発想の転換! QRコードでホームドアの開閉制御、特急車両でも JR東海が5月上旬から金山駅で実証実験
JR東海は2025年5月上旬から、金山駅の中央本線上りホーム(2番線)でQRコードを利用したホームドアの開閉システム改良に向けた実証試験を行います。315系のほか、383系特急列車の一部も対象です。
【参考】車両の客室窓に貼ったQRコードを読み取ってホームドア開閉、JR東海が金山駅で実証実験(※2020年11月掲載)
https://tetsudo-ch.com/10923041.html
車両扉にQRコードを貼り付け、それをQR検知用カメラに読み取らせることでホームドアの開閉を行う――現在のシステムでは、両扉のQRコードの相対距離でドアの開閉を検知しています。しかしながら1枚扉の特急車両の場合は、車両扉が動いたのか車両が移動したのか判別ができません。
そこで、QRコードを車体にも貼り付け、ドアのQRコードとの相対距離でドアの開閉を検知するようシステムを改良。これなら1枚扉の特急列車でも両開きの普通列車でも対応できます。
車両扉へのQRコードの貼り付けは、4月21日から順次実施。5月からの試験では、降雨や太陽光の反射など様々な屋外環境におけるQR検知用カメラの検知機能の確認、QR検知用カメラの適切な配置台数や位置の確認などを行うということです。
(イメージ画像:JR東海)