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【コラム】池袋から歩いていける樹齢600年のイチョウが凄かった / 写真に収まらないデカさに感じる体験の大切さ

ロケットニュース24

世界の絶景も一生に一度の体験もネットを開けば転がってる時代。なんとなく「そういうの知ってる」と体験した気になりがちだけど、画像や動画で切り取れない情報っていっぱいあると思う。

例えば、先日池袋周辺を散策していた時のこと。東口にあるジュンク堂書店の奥を歩いていると小路があった。石造りの細い道。すれ違う2人でいっぱいくらいの幅だけど、ずーっと奥まで続いてる。そこで歩いていってみたところ……

【画像】イチョウの木があったのはここ

・樹齢600年以上のイチョウ

もの凄く大きいイチョウの木があった。敷地の限界まで引いて撮っても全景が収まらない。それもそのはず、立て看板によると、イチョウの幹周は8メートルで樹高は30メートル以上、樹齢は600年以上でいまだに成長力を維持してるらしい。

見上げると太陽すら覆わんと茂る枝と葉。よくわかんないけどその迫力に唾を飲みこんでしまった。全景が収まったところでこの迫力と雄大さは伝えられないと思う。池袋駅から散歩がてら歩けるような距離にこんな木があったとは。

別の看板によると、東京都指定天然記念物で、応永年間(1394~1428年)に植えられたと伝えられる伝説のイチョウらしい。

・時空の駄菓子屋

そのイチョウがあったのは「雑司ヶ谷鬼子母神」という寺の庭で、木の脇をふと見ると、オーソドックスすぎる駄菓子屋が佇んでいた。大都会の池袋駅前からちょっと歩いただけという実感が、どこか化かされているような感覚を強調する。眩しい太陽の光が白昼夢みたいだ。

並んでる品も、「これ今でも流通してるんだ」と思うようなものばかり。まるで時空の駄菓子屋である。そんな駄菓子屋『上川口屋』は看板によると1781年創業らしい。

・感動を発見する

つまり創業245年。木も歴史なら駄菓子屋も歴史。記念にシガレット型のラムネ「オリオン ミニビタCシガレット」を買ってみた。子供の頃、ルパンが吸ってるタバコに憧れて買っていたことを思い出す。まさしく、「これ今でも流通してるんだ」と思った一品だ。

なお、価格は44円であった。和アニメみたいな世界観をしみじみと味わえたにしては圧倒的に安上がり。もし、海外の『夏目友人帳』ファンがここに来たら感動するのではないだろうか。

池袋に6年くらい住んでたけど目からウロコだったこのスポット。きっと「池袋に住んでてこんなに有名な場所のこと知らなかったのかよ!」と思う人もいるだろう。

でも、それがネット。近くても情報の海に埋もれたら遠い。重ね重ね、池袋から歩いて来られる距離にこんな場所があったとは。また1つ、知った気になっていたことを分からされた。木だけに。

参考リンク:雑司ヶ谷 鬼子母神
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

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