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ショッピングモールでウォーキング

TBSラジオ

お盆休み中も暑い日が続いていますが、炎天下を避けながら運動しよう!ということで、ショッピングモール内でウォーキングする人が増えているようです。

モール内を買い物ついでにウォーキング

イオンモールの販売促進部、竹田 忍さんに聞きました。

イオンモール・販売促進部 竹田 忍さん

イオンモール館内にウォーキングコースを設定しております。

我々の「イオンモールアプリ」っていう独自のアプリがありまして、コースを体験するみたいなボタンがありますので、そうすると歩数を計測始めるんですよね。

1階から2階に行く。2階を回って、また今度2階から3階に行くとか。別にトラックを3周して1.2キロですっていうことだと、歩かないといけないっていう義務感にかられますけれど、商業施設であればあの先に何かお店あったなとか、あっちの店も気になるなと思って視点がいろんなところに行くので、何かやらされてるかもないですし、自然に歩けてる感じはしますね。

ウォーキングの格好されて歩いてる方がいらっしゃいますんで、スキーのノルディックの棒を持って歩いてる方とかもいらっしゃいますんで、この方は歩いてるなっていうのは、特に平日はよく見かけます。

イオンモールに、ウォーキングコースがあるんです。

買い物するだけもいい運動になりますが、全国142施設のイオンモールでは、ウォーキングコースを設定。床にラインなどは引いていませんが、一定間隔ごとに「ここはコースです」という表示があって、それを頼りに歩いていくと、自然とコースを歩けます。

実際に、「イオンモール 多摩平の森店(日野市)」に行ってきました。

<イオンモール 多摩平の森店(日野市)※JR中央線 豊田駅>

<店内にはところどころ、ウォーキングコースの目印がありました>

1階から3階まで、階段も使いながらぐるっと回るルートを歩いてみると、トータル2500歩ほど(1キロ~2キロのコース)。厚生労働省が一日に推奨している目標歩数「8000歩」の3分の1ぐらいが、イオンモールウォーキングでまかなえました。

<イオンモールアプリ>

さらに、専用アプリ「イオンモールアプリ」を起動して歩くと、歩数に応じてポイントが当たる「くじ」も引くことができます。

取り組みを開始した2017年以降、徐々に広まっていて、現在は一日10万人が、アプリを起動して歩いているということでした。

できるだけ日陰の多いルートがわかる

たしかに、お買い物ついでにウォーキングできるのは一石二鳥ですが、一方で屋外であっても、なるべく涼しい道を探せるアプリも登場しています。ナビタイムジャパンの、髙橋 雅士さんに聞きました。

ナビタイムジャパン・髙橋 雅士さん

弊社で「ALKOO by NAVITIME」というウォーキングに適したアプリを提供しております。

その中の一機能として、「日陰優先ルート」という機能を提供しておりまして、なるべく目的地まで日陰を多く通って涼しく歩いていただくというコンセプトのアプリをご提供しております。

現在地が「表参道」だとして、「赤坂駅」まで歩きたいとなった場合に、「赤坂駅」まで行く道が時間ごとに日陰が変わると思うので、例えば12時の段階では「この歩道は左側を歩いてください」となっているとして、13時、14時になるとまた日陰が変わってくるので、逆側の歩道を歩いてくださいっていうように、歩道レベルでルートが変わってきます。

ナビタイムは、電車の乗り換え案内などを提供している会社ですが、日陰の位置がリアルタイムでわかるスマホアプリ「ALKOO by NAVITIME」を提供しています。(全国対応・無料)

まず、アプリを開くと、グーグルマップのように地図が表示されて、建造物の高さと、時間ごとの太陽の高さなどから、どこが日陰になるかを計算。日陰を優先したルートを表示してくれます。

<ALKOO by NAVITIME。この時間の日陰の部分が、地図上に薄暗く表示されています>

<アプリ上の日陰と、実際の日陰を見比べてみました。建物のカーブの部分など、非常に精度が高いのがわかります>

しかも、「このルートは90%日陰だけど、ちょっと遠回りで10分かかります」とか、「このルートは60%しか日陰がないけど、5分で到着します」というように、いくつか提案してくれるため、多少遠回りでも直射日光を避けたいというときに、便利です。

<ルートの選択肢がいくつか表示され、それぞれの「日陰率」もわかります>

最近のバージョンアップでは、「並木道」を表示できる機能も追加。「ここに木陰がありそうだ」というのも、地図上でわかります。

日陰のある駐車場を探せる

さらにナビタイムでは、今年、徒歩のルートだけでなく、車のドライバーに嬉しいサービスも始めています。

ナビタイムジャパン・髙橋 雅士さん

「日陰駐車場マップ」という機能を、7月にリリースいたしました。

こちらもスマートフォンのアプリになっておりまして、なるべく停める駐車場が日陰なのかどうかっていうのを視覚的に見られるようにした機能になってます。

停める時間の日陰はもちろん表示はされていまして、そこから未来の時間に対して、ボタンで表示を切り替えながら確認ができるので、停める時間から戻ってくる時間までを見ることで、ずっと日陰かどうかっていうのを確認できます。

やっぱり車を停める帰ってきて、車を開けたときにもわっとして、もう2、3分乗れない。広い駐車場でも屋根がある部分が人気だったりとか、木陰の部分が人気だったりとかするので、穴場を探せる。

今まであんまり停められていなかった駐車場が、常に日陰だってことが気づかれて、利用数が増えるとかは今後出てくるのかなとは思います。

こちらは先ほどとは別のスマホアプリで、「NAVITIMEドライブサポーター」というもの(無料)。屋外の駐車場だけでなく、立体駐車場や地下駐車場も表示され、日差しを考慮して駐車場を探せます。

まだまだ東京は最高気温35度と暑くなりそうですが、屋内でも屋外でも熱中症対策しながら、夏を乗り切りましょう。

(TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」取材:田中ひとみ)

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