新潟県内の雪による人的被害は今冬合計51人に パイプハウスの被害や雪崩の報告も
新潟県庁(2022年12月撮影)
新潟県が1月28日、同日13時時点の県内における雪の被害状況を発表した。
今回の集計により、今冬の雪による県内での死者は2人、重傷者は20人、軽傷者は29人で、人的被害の合計は51人となった。このうち雪下ろしなどの除雪作業中の事故が32人、除雪機事故によるものが16人、疾患発症を含むその他が3人だった。なお、死傷者のうち34人が65歳以上だった。
また、新発田市では育苗・栽培のためのパイプハウス13棟が一部損傷、十日町市でも同じくパイプハウス1棟の一部損傷が報告されている。南魚沼市ではパイプハウスおよびしいたけ菌床1棟が一部損傷した。
魚沼市では、1カ所で雪崩を確認。国道252号へ流出したが、人的被害はなかった。村上市では、県施設の森林研究所が倒木などによって電力線などが一部損傷した。
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