江戸川放水路のボートハゼ釣りで15cmヒネハゼ筆頭にマハぜ65尾手中【千葉・大沢遊船所】
東京と千葉の境を流れる江戸川放水路は、川岸にアシなどが生え、自然が残る景観から癒しをもらえるハゼ釣り場。毎年シーズンを迎えると、市川市の大沢遊船所から出舟している。
江戸川放水路でマハゼ釣り
7月6日にトップ60尾超の釣果を聞き、翌7日(日)に釣行した。天気予報を確認すると、昼前後は酷暑ということだったが、雷雨はなさそう。潮回りは大潮で、4時半ごろ満潮、正午前に干潮となる。
船宿に6時半到着。乗船手続きのあと、エサの青イソメを1パック購入して桟橋に向かう。昨年から新しくなった浮き桟橋は、ボートとの高低差がなくなり、乗り降りが楽で安心。
釣果の出ているポイントへ移動
店主から「釣果の出ている東西線鉄橋より上流まで引き舟します」と、先着の3人組と2艇を鉄橋に近い水道管下まで連れて行ってくれた。
彼らは同宿に数十年通う常連。三井さんは長野県から遠征、水上さん兄弟は地元の船橋市在住。京葉道路下の日陰になっている、水深約3mにアンカーを入れた。これからの季節、熱中症を避けるためにも賢い選択だ。
タックル準備
7時に釣り開始。南からの微風で、水色は茶色。夏の東京湾でよく魚が釣れる潮色だった。タックルは別図参照。エサの青イソメは、3~4cmに切って通し刺し。
ボートの縁の左右に竿受けを着けて、2本竿で狙う。川の流れに沿って向きが定まったとき、左右に竿を出していると、水深差約1m違うポイントに仕掛けを入ることができて、ハゼの着き場を探せるメリットがある。
さっそく本命をキャッチ
流心側から、3.5mの竿を入れ、そのあと岸に向いている浅いほうへ、3mの竿を準備していると、早くも先に入れた竿にクンクン、キューンとアタリ。
ボートは微風でも、アンカーを中心に左右に振れるので、置き竿でも十分に広範囲を探ることができ、アタリから自動的にアワセに繋がるようだ。
聞き上げると、1年ぶりの懐かしい引きが伝わる。それを味わいながら、8cmハゼを抜き上げる。
最終釣果
このあと、2本竿ともに次つぎとアタリが出て、1時間で4~10cm30尾。しかし、大潮による干満で水深の変化が大きい。急傾斜地のカケアガリのため、沖にアンカーを入れ替えると、水深が4mを超えた付近からアタリが出なかったり、序盤のペースを維持するのが難しかった。
中盤以降はヒネハゼを狙って移動を繰り返して拾い釣り。13時までに4~15cm35尾を追加。ゆっくり片づけをしていると、引き舟係の人が機械船で迎えに来て、桟橋に接岸。約6時間で4~15cm65尾だった。
今後の見通し
大沢代表からは前日桟橋付近で釣った人はフグが多く苦労していたとの情報があったが、当日の釣り場はまったく掛からず、快適な釣りができた。立秋以降は当歳の良型が多くなるので楽しみだ。
<週刊つりニュース関東版APC・木津光永/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース関東版』2024年7月19日号に掲載された記事を再編集したものになります。