猛暑の中のエギタコ釣りで無事本命マダコをキャッチ【愛知・玉や丸】船中全員安打も達成
タコ釣りが大好きな佐藤夫妻から「一緒に行きませんか?」とありがたいお誘いが。もちろん即「行くよ!」と返答。7月5日、タコ釣りの実績十分な愛知県弥富市の境港から出船する玉やのタコ乗合船に乗船した。
友人夫婦に誘われてエギタコ釣り
店で受け付けを済ませて乗船場所の木曽岬境港に車を回す。午前6時半ごろ黒宮船長が来られたので状況を聞くと、潮が濁っていて厳しいかもとのこと。しかしそんなことではめげない。逆に闘志が湧いてくる(笑)。
予約順に名前が呼ばれ、私は右舷ミヨシ、そこから後ろに奥さん、ご主人と釣り座が決まり、早速準備に取りかかる。
タコ釣りのタックル
ロッドはタコ専用クロステージCRXJ-B562H/TAC、リールはカワハギ釣りで使っているスマック100L。タコエギはカラフルな色合いを準備。コウイカ釣りで活躍したエギも使うつもりだ。オモリは30号。佐藤家はこの日のために新しい武器を用意してきたようだ(笑)。
午前7時に12人の釣り人を乗せて出船。どこでやるのかなと思っていると、15分後にはエンジン音がスローに。ガントリークレーンがたくさん見えるコンテナふ頭の前に遊漁船が集まっていた。
釣り開始
船長から「水深は8.8m、海面温度は24度です。始めてください」とアナウンスがあり、釣り開始。仕掛けを投入し、着底を確認したらオモリで底をコンコンと小突くようにして誘う。時々タコが抱きつく間を取ったり、大きく誘い上げたりして乗るのを待つ。
すると5分もたたないうちに奥さんがサオを曲げながら重そうにリールを巻き始め、なんと船中第1号の良型をキャッチ。玉や丸さんではファーストゲットの人にエギをプレゼントしてくれる。うらやましい限りだ。
船中でマダコのヒット続出
これを合図に船中あちこちでヒットコールがあり船長は大忙し。ご主人も15分後にゲット。私はひとり蚊帳の外だ。乗ったかなと上げると大きな石ということが多々あり、自信がなくなる。
ご主人は2匹目もゲット。釣れている人の誘いやエギを観察しながら試行錯誤していると、船長から「時間はあるので頑張ってください」と励まされてしまった。
皆さんから遅れること1時間。それらしき重みと生命反応が感じられ、ようやく本命をゲットしてホッとした。
熱中症対策をしながら釣りを続ける
当日は天気が良すぎ、風もなく半端ない暑さ。私は集中力が続かない。水分を補給しながら休み休みの釣りとなってきた。それなのに佐藤夫妻は黙々と誘い続けており、夫婦そろっての釣り〇〇ぶりに圧倒された。
その後は大苦戦。午前10時ごろに私が1匹追加するが渋い状況が続く。11時半ごろに新舞子沖に移動したが状況はよくなく元の場所に戻った。
タコ釣りは女性にも人気があるようで、後方に3人ほど乗船されておりにぎやかな様子だった。
最終釣果
午後2時の終了時間が近づいてきたころ、奥さんのサオが曲がった。それまでに何度も石にだまされたので半信半疑だったようで、海面にタコが見えた時点でヒットコールをしたが、タモが間に合わず外れてしまった。
そして終了時間を迎えた。釣果は私が2匹、ご主人も2匹、奥さんは1匹だった。釣果は控えめだったが、会話が弾み楽しい釣行だった。この日はトモ側ではそれなりに上がっており、全員安打でトップは12匹だった。
国産マダコは今や高級食材。釣って楽しい、食べておいしいタコ釣りに挑戦してみよう。ただし、熱中症対策は万全に。
<週刊つりニュース中部版APC・佐久間由郎/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース中部版』2024年7月19日号に掲載された記事を再編集したものになります。