「一生守る」日本最古の観覧車を守る家族のキズナ…68年前と変わらぬ遊具が懐かしい遊園地
たくさんの人の思い出に刻まれてきた、小さな遊園地。
ここのシンボルは、日本最古の観覧車。国の登録有形文化財にもなっています。
八角形のホイールは、74年前の当時のまま…。
この場所は、ある家族が大切に守ってきました。
函館公園の中にある遊園地、”こどものくに”。
開園した68年前から変わらない姿の「メリーゴーランド」に…
くるくると椅子が回転する「スカイチェアー」。
代々守り続けるのは、加藤一家です。
4代目の加藤健一さん(54)は「昔の機械はメンテナンスしていると直っていく。とにかく安全を心がけている」と話します。
1950年に完成し、こどものくにの開園と同時に移設されてきた空中観覧車は、現役で稼働する日本最古の観覧車。
この日訪れていた埼玉からの旅行客は「前に乗ったのは12歳、小学校のとき。60年前ですよ」と笑います。
加藤家の長男・大地さん。
かつては違う夢を追い、今の仕事に葛藤を抱えていました。
「父が毎日掃除、掃除と言っていて…外なのですごい汚れるんですよね。毎日やるの嫌だなと」
さらに、こどものくににかつてない存続の危機が…。
「ここは一生続けていかないといけないし、一生守っていかないといけない」
そんな決意で乗り越えたピンチ。
遊園地と多くの人の思い出を守る、加藤家のキズナの続きは
▼日本最古の観覧車……遊園地を家族で守る「加藤家」の思いとは【函館】
文:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は取材時(2024年5月)の情報に基づきます。