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南伊勢エリアのイカダでファミリーフィッシング【三重】多彩な魚がヒットして五目釣り達成!

TSURINEWS

五目達成(提供:週刊つりニュース中部版APC・戸松慶輔)

9月7日、三重県・南伊勢町にイカダ五目釣りに家族で出かけた様子をレポートしたい。最近「釣れるとうれしい」と釣りが好きになってきた妻にイカダ五目釣りの様子を話したところ「私も行きたい!」と言いだしたため急きょ決定した。行き先は日乃出屋。今回は父親と妻、娘と4人で釣行。午前5時に到着し、4人ということで大きめのイカダのアソダに渡してもらった。

日乃出屋でイカダ釣り

まずはアオリイカの可能性を信じて父親がエギングを開始。妻と娘はサビキをしてもらう。

その間にマルキユーの速釣ダンゴをポイントに入れて場を作っていくが、朝イチのチャンスタイムなのにサビキに寄ってくる魚の気配が全くない。アオリイカを狙う父も同様にアタリがないようだ。

そこで、妻はカワハギの胴つき仕掛けにオキアミ、娘はマイクロジグのルアーフィッシングに仕掛けをチェンジした。

最初に反応が出たのは妻の胴つき仕掛けだ。底からオモリをわずかに切って待っていると明確な食いアタリ。

ダンゴにしっかり寄ってきているようで、ここからフグやベラ、ヘダイ、クロサギ、小ダイなどが連発してあっという間に五目達成。

ベテランにとっては外道でも、初心者には反応があるだけでうれしいらしい。本音はアジが釣りたいようだが、釣れないものは仕方がない。

あっという間に五目達成(提供:週刊つりニュース中部版APC・戸松慶輔)

23cmオオモンハタ登場

その横でなかなか反応がなかった娘だったが、ジャクソンの鉄PANバイブ7gをボトムまで落として速めのリトリーブで巻いてくると、サオ先がグンと引き込まれるようなアタリでヒット。「きたー!」という声とともに上がってきたのは23cmほどのオオモンハタだ。高級魚の登場に大歓喜。

その後もアタリがなければルアーをチェンジして諦めずにキャストを続け、今度はジャックアイクネクネ7gで一回り大きいオオモンハタを連続でゲットした。

ここまで良いところがなかった父もマイクロジグに変えて狙っていたが、孫にあっさりと先を越されてしまった。どうしても釣りたい父は娘とタックルごとチェンジ。

再開すると、なんとこれまで反応がなかった父のジグにヒット。釣ったのはまたも娘で、同型のオオモンハタに得意顔だ。

ルアーでオオモンハタ(提供:週刊つりニュース中部版APC・戸松慶輔)

22cmカワハギ顔見せ

釣れたのなんのとワイワイやっている父と娘とは対象的に、淡々とオキアミで魚を上げていた妻が大きくサオを曲げた。またフグだろうと見ていると「なんか大きい!」と非常事態宣言。慌ててタモを持って駆け寄ると、水面から姿を現したのは良型のカワハギだ。22cmに本人も周りも大興奮。

胴つきにカワハギ(提供:週刊つりニュース中部版APC・戸松慶輔)

青物はラインブレイク

そこからしばらくすると魚っ気がなくなってしまった。午前11時を過ぎ、帰りの運転もあるためイカダの上で昼寝をしていると、諦めずにルアーを投げていた父にラストチャンスのビッグヒット!

しかし、強烈な引きでイカダの下に一気に突っ込まれてしまい、なすすべなくラインブレイク。

おそらく何度もマイクロジグにチェイスしていた青物だが、残念ながらキャッチできずに終了の時間となった。夕方まで粘るのも体力が続かないので、正午に迎えに来てもらい納竿した。

本命のアオリイカとアジは釣れなかったが、ベラやヘダイ、オオモンハタなど五目釣りならではのいろいろな魚を上げることができて楽しんでくれたようだ。エスコートしたこちらもひと安心。

アオリイカも五目もシーズンイン

おかみさんに他のイカダの様子を聞くと、アオリイカを4匹ゲットした人もいるらしく、秋のアオリイカシーズンスタートを予感させてくれた。

アオリイカも五目もこれから楽しいシーズンとなる。南伊勢にはたくさんイカダが浮かんでいるので、ぜひともイカダ釣りを楽しんでみてほしい。

ベラ、ヘダイ、オオモンハタなど五目達成(提供:週刊つりニュース中部版APC・戸松慶輔)

<週刊つりニュース中部版APC・戸松慶輔/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース中部版』2025年9月26日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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