Yahoo! JAPAN

介護リフォームを行う場所5選 | 補助金の活用やポイントも解説

リブタイムズ

介護リフォームを行う場所5選 | 補助金の活用やポイントも解説

介護リフォームについてご検討中ですか?

介護リフォームは、高齢者や要介護者が自宅で住み続けるために有効な方法です。

しかし、介護リフォームを行う際には介護保険制度や補助金について理解し、リフォームする場所の選定やポイントを押さえる必要があります。

この記事では、介護リフォームの基本や介護保険制度・補助金に関する情報、リフォームの場所や押さえるべきポイントについて解説します。

これから介護リフォームをお考えの方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

介護リフォームについて

まずは介護リフォームの基本を押さえましょう。

介護リフォームとは


介護リフォームとは、高齢者や介護が必要な方が自宅で生活し続けられるように行うリフォームのことです。

高齢者や要介護の方が生活する場所には、見守りつきで安心な有料老人ホームなどの介護施設があります。一方、住み慣れた自宅で生活し続けたいという方は多く、その場合に有効な手段が介護リフォームです。

介護リフォームが必要な理由

介護リフォームを行う理由は、高齢者や要介護者が自宅に住み続けられるようにするためだけではありません。

介護リフォームは、家事や自力歩行など、自宅にて自分でできることは自分で行うことにより、高齢者などの生活の質を保つことにもつながります。これは要介護状態が進むのを防ぐためにも効果的です。

また、自宅介護を行う側にとっても、介護リフォームは介護しやすい環境が整うというメリットがあります。

介護リフォームを行う場所5選

介護リフォームを行うと良い5つの場所をご紹介します。

玄関

リフォームを行うと良い場所の1つが玄関です。

玄関前や玄関内の段差部分に手すりを設置したり、段差をスロープにして車イスで移動できるようにしたりします。

玄関での体の負担を減らすことで、外出する機会が減るのを防ぐ効果も得られるでしょう。

階段

階段も、介護リフォームを行うと良い場所の1つです。

自分の足で階段の昇降ができる場合には手すりの設置、自力昇降が困難な方や車イス生活の方にはリフトの設置が考えられます。

階段の昇り降りは体への負担が大きいため、ひとりひとりの状態に応じた介護リフォームが必要です。

浴室

浴室も、介護リフォームを行うと良い場所です。

風呂場内への移動や、浴槽内に入る動作をサポートする手すりを設置します。

浴室の介護リフォームにより、自力もしくは簡単な介助のみで自宅での入浴ができるでしょう。湯船に浸かることができるのも、生活の質を維持するためには重要です。

トイレ

トイレも介護リフォームがおすすめな場所です。

具体的には便器の洋式化や、便座の立ち座りを助ける手すりの設置が挙げられます。また、トイレのスペースは狭いことが多いため、手すりの設置などの介護リフォームにより介助者にとっても少ない力でサポートできるようになるでしょう。

洗面所

介護リフォームする場所として、洗面所も挙げられます。

車イスで使用できるように洗面台の高さを調節したり、既存の洗面台が使いやすいように手すりを設置したりするリフォームが考えられるでしょう。

介護リフォームに関する制度や補助金

介護リフォームを行う際には、介護保険や補助金制度についてしっかり理解し、申請漏れなどがないように注意しましょう。

介護保険の住宅改修

介護リフォームを行う場合には、介護保険を活用してリフォーム代の自己負担額を減らせます。

具体的には、以下のような介護に関する改修が対象です。

・手すりの取りつけ・段差の解消・床や通路面の材質変更(滑りの防止や移動をスムーズにするため)・扉の取り替え(引き戸など)・便器の取り替え(洋式便器など)・上記のような住宅改修にともなって必要になる改修

介護保険の住宅改修の対象になるのは、自宅で生活している介護認定を受けている人です。

利用を検討する場合には、ケアマネージャーに相談してみましょう。

自治体の補助金・助成金

介護保険の住宅改修のほか、介護リフォームに対して補助金・助成金を設けている自治体もあります。

自治体ごとに補助金・助成金の有無や内容に違いがあるため、お住まいの自治体ホームページなどで詳細確認するのをおすすめします。

介護リフォームを行うときのポイント3つ

介護リフォームを行うときには、以下の3つのポイントを押さえると良いでしょう。

・必要なリフォームの範囲を厳選する・補助金などの対象を確認する・実績豊富な業者に依頼する

それぞれくわしく解説します。

ポイント1.必要なリフォームの範囲を厳選する

ポイントの1つ目は、必要なリフォームの範囲を厳選することです。必要以上にリフォームを行うと、逆に使いにくくなったり、まったく使わない設備が生じたりします。

たとえば、階段にリフトを設置しても操作が面倒で使わなくなった、ということもあり得ます。

介護リフォームを行う場合には、高齢者などにとって本当に必要なリフォームなのかを十分に検討しておきましょう。

ポイント2.補助金などの対象を確認する

介護リフォームを行う際には、補助金などの対象を確認しましょう。介護保険の住宅改修や各自治体の補助金・助成金では対応できないリフォーム内容もあるのです。

どこまで補助金などが使えるのか、持ち出しはどの程度必要なのか、リフォームの検討段階で確認しておきましょう。

ポイント3.実績豊富な業者に依頼する

ポイントの3つ目は、実績豊富な業者に依頼することです。介護リフォームの実績が十分にある業者に依頼することで、トラブルのリスクも減らせます。

実績やスキルのある業者を選ぶときには「福祉住環境コーディネーター」などの専門資格の保有状況も参考にすると良いでしょう。

細かい要望にも柔軟に対応してくれる実績豊富な業者に依頼して、生活の質を高める介護リフォームを行いましょう。

まとめ:介護リフォームは補助金などを活用できる | 安全・安心な生活環境を整えよう

この記事では、介護リフォームの基本や介護保険制度・補助金に関する情報、リフォームの場所や押さえるべきポイントについて解説しました。

介護リフォームは、高齢者などが自宅で生活を続けられるために効果的な選択肢です。また、介護保険制度や自治体の補助金などを活用することで、自己負担を減らしてリフォームが行えます。

自宅のどの場所をリフォームすれば生活し続けられるのか、どのような補助金が使えるのかを検討段階から確認し、安全・安心な生活環境を整えましょう。

【関連記事】

おすすめの記事