆い隠すくらいの「最高!」「楽しみ!」「早く聴いてほしい!」という気持ちでいっぱいです!

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「ワガママが叶うといいなと思います」

──同時期にデビューされる同じ事務所の春咲 暖さんについて、アーティストとしての印象をお聞かせください。

陽高:はじめて(春咲さんの)曲を聴いたとき「私と全く逆の属性だ!」と思いました。示し合わせたわけではないのですが、のんさん(春咲さん)は黒で私は白。色だけでなくコンセプトも真逆なんですよね。本当にカッコよくて、のんさんの強さやアーティスト性を強く感じています。

私は自分のことを“クラッカー”だと思っているのですが、のんさんは広いステージで”スポットライト”に当たっているようなイメージなんです。そのコントラストに衝撃を受けて「強すぎる……!」と思いましたし、同じ事務所の先輩と並走してアーティストデビューできることに心強さを感じています。

──春咲さんの1st Single「リミナル」収録曲の中で、一番好きな楽曲を教えてください。

陽高:「GATCHA」です! 実はすでにのんさんにもバレていて、3曲全部を聴かせていただいたあと「一番好きなのは……」と言いに行ったら「『GATCHA』でしょ?」って言われたんですよね(笑)。

楽曲自体もカッコよくてインパクトもありますし、笑い声の演出などの楽曲の深さも良いですよね……! のんさんがダンスパフォーマンスをする姿も浮かんできて、とてもワクワクしました。もちろん歌詞もカッコよくて大好きです!

──理想の楽しみ方はありますか?

陽高:のんさんのシングルやツーマンライブの「Luminous 2026」には夜のイメージがあるんです。のんさんが持っている闇の中で輝くカッコよさを感じるために、夜に聴きたいなと思います。とはいえ、どんなシチュエーションで聴いてもテンションが上がるので……(春咲さんの曲は)万能です!

のんさんの声は、スッと自然に自分の中に入ってくるような声なので、どんなときでも聴けると思います。私は、例え体調が悪くても聴こうと思っています(笑)。

また、のんさんはひとつの音、歌詞に色々な想いを込めて歌われていると思います。考察しながら聴くのも楽しいと思いますし、何回聴いても飽きない魅力があるので、鬼リピしてください!

──ありがとうございます。ちなみに、これから「アーティスト・陽高真白」を知る方に伝えたいアピールポイントや信条はありますか?

陽高:「Area」というシングルに、今の自分を詰め込んでいます。コレを聴いてもらえたら、陽高の好きな音楽や考えていることがわかると思います。聴いていて楽しい、気持ち良い音楽になっていますが、ふと歌詞を見ると落ち込んでいるときに刺さるフレーズも入っていて。「陽高真白の生き様ってこうなんだ」と感じてもらえたら嬉しいです。

一度きりの人生、後戻りはできないですし、みんな幸せに生きてほしいと思っています! 私のことを知ってくれる人、みーんなが幸せになってほしい! これが私の人生の喜びなので、この一枚を聴いてくださったみなさんに届けたいのは……詰まるところ笑顔です!

──本日お話をお伺いさせていただいた中で、だんだんと陽高さんが愛と平和の象徴のように見えてきています。

陽高:あはは! そうやって生まれ育ったんです(笑)。物語もハッピーエンドが好きなので!

とはいえ私も色々なものに影響を受けて生きてきました。なので私がみなさんに与える影響もあると思います。その影響が幸せだったら。みなさんの幸せが私だったらいいなと思います。

──最後に「アーティスト陽高真白」が描いている野望をお聞かせください。

陽高:MVを撮りたいですし、アニメのオープニングやエンディングも担当してみたいですし……たくさんあります!

ただ何より、みなさんにたくさん聴いていただくことが一番です。私が大好きなものを、みなさんにも好きと言っていただきたいというワガママが叶うといいなと思います。「この曲も良かった!」「あの曲も!」と、みなさんとおしゃべりできるようにたくさん歌っていきたいです!

【インタビュー・撮影:鳥谷部宏平 取材・文:西澤駿太郎】

インタビューの様子を動画でもチェック!

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