西海岸風ガレージに近づく! 地植え、または外置きできる強棘系多肉植物を教えます
ハーレー好きであれば、誰もが憧れを抱くアメリカンガレージ。西海岸のガレージには、アガベを中心とした強棘系の多肉植物があることが多い。ただ日本と西海岸では気候が異なるので、寒さに強い品種を知るべきだ。
氷点下の耐寒性がある品種が第一条件
西海岸で生えているような少しイカつい植物をガレージに植えたり置いたりしたい。アメリカ好きなら一度は妄想するはず。ただカリフォルニアと日本では気候が違いすぎる。そこで植物のスペシャリストであり、自宅やガレージでアガベなどを植栽する大塚さんに、そのコツを聞いた。
「大事なのは耐寒性があること。ひと言にアガベといっても原産地が違いますし、無数のバリエーションがある。関東近辺で地植えもしくは外置きしたいなら、目安は氷点下5度程度の耐寒性。逆にアガベ・チタノタなどの人気種は5度程度なので、冬季は屋内に入れた方が良いんです。植物も生き物なので、ギリギリの耐寒性より、少し余裕があると真冬でも枯れたり、変色のトラブルも避けられるからおすすめです。あとは夏の日射しも要注意ですね」
大塚隆洋さん|アメリカンカルチャーとアガベや塊根植物などのエキゾチックプランツを織り交ぜた埼玉の人気店『カルティベートストア』の代表。アメリカ車をこよなく愛することでも有名。
大本命はアガベを狙いたい !
アガベ・スノーグロー
アガベの人気種であるブルーグローの、まだら入りとなるスノーグロー。ブルーグローと比べると圧倒的に数が少なく、レア品種として知られる。氷点下5度程度の耐寒性があり、光に当たるとホワイトが鮮やかに映える。
アガベ・オバティフォリア
オバティフォリアとは卵型を意味し、そのネーミングの通り、幅広い葉が丸みを帯びているのが大きな特徴。パウダーブルーに肌質も支持される理由のひとつだ。アガベの中でも強い耐寒性をもつ品種であり、日本の気候にも対応。
アガベ・ブルーグロー
スノーグローの親に当たる人気品種。アガベ・アテニュアータとアガベ・オカフィーの交配種で、美しいブルーグリーンの葉と赤いラインが魅力。関東より西の地域であれば、ご覧のように地植えでも越冬することができるのだ。
アガベ・パリー
和名では吉祥天で親しまれる人気種のひとつ。放射状に広がっていく葉の重なりが特徴で、青みがかったシルバーブルーのカラーリングも人気。かなり寒さにも強い品種なので、日本の幅広い地域で屋外越冬できるのも魅力だ。
アガベ・サルミアーナ・フェロックス
和名では猛舌ともいわれる通り鋭いトゲと厚みのある面白い。また幼苗と成株になった時のギャップも魅力で、当初は細長い印象であるが、地植えして年月を重ねると驚くほど大きくなる。家やガレージのシンボルにするのにもオススメ。
アガベ・パリー・トランカータ
先述のアガベ・パリーの変種である当作。一見、アガベ・パリーによく似ているが、大きな特徴は先端のトゲが曲線になっていること。シルバーブルーの美しいカラーリングと丸みを帯びた幅広い葉がなんともマッチ。関東なら地植えでも越冬できる。
ガレージに映える注目株 !
ヘスペラロエ・フニフェラ
カリフォルニアのモダンな住宅に似合いそうなスタイリッシュな印象。硬くて細長い葉からフィラメントと呼ばれる白い繊維が出ており、これが風に揺れると優雅。メキシコやテキサスが原産地で、暑さにも寒さにも強いのがうれしい。
ユッカ・ロストラータ
西海岸的なドライガーデンを目指すなら、アガベと並んで押さえておきたいのが当種。鋭いシルバーブルーの葉とぼってりとした幹のギャップがたまらなく、強い耐寒性をもつ。地植えすることも可能で、積雪にも強いのだ。
大人気のチタノタは、冬場だと室内に !
アガベ・チタノタ
ここ数年で高騰し、アガベの中でも指折りの人気を誇るチタノタはそこまで寒さに強くないので、屋内にて管理するのがベスト。水や日照を突き詰め、盆栽的な楽しみ方をするフリークが多いので、ガレージには向かない。今は値段も落ち着いたので手が出しやすい。
【DATA】
カルティベートストア
埼玉県鴻巣市屈巣2266
TEL048-594-9871
10時~17時 水曜休(祝日は営業)