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豪快!「寮めし」動画で北海道・江別の学生寮が注目…なぜ人気?経営者の思い

Sitakke

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「学生寮」というと多くの人たちとの共同生活やきびしい規則や門限…などのイメージを持つ人もいるかもしれませんが、今、SNS上でとても注目されている学生寮が北海道内にあります。

豪快に立ち上がる炎。豚肉を湯がいて手際よくキャベツを炒めると、ホイコーローの完成です!

今、SNSで豪快な寮の食事=「寮めし」が話題の学生寮が、北海道江別市にあります。

JR大麻駅のすぐそばにある拓北寮。
近隣の4つの大学や高校に通うおよそ160名が暮らす学生寮です。

厨房で大きな鍋で腕を振るっているのはこの拓北寮を経営する長瀬祥治さんです。

不動産会社の社員として勤めた後、オーストラリアで料理人として働いていました。
しかし、父親の病気をきっかけに、40年あまり続く実家の拓北寮を継ぐため帰国しました。

以来10年以上…。「当初はぶつかることもあった」という母と二人三脚で寮を切り盛りしています。

この日のメニューは「とうもろこしごはん」。

炒ったとうもろこしをしょうゆで味付けし、炊きあがったご飯にバターとともに混ぜ合わせます。

最後に足したのはとうもろこしの「ひげ根」。甘みがあっておいしいんだそうです。

料理は手作りにこだわり、味が優しくメニューが豊富なことが自慢。

2年前にSNSで「寮めし」の発信を始めたところ、160人分という豪快さがウケて、再生回数が最も多い動画は「120万回超え」です。

動画撮影に奮闘するあまり「油の中にiPhoneが落ちたことは何回もあるんです」と長瀬さんは笑います。

地元の野菜がたっぷりなんです!

動画配信には長瀬さんのある思いが隠されていました。

「どういうふうに作っているのかを親御さんに見せることが最初の目的。料理を作っている姿を映した方が安心していただけるかなと思った」

使う野菜は、長瀬さんが知り合いの江別市内の農家から直接仕入れています。
こうして地元の食材にこだわっていることもあり、5月からは、週に1回、近所の幼稚園の給食づくりの依頼が舞い込んできました。

「江別市の幼稚園全部やってやろうかな」と長瀬さんはまた笑います。

また、大麻地区は学生街にも関わらす、実はカフェがありませんでした。

そこで長瀬さん、1年前に学生寮の一角に「cafe&bar大麻」もオープン。
今では地元の人たちの憩いの場になっています。

そんな息子の姿に母は「よくやっていると思う、やりたいと思ったことはどんどんやってほしい」と目を細めます。

うまいメシが魅力の学生寮。
これに今どきのSNSを掛け合わせることで地元、江別市の未来を耕そうとしています。

文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2024年7月22日)の情報に基づきます。

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