「夫にイライラしたとき」に感情をぶつけない“5つのコツ”
心理カウンセラーのyoshikoです。「夫にイライラして感情をぶつけてしまう」「要望や気持ちをうまく伝える方法が知りたい」と悩んでいませんか? 感情をぶつけても解決できず、かえってモヤモヤしてしまう人も少なくないはず。今回は、夫への不満が増える原因と、感情をぶつけずに伝える方法をご紹介します。
夫への小さな不満が増える3つの原因
慌ただしい日々を過ごす中、夫に対する小さな不満を感じている方も少なくないでしょう。まずは夫に対して不満が増えていく原因を知って、対策につなげていきませんか。
家事や育児への非協力的な姿勢
自分ばかりが動いていると感じ始めると、心に余裕がなくなっていきます。私も「気づいてよ」「やってよ」と思う日が続いて、夫に対してイライラした時期がありました。夫がすでにしてくれていることに感謝しつつ、本当にしてほしいことを具体的にお願いしてみましょう。
生活習慣のズボラさ
脱ぎっぱなしや出しっぱなしなどの細かい癖は、見るたびにイライラしてしまいがち。同じことが繰り返されると、「またか」と疲れて信頼や期待がなくなる原因にもなります。モノの置き場所や手順を一緒に決めて、壁や引き出しに分かりやすく貼り出すなど、仕組みを作ってみましょう。
感謝やねぎらいの言葉の不足
してくれたことが当たり前になると、感謝の気持ちが減るため不満が生じやすくなります。家の中で会話が少ないと、空気が悪くなるだけでなく気持ちが沈みやすくなります。お互いに努力している部分に目を向けて、短くても感謝を口にする習慣を取り戻していきましょう。
夫に感情をぶつけずに伝える5つの方法
イライラするのは悪いことではありません。ここからは、感情をぶつけずに伝える方法をご紹介します。できそうな方法から取り入れてみてください。
夫婦で話す場を作る
じっくり話したい日は、時間と場所を先に決めておきましょう。「今夜10分だけ話そう」と決めておけば、子どもがいないタイミングを選んで夫婦だけの時間が確保できるはずです。温かい飲み物と一緒に、落ち着いて夫婦で向き合ってみましょう。
冷静になって気持ちを言葉にする
イライラが強いときは、一度ゆっくり深呼吸して余白を作りましょう。落ち着いたら、ノートやメモに「どうしてイライラしていたか」書き出します。あえて感情を書き出したり言葉にしたりする行為は、頭と心をスッキリさせるのにおすすめです。
責めずに要望として伝える
つい「なんでやってくれないの?」と、攻める言い方をしていませんか? してほしいことがあるときは、深呼吸して「8時までにゴミを出してくれると嬉しい」のように、具体的にお願いしてみましょう。「ゴミ出しありがとう」の言葉もお忘れなく。
イライラを抑えて丁寧に話す
イライラしているときこそ、話すときの声の高さや大きさ、話すスピードに気をつけましょう。なるべく分かりやすく優しい言葉で、短く伝えるのがポイントです。
相手の理解を確かめながら話す
一方通行で話を進めてしまうと、気持ちはすれ違ったままです。「ここまでの話でどう思う?」「分かりにくい部分あった?」と聞くだけでも、相手を思いやる気持ちは伝わります。お互いが納得できる伝え方で話してみましょう。
夫にイライラしても、感情をそのままぶつけない工夫を続けると、心の余裕が少しずつ戻ってきます。相手への思いやりを大切にしながら、お互いに優しくいられる関係を育てていきましょう。
yoshiko/メンタル心理カウンセラー・チャイルドカウンセラー