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1日10万回も血管が殴られてる?!心筋梗塞や脳梗塞などの病を引き起こす可能性がある「高血圧」とは具体的にどのような状態?【図解 血管・血液の話】

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1日10万回も血管が殴られてる?!心筋梗塞や脳梗塞などの病を引き起こす可能性がある「高血圧」とは具体的にどのような状態?【図解 血管・血液の話】

高血圧の人は血管を強い力で1日10万回も殴られている【図解 血管・血液の話】

血管への強い圧力で老化は進む

血管が老化する大きな要因の1つが「高血圧」です。では、高血圧とは具体的にどのような状態なのでしょうか。そもそも、多くの方々が気にする「血圧」とは何を示しているのか。ここで確認しておきましょう。

心臓はポンプのように収縮したり拡張したりしながら血液を血管へ送り出しています。血圧とは、そのときに血管にかかる圧力のことです。血液がドロドロとして流れにくいと、その分、強い力で押し出さなければならず、血管への圧は強くなります。この圧が通常より強くなりすぎるのが、高血圧です。例えていえば、血管が拍動ごとに「ハンマーで殴られている」ようなもの。1分間の心拍数が70回だとすると、1日に約10万回も強い力で殴られていることになるのです。当然、血管は大きなダメージを受け、老化が進みます。

老化すると、血管は弾力性がなくなって硬くなります。硬くなった血管の内壁は傷つきやすく、傷ができるとそこに血液中のコレステロールが付着。やがてコブのような「プラーク」となり、血液の通り道である血管内をせばめることになります。これが「動脈硬化」といわれる状態です。血管がせまくなればなるほど、血液は流れにくくなり血圧もさらに上昇するという悪循環に。それだけでなく、心筋梗塞や脳梗塞といった突然死を招く病を引き起こす可能性まで高まります。

出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 血管・血液の話』

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