Yahoo! JAPAN

闘牛ショーを観覧していた男性、家族の目の前で雄牛に襲われ死亡(スペイン)

Techinsight

柵の向こうにいる群衆に突進する雄牛(画像は『The Daily Star 2022年5月2日付「Dad dies after being gored by 84st bull in front of horrified family at festival」(Image: CEN)』のスクリーンショット)

今月1日、スペインで2年ぶりに開催された祭りに家族で参加した50歳の男性が、闘牛ショーを観覧していたところ雄牛に襲われた。角で体を持ち上げられたのち床に投げつけられた男性は、応急処置を受けた後に病院へ搬送されたが間もなく死亡が確認されたという。スペインで開催される闘牛イベントでは毎年数人の死者が出ており、イベントの禁止を求める声が多数あがっている。『The Daily Star』などが伝えた。

スペインのナバ・デル・レイに暮らすオスカー・ロドリゲス・カジェハさん(Oscar Rodriguez Calleja、50)は5月1日、バリャドリッドで開催された祭り「フィエスタ・デル・ベルデホ(Fiesta del Verdejo)」に家族と一緒に参加した。

地元で闘牛ファンとして知られるオスカーさんは午後6時頃、妻や娘と共にイベントのひとつである闘牛ショーを観覧していたところ、体重84ストーン(約550キロ)の雄牛に襲われた。

目撃者の証言によると、木箱から放たれた牛は直進せずに右側の柵の向こうに立っている群衆に突進したという。そして手すりの後ろに立っていたオスカーさんの体を角で持ち上げて数秒間振り回した後、床に投げつけたそうだ。

太ももの付け根に牛の角が突き刺さり、大量の出血を伴う裂傷を負ったオスカーさんは現場に居合わせた医療スタッフにより応急処置が施され、「メディナ・デル・カンポ病院(Medina del Campo Hospital)」に搬送されたが間もなく死亡が確認された。

オスカーさんの家族は事故の一部始終を目撃していたそうで、ショックのあまりパニック発作を起こした妻は診療所に運ばれたという。

「フィエスタ・デル・ベルデホ」は2008年から行われている毎年恒例の祭りだが、パンデミックの影響で開催されたのは2年ぶりだった。バリャドリッドのラ・セカ町役場はこの事故を受け、直ちに祭りを中止し以下のような声明を発表した。

「開催中に牛に襲われた男性が亡くなりました。彼は医師や看護師とともにメディナ・デル・カンポ病院に搬送された後、死亡が確認されました。ご家族とご友人に心からお悔やみを申し上げます。」

なおスペインで開催される闘牛イベントでは毎年数人の死者が出ており、昨年10月末にはバレンシア州カステリョン県オンダで55歳の男性が、今年1月にはカディス県プエルト・セラーノで開催された祭典で別の男性がそれぞれ牛の突進により致命傷を負っていた。そのため今回の事故後、この種のイベントの禁止を求める声が続出した。

「これまで何人もの死者が出ているのに、まだこんな祭りをやっているのか?」
「このような祭りは廃止すべき。牛にとってもいい迷惑。」
「これは動物虐待。怪我する危険性を知りながらもこのイベントに参加する人間の責任。」
「家族の目の前で起きたことが残念。なんという愚かで無駄な死に方なんだ。今すぐやめるべき。」
「こんなバカげた伝統はそろそろ禁止されるべきだ。」
「彼の家族には申し訳ないが、あれだけ鞭を打たれたら襲いかかるだろう。牛は自分の命に危険を感じたに違いない。」

画像は『The Daily Star 2022年5月2日付「Dad dies after being gored by 84st bull in front of horrified family at festival」(Image: CEN)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)

【関連記事】

おすすめの記事