行列が絶えない富山・氷見の人気ラーメン店【貪瞋痴】土・日限定の朝ラーメンはカツオの風味香る和風ラーメン
富山県氷見市にあるラーメン店「貪瞋痴(トンジンチ)」。
ミシュラン掲載のラーメン店
有名人もわざわざ足を運ぶ 行列の絶えない人気店
2016年、2021年の「ミシュランガイド北陸 特別版」で、コストパフォーマンスが高くて良質な料理を提供する店として「ビブグルマン」に選ばれた人気店で、平日・週末を問わずに絶えず行列ができるほど。
俳優の佐藤健さんやお笑い芸人の千鳥・ノブさんなど、有名人も富山に立ち寄った際にわざわざ足を延ばしています。
大きな一枚板のカウンターや格子窓など、木のぬくもりが感じられる和テイストの店内には、テレビ番組の取材やプライベートで訪れた有名人のサインを見ることもできます。
土・日の朝限定で食べられる新メニュー
名物「氷見産煮干しラーメン」とは違う味わいに
「貪瞋痴」のラーメンと言えば、ブリやイワシで知られる港町・氷見ならではの地元産煮干しにこだわった魚介スープの煮干しラーメン。
スープをじっくり味わってもらうため、チャーシューや煮卵を別皿で提供するほどの徹底ぶりで、やわらかく澄んだ味わいと麺を楽しむことができます。
そんな「貪瞋痴」に、2024年5月、新たなメニューが登場します。
「今までとちょっと違うものを提供したいなと思って、土・日限定で朝ラーメンやることにしました」と店主の紅出利博さん。
なんと朝ラーメンを食べることができるようになったのです。
どうして土・日限定なのかと言うとーー
「毎日、朝ごはん作ってる家族も、土・日ぐらいはゆっくりしたいやろ」(紅出さん)
週末の朝ごはんにラーメンという選択肢を加えてもらって、息抜きやリフレッシュになればという意図なんだとか。
日本人でよかった!と思える和風出汁のスープ
新しく始める朝ラーメンは、「和風ラーメン」。
名物の煮干しラーメンとはスープからまったく違う味わいに仕上げました。
「日本人が日本人でよかったなっていうイメージで作ったスープです」(紅出さん)
本枯節に宗田鰹の削り節、サバ節、氷見産のシイタケ、利尻昆布を使って紅出さんがオリジナルのバランスを追求し、丁寧にとった出汁のスープは、寝起きの身体にやさしく沁みわたるような味。
じんわりとコクが口の中いっぱいに広がります。
合わせる麺も、煮干しラーメンとは違います。
「ぷりっとした麺です。昔の中華そばを想像して作ってあるんで」と紅出さん。
細縮れ麺はスープがよく絡み、つるっとしたのどごしともちっとした食感が特徴。
昔ながらの中華そばをイメージして作ったという朝ラーメンは、小さな海苔となるとが添えられているのがポイントです。
朝ラーでしか味わえない!低温調理のレアチャーシュー
チャーシューは2枚。
1枚は、豚バラで作った煮豚チャーシューで、持ち上げただけでとろっと箸からこぼれ落ちてしまうやわらかさ。
もう1枚は、朝ラーメンのためだけに仕込んだスモーキーなチャーシューです。富山県産の肩ロースを使い、低温調理したあとにスモークで燻しているんだそう。
「燻したカツオ節とスモーキーなチャーシューが合うと思うんですよね」(紅出さん)
舌触りがよくスモーキーなレアチャーシューは、確かに、カツオ節の風味が香る和風スープによく合っています。
「今、作りたいものをカタチにして提供したい」
そんな紅出さんの想いが発端となった新メニュー。
煮干しラーメンとはまた違う絶品ラーメンの登場で、土・日の朝は早起きして出かけるのが楽しみになりそうです。
店舗情報
【貪瞋痴(トンジンチ)】
住 所 富山県氷見市朝日本町1‐30
営 業 朝 7:00~9:00(土・日曜のみ)※2024年5月18日から
昼11:30~14:00
(※行列の場合、開店が早まることあり・売り切れ次第終了)
定休日 月曜
出典:KNBテレビ「いっちゃん☆KNB」
2024年5月7日放送
記事編集:nan-nan編集部