もえぎ野中 460人が認知症サポーター 全校で養成講座を受講
もえぎ野中学校(福田昌弘校長)で11月21日、全校生徒およそ460人を対象に認知症サポーター養成講座が行われた=写真。同校で養成講座の開催は初めて。人権教育の一環で、事前学習や下準備などは生徒会が主導した。もえぎ野地区で活動する講師役のキャラバン・メイトの他、青葉区キャラバン・メイト連絡会、もえぎ野地域ケアプラザ、青葉区役所、青葉区社会福祉協議会が協力した。
最初に、キャラバン・メイトの柳直美さんが「認知症は皆さんのサポートで進行を遅らせられる可能性があります。サポーターが増えれば優しく住みやすい街になります」と語りかけた。その後、認知症の種類や症状、必要なサポートや予防対策が説明された。各学年代表者による事前学習の発表や質疑応答も行われ、終了後は受講を証明する認知症サポーターカードが生徒に配られた。
学習を振り返り、「どうすれば優しくできるのか分かった」と話した馬原悠翔さん(1年)。上村明聖さん(2年)は「優しく接するように、少しの工夫を積み重ねたい」、川勝叡人さん(3年)は「サポーターとして積極的に行動し、助け合いの意識を広げていきたい」と話していた。