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【専門家が解説】紅茶の種類まとめ!産地ごとの特徴や選び方も

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【専門家が解説】紅茶の種類まとめ!産地ごとの特徴や選び方も

紅茶の主な種類と特徴

紅茶は産地や製法、香りの付け方によっていくつかのタイプに分けられます。ここでは代表的な分類と特徴を紹介します。

産地・茶園の紅茶「シングルオリジン」

ダージリンやアッサム、ウバなど、単一の産地や茶園の茶葉から作られた紅茶です。

産地ごとの気候や土壌、品種の違いが風味に表れやすく、それぞれの個性を楽しめるのが魅力。紅茶本来の味や香りの違いをじっくり楽しみたい方にもおすすめです。

複数の産地や茶葉を掛け合わせた「ブレンドティー」

ブレンドティーは、異なる産地や茶園など、複数の茶葉を掛け合わせて作られた紅茶の総称です。

イングリッシュブレックファストやアフタヌーンティーなどが代表的で、配合や味わいの設計はメーカーごとに異なります。茶葉それぞれの個性を活かして作られており、バランスの取れた味わいや安定した風味を楽しめます。

華やかな香りが特徴「フレーバードティー」

フレーバードティーとは、紅茶にフルーツや花などの香りを加えたもの。定番のアールグレイやアップルティーをはじめ、フルーツ系や花、スパイスなどバリエーションが豊富なのも魅力です。

香りを楽しみたい方に特におすすめで、気分転換したいときやリラックスタイムにぴったりです。

【産地別】代表的な紅茶の種類と味の特徴

紅茶は産地ごとの気候や風土によって、香りや味わいにさまざまな個性が生まれます。ここでは、代表的な紅茶の種類と、それぞれの味わいの特徴を紹介します。

インド産の紅茶

インドは世界有数の紅茶生産国で、産地によって香りや味わいが大きく異なります。北インドのダージリンやアッサム、南インドのニルギリなどが有名で、それぞれ個性的な風味を楽しめるのが魅力です。

ダージリン

ダージリンは、インド北東部のダージリン地方で生産される紅茶のこと。世界三大銘茶のひとつに数えられる、特に有名な紅茶です。華やかで繊細な香りと、キレのよい渋みが特徴です。

主な旬は年に3回で、春摘み(ファーストフラッシュ)はみずみずしく爽やか、夏摘み(セカンドフラッシュ)は芳醇な香りと豊かな風味、秋摘み(オータムナル)はまろやかな味わいを楽しめます。アッサム

アッサムは、インド北東部にあるアッサム地方で収穫される紅茶の総称。濃厚なコクとまろやかな甘み、深い赤褐色の水色(すいしょく)が特徴で、特にミルクティーとの相性の良さで知られています。

なかでも夏に収穫される「セカンドフラッシュ」は、アッサムらしい甘くふくよかな味わいを楽しめます。ニルギリ

南インドのニルギリ地方で生産されるニルギリは、渋みが少なく、軽やかでマイルドな味わいが特徴。ストレートやレモンティーに向いています。

特に早春に収穫される旬のニルギリは、レモンやミントを思わせる爽やかな香りを楽しめることでも人気です。

スリランカ産の紅茶

スリランカ産の紅茶は、「セイロンティー」として親しまれています。標高や気候の違いによって風味が大きく異なり、それぞれ個性的な味わいです。

ヌワラエリア

ヌワラエリアは、スリランカ中部のヌワラエリア地方で生産される紅茶です。スリランカでもっとも標高の高い産地として知られ、明るい水色と爽やかな渋み、若葉のようなみずみずしい香りが特徴。

繊細で上品な風味が魅力で、ストレートで楽しむのに向いています。ウバ

ウバは、スリランカ南東部のウバ地方で生産される紅茶です。世界三大銘茶のひとつに数えられ、キレのある渋みと爽やかな香り、美しい赤色の水色が特徴。

通常期はコクもありミルクティーにも向きますが、旬の時期にはメンソールを思わせる爽快な香りを楽しめ、ストレートでもおいしく飲めます。ディンブラ

ディンブラは、スリランカ中西部のディンブラ地方で生産される紅茶です。ほどよい渋みとやわらかな香り、バランスの良い味わいが魅力。

クセが少なく飲みやすいため、ストレートティーからミルクティー、レモンティーまで幅広く活躍します。アイスティーにしても濁りにくく、日常使いにもおすすめの紅茶です。キャンディ

キャンディは、スリランカ中部のキャンディ地方で生産される紅茶です。渋みが穏やかで飲みやすく、やさしいコクと紅茶らしい風味を楽しめるのが特徴。

クセが少ないため紅茶初心者の方向きで、ストレートはもちろんミルクティーやアレンジティーにも幅広く利用されています。ルフナ

ルフナは、スリランカ南部のルフナ地方で生産される紅茶です。標高の低い地域で栽培され、濃い赤褐色の水色と力強いコクを楽しめます。

飲みごたえのある味わいでミルクにも負けにくいため、ミルクティーやチャイにもよく合います。

中国産の紅茶

中国は「紅茶発祥の地」とされており、古くからさまざまな紅茶が生産されてきました。中国紅茶は産地や製法による個性が豊かで、華やかな香りを持つものから、スモーキーな風味を楽しめるものまでさまざまです。

キーモン(祁門紅茶)

中国安徽省で生産される代表的な紅茶です。世界三大銘茶のひとつにも数えられ、華やかで上品な香りが特徴。

茶葉によってはほのかなスモーキーさを感じることもありますが、上質なものは花や蜜を思わせる繊細な香りと優雅な余韻を楽しめます。雲南紅茶

雲南紅茶は、プーアル茶の生産地としても有名な中国雲南省で作られる紅茶です。まろやかなコクと自然な甘みが特徴で、渋みは比較的少なめ。銘柄によっては、はちみつを思わせる甘い香りや豊かな風味を楽しめます。

飲みやすく親しみやすい味わいで、ストレートティーにも向いています。ラプサンスーチョン

ラプサンスーチョンは、松の木で燻して仕上げる製法で知られる、中国を代表する個性派の紅茶。

独特のスモーキーな香りするので好みが分かれることもありますが、世界中にファンがいる紅茶ですよ。チーズや肉料理との相性も良好です。

そのほかの地域の紅茶

インドやスリランカ、中国以外にも世界各地で紅茶が生産されています。ここでは、そのほかの地域の紅茶を紹介します。

ジャワ(インドネシア)

インドネシアのジャワ島で生産される紅茶です。抽出される紅茶の色は明るいオレンジ色。クセが少なく、軽やかですっきりとした味わいが特徴です。

ブレンド用として利用されることも多く、飲みやすさに定評があります。ケニア(ケニア)

ケニアは、アフリカを代表する紅茶生産国のひとつ。ティーバッグの紅茶にブレンドされていることも多く、実はとても身近な存在です。

明るい赤褐色の水色とほどよいコク、シャープな味わいが特徴。ストレート、ミルクティー、アレンジティーにもよく合う、オールマイティーな紅茶です。

【フレーバー・ブレンド別】定番の紅茶の種類

産地ごとの個性を楽しむ紅茶がある一方で、香り付けやブレンドによって生まれた紅茶も人気です。ここでは、代表的なフレーバードティー・ブレンドティーを紹介します。

アールグレイ

アールグレイはフレーバードティーの一種で、ベルガモットで香りづけした紅茶のこと。華やかな柑橘の香りが特徴です。ベースとなる茶葉はさまざまで、使われる茶葉によって味わいも異なります。

軽やかなタイプはストレートやアイスティーに、コクのあるタイプはミルクティーにするなど、幅広い楽しみ方ができるのも魅力です。

イングリッシュブレックファスト

イングリッシュブレックファストは、イギリスで親しまれている代表的なブレンドティー。使用する茶葉や配合はメーカーによって異なりますが、一般的にはアッサムやセイロンなどをベースにした、しっかりとしたコクのある味わいが多く見られます。ミルクティーとの相性も良好です。

アフタヌーンティー

アフタヌーンティーもよく流通するブレンドのひとつ。午後のティータイムをイメージして作られていることが多いです。ブレンド内容に明確な決まりはなく、メーカーごとに個性があります。

比較的やわらかな味わいや華やかな香りを楽しめるものが多く、ケーキや焼き菓子と一緒に楽しまれています。

紅茶の「グレード(等級)」とは?茶葉の大きさや形状の違いを解説

紅茶は仕上げの工程でふるいにかけられ、茶葉の形状や大きさによってグレード(等級)に分類されます。ただし、グレードは品質の良し悪しを表すものではありません。

どのグレードが優れているというわけではなく、ストレートティーやミルクティーなどの飲み方や、好みの渋み・コクに合わせて選ぶのがおすすめです。

OP(オレンジペコー)

OP(オレンジペコー)は、比較的長く整った茶葉を指すグレードです。細長い形状が特徴で、抽出はゆっくりめ。明るい水色に仕上がることが多く、茶葉本来の香りや風味を楽しみやすいとされています。ストレートティーに向いていますよ。

P(ペコー)

P(ペコー)は、OP(オレンジペコー)よりやや短めの茶葉を指すグレードです。茶葉は比較的しっかりとした形状で、水色はOPよりやや濃くなる傾向があります。産地やメーカーによって味わいは異なりますが、比較的すっきりとした飲み口を楽しめる等級です。

BOP(ブロークンオレンジペコー)

BOP(ブロークンオレンジペコー)は、OPを細かくした茶葉を指すグレードです。茶葉が小さいため抽出しやすく、濃い水色でしっかりとした味わいになりやすいのが特徴。香りや風味も出やすく、ストレートティーはもちろん、ミルクティーにもよく利用されています。

BOPF(ブロークンオレンジペコーファニングス)

BOPF(ブロークンオレンジペコーファニングス)は、BOPよりさらに細かい茶葉を指すグレードです。短時間で濃く抽出しやすく、水色も濃くなりやすいのが特徴。ティーバッグにもよく使われており、しっかりとした味わいを楽しめるため、ミルクティー向きの製品にも多く利用されています。

D(ダスト)

D(ダスト)は、粉末状に近い非常に細かな茶葉を指すグレードです。短い抽出時間でも、濃くしっかりとした味わいになるのが特徴で、ティーバッグ用の紅茶にもよく利用されています。名前から低品質な印象を持たれがちですが、品質を表すものではなく、茶葉の大きさを示す分類のひとつです。

CTC(製法)

CTCはグレードではなく、紅茶の製法の一種。「Crush(つぶす)」「Tear(裂く)」「Curl(丸める)」の略で、茶葉を細かく加工しながら作られます。

短時間の抽出が可能で、濃く力強い味わいになりやすいです。ティーバッグ用の紅茶やミルクティー向けの紅茶、マサラチャイなどによく使われています。

【飲み方・シーン別】あなたにぴったりな紅茶の選び方

紅茶選びに迷ったら、飲み方や楽しみたいシーンから選んでみるのもおすすめです。自分好みの一杯を見つける参考にしてみてください。

飲み方で選ぶ

ストレートで飲みたいのか、ミルクティーで飲みたいのかを決めると、好みの紅茶を選びやすくなります。ストレートで楽しみたいなら、ダージリンやキーモンなど香りを楽しめる紅茶がおすすめ。ミルクティーならコクのあるアッサムやルフナは好相性、レモンティーなら、爽やかな香りのニルギリはよく合います。

茶葉の形状や製法で選ぶなら、ストレートには比較的大きな茶葉のタイプ、ミルクティーにはしっかり抽出できるBOPやCTC製法の紅茶などが向いています。

スイーツや食事との相性で選ぶ

紅茶はスイーツや食事との相性で選ぶのもひとつ。味わいのバランスを意識すると、選びやすくなります。華やかな香りのダージリンなら軽めのスイーツと好相性。スコーンやチョコレートなど濃厚なお菓子には、アッサムやウバなどコクのある紅茶がよく合います。

フレーバードティーなら、スイーツや食事と香りの系統を合わせるのもおすすめです。柑橘系の香りにはレモンやオレンジを使ったお菓子、ベリー系の香りにはフルーツ系のスイーツなどを合わせると、より一体感のある味わいを楽しめますよ。

時間帯で選ぶ

飲む時間帯やシーンに合わせて紅茶を選ぶのも楽しみ方のひとつです。朝食と一緒に楽しむならイングリッシュブレックファストなど、コクのあるブレンドティーが人気。

午後はスイーツとともに好みの紅茶を味わったり、リラックスタイムにはアールグレイなど香り豊かなフレーバードティーを選んだりするのもおすすめです。夜に飲む場合は、カフェインレスタイプを選ぶと取り入れやすいでしょう。

種類ごとの特徴を知って、お気に入りの紅茶を見つけよう!

紅茶の種類や特徴を知ると、飲み方や好みに合わせて選びやすくなります。まずは定番の紅茶から試し、産地やブレンドによる香りや味わいの違いを楽しみながら、自分だけのお気に入りの一杯を見つけてみてください。

※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

ライター:秋山 ちとせ(ティータイムコンサルタント/webライター)

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