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ヴィシャス・ルーマーズ:ジェフ&ガナー2023来日インタビュー

YOUNG

ガナー・デュグレイ&ジェフ・ソープ

昨年11月末、実に16年以上振りに日本再上陸を果たし、12月頭にかけて東京・大阪にて3公演を行なったUSパワー・メタルの雄:ヴィシャス・ルーマーズ(以下VR)。熱狂渦巻くライヴ・レポートに続いて、来日インタビューをここにお届け! 東京公演2日目のリハ後、開演までの慌ただしい時間を縫って取材に応じてくれたのは、勿論ジェフ・ソープ&ガナー・デュグレイだ。親子ぐらい年の離れた2人だが、チームとしての結束、また相性の良さは、インタビュー中の様子からもひしひしと伝わってきた。

ライヴと同様に取材現場でも熱さ全開だったジェフにも注目だが、ガナーは今回が初取材ということで、そのバイオグラフィやバックグラウンドにもグググっと迫ってみよう…!!

昔の仲間とリユニオンを果たすのも良いじゃないか(ジェフ)

YG:(11月29日の)初日公演を終えていかがですか? ガナーは初めての日本だと思いますが、日本のオーディエンスについては事前に何かイメージを持っていましたか?

ガナー・デュグレイ:イエスでもあり、ノーでもある。日本については色んな人から話を聞かされてきたけど、昨晩のオーディエンスは最高だったな! ダイ・ハードなファンが沢山集まってくれたし。まさに期待通りだったよ。

ジェフ・ソープ:みんな曲に合わせて歌ってくれて、拳を突き上げていたな。とても素晴らしかった!

ガナー:あと驚いたのが、街中がとてもきれいだったこと。俺はオレゴン州ポートランドの出身だけど、あそことは大違いでさ…(笑)。

ジェフ:確かに、こんなにもクリーンな大都市は他にないな。世界一だよ。そもそもゴミが見当たらない。本当に素晴らしいね。

Geoff Thorpe (pic: Takumi Nakajima)

YG:現在のツアーは主に初期4作からの楽曲をプレイしていますが、ガナーは覚えるのが大変だったのでは? ヴィニー・ムーアとマーク・マクギーのプレイを習得するのも並大抵のことではないでしょうし。

ガナー:これまた、イエスでもあり、ノーでもある。ただ、イングヴェイ(マルムスティーン)が大好きだから、ネオ・クラシカルなシュレッドはガキの頃からみっちり練習してきた。VR在籍時のヴィニーのスタイルって、イングヴェイに通じるところがあるよね? だから、問題なく対応出来たよ。でも、マークはまた違っていて、ユニークなスタイルの持ち主だ。色々とクールな、自分だったら考えつかないようなプレイが沢山あって、彼のソロを学ぶのは楽しかったな。自分のスタイルと違っていたからコピーは大変だったけど、やりがいがあった。個人的に、過小評価されているギタリストのひとりだと思う。

ともあれどちらのプレイも、なるべくアルバムの本人のソロに近付けるよう、頑張って習得したよ。結果的に、マークのプレイも自分のスタイルに落とし込めることが出来たしね。

YG:ギター・ソロは1音1音コピーしたのですか? ある程度は自分の色も加えていますか?

ガナー:大半は原曲に近付けているよ。「これはクールだ!」と思うソロは、オリジナルに忠実に1音1音コピーしていったんだ。ただその一方で、自分流にインプロヴァイズするソロもある。中には、ライヴ・ヴァージョンだと少しアレンジが変わっている曲もあったから、その場合は自分の個性をちょっと出すようにした。まぁでも、全体としてはかなり忠実に弾いているよ。

ジェフ:そこはファンも喜んでくれていると思う。ガナーはクラシックなVRのサウンドを甦らせてくれているんだ。ブランドに忠実であろうとしてくれている。あと、ブライアン(アレン)はカール・アルバート以来、バンドに最もフィットしているシンガーだと思っていてね。だから、彼が戻ってきてくれて嬉しいよ。きっと、ファンも同じ気持ちじゃないかな。

マークに関しては、ガナーも言うように本当に過小評価されているよね。俺にとって彼は、いつだって偉大なギタリストのひとりなんだ。ガナーがこのバンドに加わってくれて、マークに肉薄したプレイをしてくれるだけでなくヴィニーに寄り添うこともあるなんて、感動モノだよ。若造よ、よくやった!!(笑)

ガナー:まぁね!(笑)

YG:特に難しかった曲を挙げるとすれば?

ガナー:「Blitz The World」(1985年『SOLDIERS OF THE NIGHT』収録)だな。長いソロでメチャクチャ速くて、弾いているとまるで腕が燃え上がってしまうようだ(笑)。他の曲もそれぞれにチャレンジングで、中には自分の理解が及ばない曲もあった。そういう場合は、自分が弾き易いように手を加えて対処したりもしたよ。

Gunner Dügray (Pic: Takumi Nakajima)

ジェフ:実はさ、ヴィニー・ムーアと再び一緒にやる可能性が出てきてね。まだ確定ではなく、ずっと話し合いを続けているような感じなんだけど、来年(2024年)はビッグなツアーが待ち受けているから、何か出来るかもしれない。あ…“再び一緒に”とはいっても、別にヴィニーの再加入というワケじゃなくて、ガナーもいるステージにジョイントし、一緒にプレイするという意味だよ。実現するとイイな…と思ってるんだ。

何しろ、ヴィニーとは一度もライヴをやったことがないんでね。彼がバンドに加わり、アルバム(『SOLDIERS OF THE NIGHT』)を作って、そのあとはパーティをやっただけだった。そう、’85年に米カリフォルニアのサンタ・ローザでクレイジーに騒いだだけだったよ。メチャクチャ楽しかったけどさ(笑)。程なくソロ・キャリアを選んだヴィニーは、早々にバンドを離れてしまった。でも、彼とまた一緒にやれたら…と思う。VRには色々なメンバーが入れ替わり立ち代わりしてきたけど、それって大きなファミリーといった感じで、歴代メンバーの98%とは未だに良好な関係を保っている。

いや…イヤなヤツだっていたよ。名前は挙げないけどね(笑)。ともあれ、いずれマークとも、特別な機会を設けて一緒にやろうということになっているし、同じように、ヴィニーともスペシャルなイベントが出来たらイイな。実現したら、そんなに素晴らしいことはないよ。VRには長い歴史があって、ここまで長く活動を続けてこられたんだから、昔の仲間とリユニオンを果たし、ゲストとしてプレイしてもらうのも良いじゃないか。ライヴを観にきたファンも喜んでくれるだろうし。

実際、フェスティヴァルに出演した時にケータリング・ルームで回りを見渡したら、元ドラマーのウィル(キャロル)がデス・エンジェルで来ていたり、元シンガーのジェイムズ・リヴェラがヘルスターでいたり、他にも元ギタリストのアイラ・ブラックがサヴァタージなどでやってるクリス・キャファリーといたり、はたまた元ベーシストのスティーヴン・グッドウィンがいたり…といったことがしょっちゅうある。この(2023年)夏もベルギーの“Alcatraz”フェスティヴァルで、元ギタリストのスティーヴ・スマイスと共演したんだ。セットの最後に「Don’t Wait For Me」(1992年『WELCOME TO THE BALL』収録)を演奏する時は、よくゲストを招いているからね。

VRに関わった連中を全員ステージに上げてみたら、ギターが4人、ドラマーが2人、シンガーも2人…なんてことだってあったよ(笑)。ソロ・パートではまず俺がバッキングを弾き、残りの3人がソロを弾きまくる。とんでもなくクレイジーな音の壁になっていて、俺はバッキングをやりながら笑うしかなかったね。そして、最後に俺がソロを弾く番になると、18本の弦によるバッキング・ギターが俺を支えていてくれる…という。あの時は、マジ図太いサウンドになっていたなぁ。あと…そういえば、今年(2023年)は、ドイツの“Headbangers Open Air”でアイラ・ブラックや、スティーヴンとも久々に一緒にプレイしたんだっけ。

YG:“Headbangers Open Air”には2日間出演して、スティーヴンが客演した日は元ギタリストのキヨシ・モーガンも一緒だったのでは?

ジェフ:ああ、そうだった! あれは楽しかったな。アイラとはその2日後に共演したんだけど、そこには彼の息子:アイラ・ジュニアもいてさ。彼もギタリストで、親父そっくりに育っていた。赤ん坊の頃から知っているから、ギターの腕前が大したモノで驚いたよ。あの時も超絶楽しかった。俺はこのバンドの過去、現在、未来を祝したいんだ。こんなにも楽しく、ハッピーに、長きに亘って活動してこられるなんて、俺って本当にラッキーなヤツだと思う。勿論、まだ終わりは見えていないし、今後も頑張っていくけどね!

ブライアンが俺のことをジェフに話してくれた(ガナー)

YG:ではここで、改めてガナーに基本的なことを伺います。まずは、ギターを始めた年齢とキッカケから。

ガナー:ギターを始めたのは9歳。(2023年11月)現在24歳で、あと1ヵ月ほどで25歳になるから、ギターを弾き続けてもう16年ぐらいになる。父親がミュージシャンで、VRのような’80sメタルのバンドでシンガーを務めていたし、お爺ちゃんも’50年代にテキサスでカントリー・ミュージシャンをやっていたから、ずっと音楽に囲まれて育ったんだ。ギターを始めた頃はパンテラがお気に入りで、最も影響を受けたギタリストはダイムバッグ・ダレルかもしれないな。

YG:レッスンを受けたことは?

ガナー:最初は独学だった。知りたいことが出てきたら、その都度学んでいく…という感じだったな。基本的には、好きな曲を弾くことで色々身につけていったんだ。でもここ2年ぐらいは──ちょうどコロナ禍の2年間だね──ザ・フェイスレスのウェス・ハウクに教わっている。彼から理論なども学んだよ。

YG:ダイム以外に影響を受けたギタリストというと?

ガナー:プロテスト・ザ・ヒーローが好きで、よく聴いていたんだ。だから、ティム・ミラーとルーク・ホスキンかな。それと、ガスリー・ゴーヴァンも大好きだ。挙げていくと、きっとキリがなくなるよ。あらゆるジャンルの音楽を聴きまくっているから。カントリー・ギタリストのジョニー・ハイランドには、ハイブリッド・ピッキングで大きく影響された。カントリーだと、あとジェリー・リードも好きだね。

YG:1998年生まれだと、世代的には’80年代のメタル・サウンドなんて“時代遅れ”との認識だったのでは…?

ガナー:確かに、最初に組んだバンドはデス・メタルだったな。でも、’80年代のメタルはずっと好きなんだ。そういう環境で育ったというのもあるし。実は、ブライアンとはご近所さんでね。彼がVRから離れていた時に出会ったんだけど、俺の親父と仲良くなって、それでVRとのつながりが出来たんだ。その後2017年に当時のギタリスト:セーン・ラスムッセンが辞めた時、ブライアンが俺のことをジェフに話してくれた。当時はまだ18歳だったんだよ。

YG:ブライアンから18歳のギタリストを紹介された時、ジェフは「若過ぎる!」と思いませんでしたか?

ジェフ:最初はそう思ったさ。40年もキャリアのあるバンドに10代の子を入れるなんて…ってね。でも俺は、年齢よりもミュージシャンとしての才能を重視したい。実際のところ、彼のプレイを聴いたり観たりして「これは試す価値アリだな」と思ったよ。すると、すぐに打ち解けて仲良くなったんだ。若くしてチャンスを掴むべき人間はいる。ガナーはガキの頃からギターの練習に時間を費やし、18歳でもうかなりのスゴ腕になっていた。「コイツは凄いぞ!」となったね。

それどころか、その後さらに良くなっていったし。あと…まさか、こんなにも長くバンドにいてくれるとは。今じゃ世界中を一緒にツアーして廻っているよ。俺は人柄で選びたいんだ。バンド加入に際してはただプレイが上手いだけじゃダメで、共にツアーという長旅に出るワケだし、人付き合いがどうなのかも重要となる。バンドとしてケミストリーが生まれるには、沢山の要素が関係してくるからな。その点、ガナーにはすべてが備わっていた。現在ではとてもソリッドなチームになっているよ。

YG:ジェフとしては、初めて一緒にプレイした時からすぐしっくりきた…と?

ジェフ:ああ。彼はすっかり準備を整えていたからな。俺は、物事を真剣に捉えていないヤツとは一緒に仕事したくないんだ。そんなのは時間の無駄だから。長年バンド活動を続けてきたから、人を見る目はあると思う。そいつが本気でやる気になっているか、それともロクでもない動機でやっているのか、それが見抜けるんだ。その点、ガナーの本気度は本物だったし、何より本人がそれを証明して見せた。それなら、あとは実績を重ねていくだけさ。

コロナ禍を経た2022年、俺達はツアーをやる機会に全く恵まれず、ラリー(ハウ:dr)と「VRももう終わりかな…」なんて言い合っていたんだ。しかし、生きて息をしているうちは、活動を止めるワケにはいかない。すると、しばらくしたら次から次に色々なことが決まっていった。結果、今年(2023年)は過去最高に忙しい年になったよ。アメリカ・ツアーをやって、フルのヨーロッパ・ツアーをやって、ここ日本で締め括る…なんて最高だね。本当に素晴らしい年になった。おかげでバンド内にも、どんどん力が甦り漲ってきたんだ。

YG:VRはいつも長期のツアーを行ないますが、ガナーは弱冠18歳ですぐに馴染めましたか?

ガナー:問題なかったよ。12歳の頃からギグを始めていたし、ショウの経験は積んでいたから。

ジェフ:確か、ガナーが加入して間もなく、ドイツの“Bang Your Head!!!”フェスに出たんだよな。あれが加入後3〜4回目のショウだったと思う。

ガナー:うん。あれはクールだったな。あの規模のショウは初めてだったし、そもそもアメリカ国外での演奏自体、それが初体験だったけど、現地に着いてプレイしてみたら「わりとすぐ慣れるんだな…」と(笑)。それ以来素晴らしい体験を重ねてきているよ。いや、“Bang Your Head!!!”は最も大きなショウのひとつだったから、なかなか非現実的なことをしているな…と思ってはいた。だって、高校を卒業してひと月かそこらでドイツへ飛んで、2万人の観客を前にプレイしたワケだから。でも、信じられないような出来事であると同時に凄くエキサイティングでもあったね。

YG:ちなみに、ガナーは以前7弦を弾いていましたが、今は6弦のみ…?

ガナー:確かに、ずっと7弦を使っていたよ。いや、元々デス・メタルをやっていたから実は8弦がメインだったんだ。要は多弦ギターに慣れていた。ただ、VRでは7弦がしっくりくると思い、そこからは7弦を弾くようになったのさ。ところがコロナ禍になってギグが減り、ツアーにも出られなくなったため、地元で時々カントリーをプレイしたりしていてさ。それが1年半ぐらい続いたのかな? その際ずっと6弦を弾いていたんで、今年(2023年)に入ってまたVRでライヴをやることになった時、久々に7弦を手に取ったらどうも違和感アリアリで…(苦笑)。だったら6弦でやってみようか…と思ったというワケ。

勿論今も7弦ギターは持っていて、それもお気に入りではあるよ。ただ、今は6弦の方がしっくり馴染んでいる。今回日本にも持ってきたVシェイプは、今年ツアーを再開するに当たり、ディーンが俺のために…と用意してくれたんだ。素晴らしいギターで、とても気に入っているよ。

ジェフ:それを踏まえて、俺は今後は弦4本だけにしようと思っているんだ。その方が圧倒的にシンプルだろ? そして、ガナーには8弦ギターを弾いてもらう。いやいや…冗談だよ、冗談!(笑)

YG:それはそれで観てみたい気もしますが(笑)。ところで、次のアルバムにはもう取り掛かっていますか?

ジェフ:ああ、勿論さ! しばらくツアー三昧だったんで、2020年発表の前作『CELEBRATION DECAY』からちょっと時間が掛かっているけどね。俺達はライヴ・バンドだ。ツアーがなかったら、とっくにニュー・アルバムは完成していたんじゃない? 既にリフはいっぱいあるし、それらは曲になりつつある。今のところ、明確に“いつ”とは言えないけど、間違いなく新作はリリースされるよ。

YG:ガナーも曲作りを?

ガナー:うん。前作でも2曲書いたし、使わなかったリフがあちこちに残っているよ。ジェフと一緒に書いている新曲もある。ただ、それぞれ住んでいる州が違うから行ったり来たりが大変なんだ。まぁ、自分だけでも進めているし、それはジェフも同じだろう。2人で一緒に書き始めるとすぐに良い流れになって、トントン拍子に進んでいくに違いない。

ジェフ:ああ、きっとそうなるな。

ガナー:その時を楽しみにしているよ。前作は2020年の半ばという微妙な時期にリリースされた。せっかく自分が初参加したアルバムだったのに、コロナ禍でツアーもろくに出来なくて、あの時はガッカリしたね…。

ジェフ:確かにあの時は、アルバムを作っても全くライヴを行なうことが出来なくて、凄く残念だったな。とても奇妙な時期だった…。パンデミックの真っ最中ということで、またツアーが出来るようになるまでアルバム発表を先延ばしにするバンドも沢山いたし。俺達としても、ツアーに出られないことは分かっていたけど、せめてアルバムでも出さないと──何かやらなくちゃ…と思ったんだ。アルバムさえ作ればレビューを書いてもらえるだろうし、バンドの動きが見せられると考えたのさ。実際、何もやらないよりはずっとマシだ。それで「やろう」と動いたんだよ。

まぁ、次作もそう遠くない時期に出せるさ。きっと、とてつもないアルバムになる…!

ガナー:そうそう! 次作はジェフと一緒に書いた曲をすぐにライヴで披露出来るだろうから、観客からどんなリアクションがあるのか、今からメチャクチャ楽しみだよ。

ジェフ:あと、ヤング・ギターの読者諸君には、続けること、あきらめないことの大切さを伝えておきたいな。信じていることがあるのなら、心血を注いで全力で取り組んでくれ。誰かに「お前に何が出来るんだ?」なんて言わせないためにもね。何故なら、君なら出来る…からさ。みんなにはその価値があるんだ!

YG:ガナーからも、“若いギタリスト(Young Guitar)”代表としてひと言お願いします。

ガナー:そうだな…(笑)、俺からは、ずっと以前にギターの先生が言っていた言葉を贈りたい。それは「優れたミュージシャンはでっかい耳を持っている」だ。つまり、良いミュージシャンたるもの、常に色々な音楽に耳を傾けていろ…ということさ。この言葉は、俺の心に突き刺さったよ。実際俺はありとあらゆる音楽が好きで、出来る限り枝葉を広げて様々な音楽に触れることが重要だと思っている。そして、楽しむこと。ギターを学ぶ上で、それが一番大事だね。音楽でもアートでも、自分を喜ばせるためにやっているんだからな。好きでないことを無理矢理やったり、つまらないと感じているエクササイズを繰り返したりしても、そんなの長くは続かないよ。楽しんで、クリエイティヴになれることが最も大切だと思うな。

ジェフ:あと、日本のファンに改めて言いたい──今回の来日ツアーは初日から素晴らしかったよ! 日本は本当に最高で、オーディエンスのみんなから歓迎されていると感じられたし、特別な経験が出来たよ。だから、次の日本公演までにあまり大きなギャップを作りたくないんだ。来年また戻って来られるよう、俺達も頑張る。みんな、ありがとう! 次は15年も16年も待たせたりはしないから…!!

Pic: Yuzi Okumura

(L.to R.)Larry Howe(dr) Geoff Thorpe(g vo) Brian Allen(vo) Gunnar DüGrey(g) Robin Utbult(b) Pic: Takumi Nakajima

(インタビュー&ライヴ写真:奥村裕司 Yuzi Okumura オフ写真提供:Chrosh Bookings(*pix by Takumi Nakajima))

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