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犬が辛いと感じる『NG行為』4選 ついやってない?愛犬を苦しめている意外な行動とは

わんちゃんホンポ

犬が辛いと感じる「NG行為」とは?

どんなに犬のことを理解しているつもりでも、愛犬のことが大好き過ぎるあまり、つい過剰な行為をしてしまうことがあります。なかには、良かれと思った行為が、実は愛犬にとって(辛い…早くやめて…)と感じさせている可能性も。

そこで今回は、犬が辛いと感じる「NG行為」について解説します。無意識にやってしまっているNG行為がないか、この機会にぜひ一度確認してみてくださいね。

1.強く抱きしめる

愛犬を見ると可愛くてギュッと抱きしめたくなるときもあると思います。

しかし、犬は体を拘束されることに抵抗を感じる生き物なのです。身動きが取れない状態が続くと、大きなストレスを感じます。ハグが親愛を示す表現となるのは、残念ながら人間だけです。

そのため、愛犬をギュッと強い力で長時間抱きしめることは控えてください。愛犬と信頼関係が築けており、なおかつ嫌がらないのであれば、優しくハグすることは構いません。しかし、わたしたちと感じ方が違うということは念頭に置いてくださいね。

2.家族間での喧嘩

家族で喧嘩しているとき、愛犬はどのような行動をとりますか。部屋の隅へ移動したり、まるで仲裁するかのように間に入る犬もいます。どんな行動をとるにせよ、間違いなく愛犬のストレスとなります。

「何を言っているかは分からないはずだし…」と思われるかもしれませんが、犬はとても敏感で繊細な生き物です。家族のイライラした様子は確実に伝わります。

愛犬の前では、できるだけ家族間の喧嘩は控えるようにしてください。

犬は飼い主さんの感情に共感するといわれています。イライラした雰囲気だけではなく、不安や緊張、焦りなど負の感情を持つと、愛犬も同じような気持ちを抱いてしまいます。笑顔で穏やかに過ごすことを心がけてください。

3.犬がストレスを感じる住環境

人間の暮らしの中で一緒に生活するようになった犬にとって、住環境は大きなポイントです。

ただし、人にとっては問題ないと思える住環境でも、犬にとっては辛いと感じてしまう場合があります。

犬がストレスを感じてしまう代表的な住環境は以下の通りです。

✔滑りやすいフローリングの床
✔物が散乱しており不衛生
✔温度湿度が適切ではない
✔芳香剤や柔軟剤、たばこなどの人工的なにおい

フローリングは犬の足腰や関節に相当の負担がかかり、関節炎やヘルニアを患う危険性も高まってしまいます。また、掃除が行き届かず不衛生だと、ホコリやダニ、舞い散る愛犬の被毛によって人も犬もアレルギーを発症してしまうことも。

温度や湿度が犬にとっての適温ではないと、居心地の悪さはもちろん、極度の暑さや寒さで体調不良になることもあります。犬は嗅覚がかなり優れているため、過度の人工的なにおいは辛いと感じる原因となります。

4.長時間の写真撮影

昨今のSNS普及により、愛犬の写真や動画をアップする飼い主さんも増えてきました。

しかし、愛犬のことを思うならば手放しで推奨はできません。そもそも、犬はカメラレンズやフラッシュが苦手でストレスを感じます。多少の慣れはあるとは思いますが、長時間撮影することは控えましょう。

また、居心地の悪い姿勢をキープさせたり、洋服や装飾品も無理強いはしないようにしてください。写真や動画の撮影をする際は、愛犬の様子を注意深く見ながら短時間で行うことを心がけてください。

犬が心地よく過ごせるポイントとは?

ここまでは犬が辛いと感じるNG行為をご紹介しました。

では、犬にとって心地よく過ごせるポイントや、飼い主さんとして知っておいてほしいことは何でしょうか。

✔散歩や遊ぶ時間を増やす
✔スキンシップを増やす
✔犬の習性を理解する
✔犬の気持ちを尊重する

まずは犬のストレスや不満を減らしてあげることです。日ごろからストレスフリーで過ごしていれば、少々苦手なことがあっても受け流すことができます。わたしたちと同じですね。

そのためには、散歩や遊ぶ時間、スキンシップを積極的に増やしてください。体を動かすことで心地よい疲労感と充足感を得られます。犬は飼い主さんに触れられることが大好きな生き物です。優しく撫でながら話しかけ、愛犬の心を満たしてあげましょう。

さらに大切なことは、犬の習性を理解することです。犬には、野生で暮らしていた頃からの本能は今でもしっかりと残っています。犬が辛いと感じることは何なのかを学び、コミュニケーションの取り方や住環境改善に生かしてください。

すべてにおいて犬の気持ちを尊重してあげることも必要なポイントです。愛犬の個性や性格をきちんと理解し、常に寄り添った対応ができるように心がけましょう。

まとめ

犬が辛いと感じてしまう「NG行為」に、思い当たることがあったかもしれません。もしそうならば、すぐに行動を改め、改善するようにしてください。

飼い主さんが変われば、愛犬も必ずや気づいてくれるはずです。今よりももっと幸せに暮らすためにも、愛犬の気持ちを思いやって過ごしてくださいね。


(獣医師監修:後藤マチ子)

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