【散歩プレイリスト】MOODMAN~東京郊外チル散歩
音楽好きは散歩好き。……ということで、各ジャンルで活躍中の音楽の“達人”たちに、「散歩」のイメージにぴったりの楽曲をセレクトしてもらいました。いつもと違う音楽さんぽを楽しみましょう♪今回はMOODMANさんの散歩プレイリスト「東京郊外チル散歩」をご紹介します。
MOODMAN
DJ・クリエーティブディレクター
東京生まれ。ムード音楽育ち。80年代末から毎週どこかのクラブやフェスでDJをしている。レコードと絵葉書と散歩が好き。ときどき釣り。神保町のリスニング空間『肆』の音響設計を担当。町工場レーベル「INDUSTRIAL JP」などもぜひ。
「黄色い巨人」浅野達彦
巨人になってひたすら島を散歩する名作ゲーム『巨人のドシン』のサウンドトラックから。アルバム丸ごと散歩に良いです。
「come here go there」レイ・ハラカミ
名作『[lust]』からの一曲。ジャケットの写真のように、この曲を聴くと散歩で出会ったなんでもない風景が特別な風景に。
「Beautiful Japanese Song」Thrushez
季節の変わり目、特に春と秋の散歩によく聴く作品です。移ろいゆく風景にずっと身を置いていたくなる良質なディープハウス。
「米 Mi」7FO
エキゾチックな郊外の街を散歩するときに心地よい楽曲。ホーチミンにてフォー散歩をしたときにずっとループしてました。
「Direction Tokyo」Gyoza District
駅アナウンスから始まるアンビエント。フィールドレコーディングを違った風景で聴くのも面白い体験です。フランス人アーティストの作品です。
「City Creatures」U-zhaan&BIGYUKI
トワイライトタイムに街の灯りを眺めながら、商業的な街並みと住宅街の境目を歩くときにときめく音。静かに息づく街を感じます。
「ルパン三世 – 愛のテーマ(インスト・バージョン)」大野雄二
古典ですが、黄昏時の郊外散歩にピッタリの曲。いろいろな記憶が都市の風景と重なって、ときに切なく響きます。
「都会の生活」如月小春
如月小春さんのアルバム『Neo-Plant』は、80年代のウォーターフロントのイメージ。湾岸沿いの散歩でヘビロテしています。
「FISHING」清水靖晃
散歩釣りのアンセムです。水面が火の光を浴びながら揺らぐ感じ。何かが起こるのをじっと待つ感じ。何も起こらなくても可。
「行ってきます」ゴンチチ
ゴンチチといえば散歩の定番ですが、その中でもこの曲。初めて降りたった駅でこの曲を聴くといつ何時でも足取りが軽くなります。
MOODMANの「散歩と音楽」とは?
Q.1 散歩をするのはどんなときですか?
時間が空いたら、突発的に散歩します。知らない駅で降りて、自由に歩き回ります。
Q.2 好きな街や道はありますか?
郊外を散歩するのが好きです。いつも、ハーフカメラを持ち歩いています。川沿い、海沿いを歩く際は、コンパクトな竿と簡単な仕掛けを持ち歩きます。
Q.3 プレイリストのコンセプトを教えてください!
散歩をするときはインストを聞くことが多いです。その都市の騒音に合うインストを選んで、小さい音でミックスしていく感じです。今回は、和もののハウス、テクノ、アンビエントを中心に、東京郊外をゆっくり散歩するときに心地よいインストを選びました。
構成=さんたつ編集部
『散歩の達人』2025年10月号より