指定野菜のニューフェイス「ブロッコリー」おすすめレシピは超簡単ピカタ!
先週、農林水産省がブロッコリーを2026年度から「指定野菜」に加えるというニュースがありましたが、みなさん、「指定野菜」ってご存知でした?
「指定野菜」とは・・・?
「消費量が多く、国民の生活上の重要な野菜」として国が指定している野菜のこと。これまでに、キャベツ、きゅうり、さといも、だいこん、たまねぎ、トマト、なす、にんじん、ねぎ、はくさい、ばれいしょ(じゃがいも)、ピーマン、ほうれんそう、レタスの14品目を定めています。農林水産省によると、「指定野菜」への追加は、1974年に「ばれいしょ」を追加して以来、およそ50年ぶりということです。
なぜ、ブロッコリーが「指定野菜」になったのか?
人口減少を背景に多くの野菜の出荷量が減少しているそうなんですが、ブロッコリーは、栄養が豊富なことなどから、ここ10年で出荷量が3割ほど増えたので、国民生活にとって重要性が増したとして、2026年度から「指定野菜」のひとつに加えることになったそうです。
「指定野菜」になると、安定的に供給できるようになる?
農林水産省によると、指定野菜になると、国の需給ガイドラインに基づいて供給計画を立てるので、計画的な生産・供給につながり、生産者が安定的に供給できるようになるそうです。加えて、価格が大きく下落した際も、国から生産者への補助金も手厚くなるんだそう。これからブロッコリーが食卓に登場する機会も増えるかもしれない!ということで、そんなブロッコリーについて、改めて知っていきましょう!
小笠原さんは、もっぱら、茹でたブロッコリーにマヨネーズをつけて食べているそうですが・・・
今回は、番組月1レギュラー、家庭料理のプロ・料理研究家の浜内千波さんにブロッコリーについていろいろと伺いました!
ブロッコリーの栄養素は「ビタミンCや、たんぱく質、βカロテン」
実は、ブロッコリーは栄養満点なのですが、どんな栄養が含まれているのか浜内先生に伺ったところ・・・ビタミンCや、たんぱく質、βカロテンなどが含まれている!とのこと。
ちなみに、βカロテンとは、緑黄色野菜に多く含まれ、体内でビタミンAに変換され、効果を発揮する栄養成分で、目の健康を保ち、明暗や色を識別する働きをサポートするほか、皮膚や粘膜を健康に保つ働きによって、細菌の感染を防ぐ効果が高まるといわれています。
ブロッコリーを調理する際のお悩み「洗い方」「茎の使い方」
ブロッコリーの洗い方!浜内先生によると・・・花蕾、つまり、「つぼみ」のほうを下に、茎を上にして洗います。油分があるので、花蕾を上にして洗うと水を弾いてしまいます。とのこと。また、ブロッコリーの茎の部分は、茎の部分は実はとても甘いので、捨てないで表面の皮をむいて、花蕾と同じように使ってもらえます。とのこと。
ここまでで、「指定野菜」に加わることになったブロッコリーの基礎知識がわかったところで、実際にどんなレシピがオススメなのか、浜内先生に伺いました!
「ブロッコリーの簡単ピカタ!」
そもそも、「ピカタ」とは・・・
イタリア料理の一つで、肉や魚に下味をつけて、溶き卵を絡めて焼いたもの。「ピッカータ」とも呼ばれているそうです。
<作り方>
まず、ブロッコリー1個分を一口大に切り、フライパンに油を一緒に入れてこんがりと焼き、塩、胡椒をします。
続いて、卵2個に塩少々をして溶き、こんがりしたブロッコリー目がけて卵を回し入れ、卵が固まるまでじっと待てば、簡単ピカタになります!卵に粉チーズなどを混ぜても、とても美味しく仕上がります!!
スー・小笠原「美味しい!美味しい!!朝ごはんにもおすすめ!!」
浜内先生によると、ブロッコリーは加熱してもビタミンCが失われにくく、βカロテンは油とも相性抜群!こんがりと焼くと甘みがとても増します。とのこと!「指定野菜」に加わることでブロッコリーが食卓に登場する機会も増えるかもしれません。そんなときに今日ご紹介したレシピなど参考にしてみてはいかがでしょうか?