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「妊娠時に子育てが1番、仕事は2番と決めた」RIKACOさんに聞いた “子育てと自分に起きた変化”

saita

RIKACOさんに聞いた “子育てと自分に起きた変化”

身近に、素敵に歳を重ねている人はいますか? 一年に一度歳を重ねていくことを、ポジティブに捉えられるか、ネガティブな感情になるかで人生の満喫度は大きく変わってきます。最近は、素敵に年齢を重ねている方が増えたことで、歳をとる=ネガティブではなくなってきた印象をうけます。今回は、素敵に年齢を重ねている女性の代表格であるRIKACOさんに、ポジティブに年齢を重ねていける秘訣についてお話を聞きました。前編となる今回は、子育てを機に変化した気持ちについてのお話です。

RIKACO's profile

数々の人気雑誌のモデルとしてのキャリアをスタートさせ、その均整のとれたスタイルと持ち前のセンス、ちょっと手を伸ばせば届く憧れ感というところも、同性のFASIONアイコンとして今も支持を集めている。YouTube「RIKACO LIFE」では“きれいに歳を重ねよう”をテーマに配信中。最新著書に『RIKACO LIFE (美人力PLUS)』がある。

目の前にある“自分の課題”をポジティブに受け止める

――RIKACOさんが年齢を重ねるときに意識してきたこと、していることを教えてください。

私が年齢を重ねていく中で意識しているのは、「ここを目指していこう」という前向きな気持ちです。20代から30代、30代から40代になるとき、それぞれの節目で、「この先10年どう生きようか。どんな30代にしていこうか」ということを考えながら歳を重ねてきました。

――年齢を重ねることに対して、ネガティブな感情を持ったことはありますか?

ネガティブな感情は全くなかったけど、年齢を重ねていくことをリアルに想像できてはいなかったかな。20代のときに、40代、50代の自分なんて想像がつかなかったし、結婚をして子どもを産むという人生すら考えたことがなかったから。

――結婚や出産を考えたことがなかったというのは意外です。出産は、RIKACOさんにとってどんな出来事でしたか?

私は、28歳で長男、32歳で次男を出産しました。そのことで、“仕事と家庭のバランスをどうとっていくか”ということが私の人生のテーマになったのは大きな変化でした。

――仕事と家庭のバランス。多くの女性が経験する課題ですよね。RIKACOさんは、このテーマをどのように受けとめ、こなされてきたのでしょうか。

人生には、そのとき目の前にある自分の課題というものがあって、私はいつもそれをポジティブに受け止めて生きてきました。だから私は、妊娠をしたときに、子育てが1番、仕事は2番と決めたんです。とにかく子どもをちゃんと育てたいという気持ちが強かったから。

――どんなこともバランス良くこなされそうなので、どちらも同じくらい頑張れそうなイメージがあるですが、1番、2番を決めた理由はなんですか?

どちらも1番なんてことはできないですよ(笑)。「仕事も子育ても頑張る!」と口で言うのは簡単だけど、それは結局両方が中途半端になっちゃうと思って、私は子育てを一番にすることを決めました。でもね、人生っておもしろくて、そう決断した途端に良い仕事のオファーが増えたんです。

――それは、RIKACOさんにとってどんなお仕事だったのですか?

母になって最初に決まった仕事が、長男と共演するカルピスのCMのお仕事でした。そのお仕事を機に、母目線の仕事が増えていったんです。そのとき、自分が信じることを素直にやることが、まわりにも良いバイブスとなって伝わっていくということを経験しました。それからは、より私らしく、そのとき大事にしていることを発信していくということを大切にしてきました。そして、それを続けた結果が今につながっています。

反抗期は絶対あったほうが良い

――RIKACOさんと息子さんたちの関係を見ていると、本音で話し合える親子関係って素晴らしいと思います。そのような関係を築くために意識されてきたことはありますか?

特別、“これ!”というものはないんです。ただ、ずっと本音で正面から向き合って、お互いの気持ちを素直に話し合ったりぶつけあったりしてきたし、今もそれを続けているだけなの。良いことも悪いことも正面からぶつけ合ってきたから、息子たちとの今の関係があるのかもしれないです。

――RIKACOさんのお子さんたちに、反抗期はありましたか?

今でも、反抗期なんじゃない? と思うことがしょっちゅうです。「うるせ~!」とかよく言われてる(笑)。でも私、反抗期は絶対にあったほうが良いと思うな。自我が芽生えてきて、身体と心のバランスが取れなくなる時期だけど、これは当たり前のこと。この時期を経験して大人になっていくんだと思うの。反抗期って、妊娠したときや更年期を迎えたときと同じように、ホルモンのバランスが崩れてきて自分ではコントロールできない状態と同じだと思うんです。だから、イライラしているときに余計イライラさせるのもダメだし、図に乗らせちゃうのも違うから、ダメなことはダメとい言いながら導いてくしかないのかなって思います。

――息子さんたちが反抗期真っ只中のとき、RIKACOさんはどのような対応をされてきましたか?

自分で考えさせる力を持たせないといけないと思ってきたので、「私はこう思うよ。自分はどう感じる?」という感じで話すことを意識しました。なんでも頭ごなしに「ダメ!」というのは違うし、思春期の子どもはそういうことをいやがるしね。あと、子どもはいくつになっても褒めてもらいたいという気持ちがあるから、まずは褒めることからはじめようと心がけてきました。「今日はよくできたね」とか「ありがとうね」とか「すごいね!」とか。そういう言葉を多く伝えて、その中でダメなことはうまく誘導していくの。ポジティブな言葉をたくさんかけるほうが成長するよね。

――それは、かなり上級テクニックでは! なかなか真似できなそうです。

いつも、いつも「あーしなさい! こうしなさい!」って言い続けると、「うるさい!」ってなっちゃうから、そこは考えながらコミュニケーションするんです。社会も家も同じ。外で人と関わるときは、お願いするときも、謝るときも言葉を選ぶでしょ? 子どもに対しても同じように接することを意識すれば、言葉よりも先に、「これは言っていいかな?」とか「言わないほうが良いかな?」と考えてから、発言するようになれるんです。反抗期って、自分の考えを一生懸命伝えたいだけなの。それがうまくいかなくてイライラしちゃうから、そこはちゃんと親が受け止めてあげたら良いと思ってやってきました

子育てはいくつになっても終わらない

――息子さんたちはすでに二十歳を過ぎて、今は子育てもひと段落といった感じですか?

私、いつになったら子育てが楽になるんだろうと思っていたんだけど、いくつになっても終わらないのよ(笑)。成長すると、その年代の悩みというのがあるということがわかったの。全てに手をかけてあげられていた小さな頃のほうが、私は子育てが楽だったかもしれない。言うことを聞いてくれて、そばにいてくれて、ちゃんと帰っておいでという時間に帰ってきて、いつも一緒にご飯を食べていた頃は平和だったなぁ、楽しかったなぁって思うんです。二十歳くらいになると、どんどん自我が芽生えていろいろ起きてくるし、言うことをもきかなくなるから(笑)。

――RIKACOさんは食に対してのこだわりも強いと思いますが、子育て中の食事で意識してきたことはなんですか?

私、食は家族の大切な絆を繋ぐと思っているんです。どんなにケンカしても、イライラしても、お母さんが作るごはんを食べたら「おいしい」って思うでしょ? 食で結ぶ愛ってあると思うから、私は簡単なものでも手作りが良いと思ってる。今は、何でも買える時代だけど、昔の人がよく言ったように、ちゃんと手をかけて食事を作るってすごく大事だなって。お米を研ぐ、野菜を切る、混ぜるとか、手をかけたことで味って本当に変わるんです。

――オーガニックを取り入れた食生活をはじめたきっかけは?

私がオーガニックに目覚めたのは、妊娠して産婦人科の先生から、「バランスの良い食事をしなさい」と言われたことがきっかけなんです。バランスが良くて、体に良いものを食べるというヒントからオーガニック生活になっていったんだけど、そこで自分の考え方が変わって、子育ても変わったんです。“食育”ってよく言うけど、大事にしてほしいのは子どもの食育の前に、ママ自身の食育をしっかり摂ること。自分が食に対してどういう意識を持っているかで子育ては変わってくると思うし、それも自分の気づきになるんです。
 

RIKACOさんの魅力が伝わってくるお話をたくさん聞くことができました。後編では、自分らしく生きることの素晴らしさについてのお話です。お楽しみに。

上原かほり/ライター

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