初詣、合格祈願、厄よけ祈願……神社へ行く前に知っておくべき「参拝のお作法」 【NHK趣味どきっ!MOOK 日本神話 神さま列伝】
初詣、合格祈願、厄よけ祈願など神社を訪れる機会が増える年末年始。でも、「正しい参拝方法がわからない」「周りの人のやり方を見て真似しているけれど、それって合っているのかしら……」と心配な方も多いのでは。
『NHK趣味どきっ!MOOK 日本神話 神さま列伝』(平藤喜久子著)から、「参拝の作法」をご紹介します。お参りの際、神社には独特の作法があります。神様を敬いながら、一つ一つの動作を丁寧に行いましょう。
※記事の一部をデジタルマガジン用に修正しています。
●鳥居の前で一礼!
鳥居をくぐる前に、神様の鎮座する本殿に向かって一礼をする。たくさん鳥居がある場合は、いちばん手前の鳥居の前で一礼を。
●手水(てみず・ちょうず)
参道の途中に手水舎と呼ばれる鉢や水盤があるので、手や口をすすいで心身を清めます。
1 右手で備えつけの柄杓(ひしゃく)をとり、水をくむ。この水で6までの動作をする。
2 まず左手を清める。
3 柄杓を左手にもち替えて、右手を清める。
4 柄杓を右手にもち替えて、左手に水をため、口をすすぐ。柄杓に直接口をつけたり、水を飲んだりしないように注意。
5 もう一度左手を清める。
6 残った水で柄杓の柄を洗い流す。柄杓を元の場所に伏せて終了。
●正中(せいちゅう)を避けて歩く !
神様が鎮座する本殿の前に拝殿があり、そこでお参りをします。賽銭箱(さいせんばこ)にお賽銭を入れ、鈴がつるされている場合は、先に鈴を鳴らしましょう。
そして、いよいよ神様へご挨拶をします。基本は二礼二拍手一礼ですが、神社によっては、二礼四拍手一礼など独自の参拝の作法もあります。
●二礼二拍手一礼(にれいにはくしゅいちれい)
1 2回深々と頭を下げる。会釈ではなく、90度くらいに腰を折る気持ちで。
2 両手を胸の高さで合わせ、手を2回打ち鳴らす(柏手「かしわで」という)。右手を少し手前にずらすと、「パン、パン」と音が出る。右手を戻して両手を合わせたまま、日ごろの無事を感謝し祈念する。
3 両手を下ろしたら、もう一度深く頭を下げる。
著者:平藤喜久子
ひらふじ・きくこ。山形県出身。学習院大学大学院人文科学研究科博士後期課程単位取得退学、博士(日本語日本文学)。専門は神話学、宗教学。現在、國學院大學神道文化学部教授。NHK Eテレ「趣味どきっ!」の「ニッポン神社めぐり」シリーズで講師を務める。著書に『神話学と日本の神々』(弘文堂)、『日本の神様 解剖図鑑』『世界の神様 解剖図鑑』(ともにエクスナレッジ)、『人間にとって神話とは何か』(NHK出版)など多数。
■『NHK趣味どきっ!MOOK 日本神話 神さま列伝』
■文 平藤喜久子
■写真 森山雅智