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【Bリーグ】群馬クレインサンダーズは台風の目?ホーム初勝利で攻撃力証明

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五十嵐圭,Ⓒゲッティイメージズ

米国出身4選手と五十嵐圭で充実の布陣

今季B1リーグに初参戦した群馬クレインサンダーズ。宇都宮ブレックスに2連勝する劇的な幕開けを飾ったが、その後5連敗。3勝6敗という勝ち星で最初の1ヶ月を締めくくった。

オフェンスのタレントは申し分ない。アメリカ人のトレイ・ジョーンズとジャスティン・キーナン、帰化選手のマイケル・パーカー、日本国籍を有するアキ・チェンバースという4人の米国出身選手をポイントガードの五十嵐圭が率いる布陣は魅力抜群で、交代選手にも2m17cmでチェコ代表として東京五輪にも出場した超大型のセンター、オンドレイ・バルヴィンを擁し、リバウンドも破壊力抜群だ。

152個というリーグ最悪のターンオーバー数を抱えている点が負けがかさんでいる要因となっているが、この点さえクリアされれば相手チームにとって怖い布陣であることは間違いない。

いまだホームで白星のなかった群馬。名古屋ダイヤモンドドルフィンズを迎えた6日は地元のブースターとともに美酒に酔えるか、リーグ1位の得点力を誇るジョーンズのプレーに期待が集まった。

名古屋D戦第4Qだけでジョーンズが24得点

試合開始早々、キーナンの3ポイントシュート、チェンバースの3ポイントシュートで試合を優位に展開した群馬。しかし途中投入の名古屋D・狩野祐介の3ポイントシュートで逆にリードを奪われ、伊藤達哉、スコット・エサトンのシュートなどで22対29で第1Qを終える。

第2Qに入ると、チェンバースのゴール・ショーが幕を開ける。2連続3ポイントシュート成功を含め、このクォーターだけで14点を獲得。圧倒的なシュート力で一気に点差を詰めた。最後はパーカーのゴール下でのシュートに菅原暉の3ポイントシュートで初めてリードを奪い、51対46で前半戦を終えた。

前半でジョーンズの得点は第1Qに挙げた4点のみ。ポジション的にもシューティングガードを務めていたジョーンズは、自分で点を取るよりもボール配分を心がけているように見えた。前半だけで7アシストを記録し、チームの得点を支えていたジョーンズ。持ち前のオフェンス力を下から支える役割を自ら買って出ていた。

第3Qに入ると試合は一進一退の様相を呈する。群馬も五十嵐、パーカーら自慢の攻撃陣が得点を重ねるが、名古屋Dも須田侑太郎、伊藤の3ポイントシュートで譲らず。群馬も笠井康平の3ポイントシュート2本でなんとか食い下がったが、最後も伊藤、コティ・クラークの得点で締めて終わってみれば71対74。ハイスコアな試合が多い群馬のゲームだが、この一戦も例に漏れず点の取り合いとなった。

第4Qに入ると、試合の景色が一変した。ジョーンズがこれまでの禁欲を終えるかのように得点を量産。パーカーが残り時間3分19秒で得点を入れるまで実に7分近く、群馬の得点はジョーンズの独壇場だった。

ゴール下での得点に3ポイントシュートを重ね、苦し紛れの名古屋Dのファウルに対して、冷静にフリースローを入れ加点。第3Qまでの4得点に対し、第4Qだけでジョーンズの得点は24に上った。これはB1リーグの史上最多記録であり、点取り屋の面目躍如であった。

3Pシュートでアドバンテージ

ジョーンズの活躍に導かれ、101対92と100点ゲームで勝利を挙げた群馬。B1に昇格して初めてホームゲームで勝利することができた。

チームとしては3ポイントシュートが29回の試投で13回の成功、成功率は44.8%に及んだ。3ポイントシュートがこれだけ決まれば自軍の得点も自ずと増えてくるし、対する名古屋Dの3ポイントシュート9回成功に対し12点もアドバンテージを稼いだことになる。

これがほぼ試合の点差になっていることを考えれば、3ポイントシュートの成功率が試合に影響する度合いがわかるというものだ。

勝ち星こそ伸び悩んでいるものの、誰も対戦したがらない群馬の攻撃的ラインナップ。ターンオーバー数を抑えることができれば、今後リーグの台風の目になっていくかもしれない。

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記事:窪島亮

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