『エレクトリック・ステイト』キーツ役は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』スター・ロードの「マルチバース版」? クリス・プラットが語る
映画『エレクトリック・ステイト』の密輸業者キーツは、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのスター・ロード/ピーター・クイルの“マルチバース・バージョン”かも……? 演じるクリス・プラットが語った。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)のアンソニー&ジョー・ルッソ監督による『エレクトリック・ステイト』は、家族を失った少女ミシェル(ミリー・ボビー・ブラウン)が、死んだと思われていた弟を探すため、プラット演じるキーツらと旅に出る物語だ。
米にて、プラットは『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズと『エレクトリック・ステイト』について「同じ時代の産物ですし、過ぎ去った時代へのノスタルジーがあります」と語った。
「(『エレクトリック・ステイト』は)異次元の90年代が舞台。ピーター・クイルには80年代のポップカルチャーがたくさんあり、13歳で地球を離れる前の人格形成に役立っています。キーツもその時代に生まれたので、その点も似ていますね。彼らは旅に出て、自分より大きなもののために戦い、自分を犠牲にする覚悟があり、その過程でアニメーションのキャラクターと会話をする。[中略]まるでキーツは宇宙にさらわれず、そのかわりにロボット戦争を生き延び、ロボットの友人と逃亡したピーター・クイルのようです。」
ただしプラットは、これをクイルとキーツだけの共通点とは思っていないようだ。「こうした作風の、家族向けの騒がしい大作SF冒険映画の場合、僕が演じるのはすべてこういう役柄になると捉えたいですね。大作商業映画で皆さんが見る僕は、自分が演じたいキャラクターの“人生分岐版”なのだと」。
The Electric State. (L to R) Michelle (Millie Bobby Brown) and Keats (Chris Pratt) in The Electric State. Photo Credit: Paul Abell, ©2024 Netflix, Inc.
その一方、本作と『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』は「まったく別の映画」だと言う。「(本作は)ネオ・ウエスタンのよう。南西部を旅して、ミシェルの弟を探す旅に出る。キーツはスター・ロードほど有能ではないと思います。もう少し能力がなくて、間抜けで、見た目や髪型、口ひげも違いますよね」。
ルッソ兄弟とは『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)『エンドゲーム』に続いての再タッグ。大スケールの撮影や、前作と共通するスタッフたちとの仕事、そして即興演技が許される演出アプローチを存分に楽しんだようだ。「ネタバレはしたくないですが、映画の最後にはアドリブのセリフが採用されているんです。とても光栄でした」とも語っている。
Netflix映画『エレクトリック・ステイト』は独占配信中。
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