【きのこラーメンに調理し体調不良】新潟県上越市で毒きのこによる食中毒が発生、70代男性が吐き気などの症状
ツキヨタケ(見本) 報道資料より
新潟県によると、11月26日に新潟県上越市において、毒きのこによる食中毒が発生した。
11月26日、70歳代の男性が山中でヒラタケと思って採取した。そして、同日12時ころ、きのこを自宅できのこラーメンに調理して1人で食べたところ、同日15時ころから、男性は吐き気、おう吐、下痢などの症状を呈し、同日17時ころに医療機関を受診した。
医療機関が撮影した未調理のきのこの写真を専門家が確認したところ、有毒のツキヨタケであることが判明したこと、患者の症状がツキヨタケによる中毒の症状と一致することおよび医師から食中毒の届出があったことから、ツキヨタケによる食中毒と断定した。なお、70歳代の男性は回復しているという。
ツキヨタケの特徴は、傘は半円形~じん臓型で長径10~25cm、柄は傘のほとんど横につき、紫褐色~暗紫褐色。柄の内部に暗紫色のシミがある。(ない場合もある)
なお、県内で発生したきのこによる食中毒の多くは、ツキヨタケである。ムキタケやヒラタケと間違えて食中毒になることが多いという。
県は、「種類の判定ができないきのこは『採らない』『食べない』『売らない』『人にあげない』 」と注意を呼びかけている。
また、確実に鑑別できる専門知識のある人に鑑別してもらうよう呼びかけている。