ST Engineering Aerospace、目視外飛行に対応したドローン「DrN-35DH」を展示[Japan Drone 2024]
シンガポールに拠点を置き、同国内で初めて目視外飛行の許可を取得した機体を展示。日本国内での協業相手を探す
ST Engineering はシンガポールとタイでドローンビジネスを展開する企業。今回は協業できる国内企業を探すために出展した。同社が手掛けるのは「DroNetソリューション」。飛行管理システムである「DroHub」やドローンポート「DroPort」、そしてドローン「DrN Series Drones」などで構成される。
DrN Series Dronesの機体はフライトコントローラー、ナビゲーションや操縦に関するソフトウェアを同社が開発し、衝突回避機能も備える。目視外飛行の安全要件を満たすために設計されているのが特徴だ。
目視外飛行に対応したドローン「DrN-35DH」
ブースに展示されていたのは「DrN-35DH」。シンガポールで初めて目視外飛行の許可を取得した機体だという。ペイロードは5kg、最大離陸重量は37kgとなっており、物資輸送に使用される。ウィンチモードも選択でき、目的地の状況に応じて適切な輸送モードに切り替えられるのもポイントだ。
また、カメラは通常のレンズのほかに赤外線カメラも備えた2イン1タイプで、ソーラーパネルや送電線の点検に活用することが提案されていた。
Japan Drone 2024