先入観を覆す!日本の男性も「ドハマり必至」 韓国ドラマ 最新作5選
韓国ドラマの主な視聴者層といえば女性。
記憶喪失や出生の秘密、ドロドロとした愛憎劇、少女漫画のようなロマンスなど、女性に好まれやすいかつての定番要素のイメージが強く、男性を躊躇させている雰囲気がある。
しかし時代とともに変化してきた韓国ドラマ。今はそのような作品ばかりではない。
そこで本記事では、先入観を払拭する男性ドハマり必至の最新作5つをご紹介。
韓ドラが日本で支持されはじめた頃にお馴染みだった定番作品ばかりではなく、性別問わず楽しめるものがあることにお気づきいただけるだろう。
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Your Honor (Genie TV/ENA/2024)
1作目は、『Your Honor』。息子を守るため、なりふり構わない父親2人の姿を描いた犯罪サスペンススリラーだ。
主演を務めるのは、韓ドラ界で長年活躍してきた演技派俳優ソン・ヒョンジュとキム・ミョンミン。中年男性コンビが父性愛を見事に描き出し、海外では口コミで広がり支持されている。
母性愛を描いた韓国ドラマは数多くあるが、父親目線の作品は珍しく男性が共感しやすい1作。日本の大ヒットドラマ『半沢直樹』(TBS/2013)を彷彿とさせるような世界観も楽しむことができる。
●キャスト:ソン・ヒョンジュ、キム・ミョンミン、キム・ドフン、ホ・ナムジュン、チョン・ウンチェ 他
●日本で視聴可能なVOD(2024年9月10日現在):未定
誰もいない森の奥で木は音もなく倒れる (Netflix/2024)
2作目は、『誰もいない森の奥で木は音もなく倒れる』。一見するとサスペンススリラー色が強い作品だが、実はヒューマン要素が濃い1作だ。
定年退職後、悠々自適な生活を夢見ていた主人公に突如降りかかる悲劇が描かれており、将来を不安視するなど、“守らざるを得ない”男性の心理にフォーカスした構成が同性なら夢中になってしまうはず。
予測不可能かつ、異なる2つの時代が並行して進む物語にもご注目。
●キャスト:キム・ユンソク、ユン・ゲサン、コ・ミンシ、イ・ジョンウン、パク・ジファン 他
●日本で視聴可能なVOD(2024年9月10日現在):Netflix
白雪姫には死を~BLACK OUT (MBC/2024)
3作目は、『白雪姫には死を~BLACK OUT』。殺人犯の擦れ衣を着せられ10年服役した男性が、出所後に事件の全貌を明かそうと奮闘する犯罪スリラーだ。
男性同士の義理や人情、上下関係などが複雑に交錯するストーリーが見どころの1つとなっており、女性が繰り広げる物語とは一味異なる魅力が。
怪しい登場人物が多数いるなか、真犯人は一体誰なのか、観る者の関心を引く構成も好評を得ている。
●キャスト:ピョン・ヨハン、コ・ボギョル、コ・ジュン、キム・ボラ、ペ・ジョンオク 他
●日本で視聴可能なVOD(2024年9月10日現在):
・ABEMA
・Hulu
・FOD
・U-NEXT
・Watcha
グッド・パートナー (SBS/2024)
4作目は、『グッド・パートナー』。離婚専門弁護士が繰り広げるヒューマン法廷オフィスドラマだ。
本物の離婚専門弁護士が5年を超える長い時間を費やして執筆した作品で、共感度の高い現実的なエピソードで視聴者から好評を得ている。
離婚を考えている人もそうでない人も、夫婦関係を巡る物語は頷けるポイントが多く、性別問わず楽しむことのできる1作だ。
●キャスト:チャン・ナラ、ナム・ジヒョン、キム・ジュンハン、ピョ・ジフン、チ・スンヒョン 他
●日本で視聴可能なVOD(2024年9月10日現在):未定
于氏王后
最後は、『于氏王后』。王の死後、于氏王后が24時間内に新しい王を立てる追撃アクション時代劇だ。
王位を狙う王子や、権力を握ろうとする部族から標的となった于氏王后の姿を描いており、女性が奮闘するストーリーが見どころの1つ。
『宮廷女官チャングムの誓い』(MBC/2003)や、『トンイ』(MBC/2010)など、女性を主人公にした史劇は男性にも支持されてきただけに、本作も楽しめるだろう。
●キャスト:チョン・ジョンソ、キム・ムヨル、チ・チャンウク、チョン・ユミ、イ・スヒョク 他
●日本で視聴可能なVOD(2024年9月10日現在):未定
(ライター/西谷瀬里)