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手に負えない“問題児”だった野良犬、救助犬の訓練で才能開花 ハンドラーも「相応しいと95%確信」(英)

Techinsight

災害救助犬としての活躍が期待される元野良犬(画像は『The Mirror 2021年11月25日付「Stray Labrador deemed “rude and stubborn” becomes expert fire service search dog」(Image: ECFRS)』のスクリーンショット)

イギリスで保護されたある野良犬は「やんちゃでしつけができず、社交性もなく頑固」と言われるほど“問題児”扱いされていた。ところが救助犬としてのテストを受けると、見事な才能を発揮し「この犬のクローンが欲しい」と言われるほどの活躍を見せたのだ。現在は救助犬としてトレーニングを受けているこの元野良犬について、『Mirror』などが伝えている。

英エセックスの消防隊「Essex County Fire and Rescue Service」で救助犬のハンドラーとして活躍するグラハム・カリーさん(Graham Currie)が新たな救助犬候補を探していた時、ラブラドール・レトリバーの野良犬“ベイリー(Bailey)”の話を耳にした。

レスターシャー州ラフバラーにある犬の福祉慈善団体「ドッグ・トラスト(Dogs Trust)」に保護されていたベイリーの性格は、スタッフから“やんちゃでしつけができず、社交性もなく頑固”と表現されており、少なくとも魅力的な犬ではなかった。

グラハムさんは「ラブラドール・レトリバーは食べ物に対して貪欲なところがあるので、ベイリーを連れて帰るのは抵抗がありました。スプリンガーやコッカー、スプロッカー・スパニエルの雌犬ならそれほど頑固ではなくしつけやすいので、当初はこれらの犬を探していたんです」と当時を振り返っており、ベイリーを迎えることにあまり乗り気ではなかったという。

とりあえず試しにテニスボールに興味を示すかというテストを行ってみると、隣に置かれたご飯の山には見向きもせずにボールを取りに行ったそうだ。他の犬や人間に対して攻撃的でもないベイリーを見たグラハムさんは、救助犬としての適性があるかもしれないと感じ、まずは6週間のテスト期間としてベイリーを連れて帰ることに決めた。

保護されていた施設ではスタッフから散々な言われようだったベイリーだが、救助犬としてのトレーニングを開始するとその才能が開花し始めた。

「ベイリーを迎えてから3日目で、ベイリーこそ新しい救助犬として相応しいと95%確信しました。車庫にいた時、棚の上にあったラグビーボールを取ることができるまでベイリーは諦めなかったんです。このような強い決意が救助犬には必要なのです。」

グラハムさんのお墨付きを得て、ベイリーは7日間にわたる救助犬の正式なトレーニングを受けることになった。トレーニング中には国や警察の審査員が厳しく目を光らせていたが、ベイリーは存分に捜索・救助活動の才能を発揮した。

「瓦礫の中に隠したテニスボールを、怖がることなく探すことができるかという訓練を行いました。ベイリーの動きはこれまで見た中で最も探索犬として自然なものでした。まるで山に棲むヤギのようでしたよ! 何事にも動じず、恐怖心もありませんでした。」

見事な動きを見せたベイリーには、関係者から「もしこの犬のクローンを作ることができるのなら、全ての問題が解決するだろうね」と絶賛の声があがったという。

現在生後18か月のベイリーは、活躍中のコッカー・スパニエル“ジャーヴィス(Jarvis、8)”が引退した後を継ぐ救助犬としてトレーニングを続けている。通常は救助犬のトレーニングに1年半~3年ほどかかると言われるが、ベイリーは早ければ来年4月には本格的に救助活動に参加するそうだ。

ベイリーを保護していたドッグ・トラストのスタッフで福祉政策コーディネーターを務めるルイーズ・クロフォードさん(Louise Crawford)は「ベイリーは素晴らしい仕事ぶりを発揮しており、グラハムさんに本当の家族のように愛されています。そんなベイリーに、私たちは喜びと誇りを感じています」とベイリーの活躍に笑顔を見せた。

画像は『The Mirror 2021年11月25日付「Stray Labrador deemed “rude and stubborn” becomes expert fire service search dog」(Image: ECFRS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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