Seagleam Coffee Kamakura Roastery&Stand (シーグリーム コーヒー カマクラ ロースタリー&スタンド)
鎌倉駅から徒歩約7分、落ち着いた雰囲気が漂う大町エリアにある「Seagleam Coffee Kamakura Roastery&Stand」。
こちらは、国道134号線の小坪トンネル手前、材木座の鎌倉マリーナ内にある人気カフェ「Seagleam Coffee Kamakura」の焙煎所兼コーヒースタンドとして2024年4月にオープンしました。
お話を伺ったのは、材木座と大町の2店舗をひとりで切り盛りするオーナーの池永弘さん。鎌倉で育った池永さんは、30年以上の東京での会社員生活を経て、今や鎌倉の人気ハンバーガー店となった「ROOFTOPS」の立ち上げを経験後、2020年に材木座で「Seagleam Coffee Kamakura」をオープンされたそうです。
「Seagleam」の名に込めた思いとオーストラリア文化への憧れ
店名の「Seagleam(シーグリーム)」は、“光る”を意味する「gleam」に由来しています。
材木座の店舗が和賀江嶋のそばにあり、そのあたりはキラキラと輝く海がとても美しいことから、この名前が生まれたそうです。
店頭に並ぶプロダクトはオーストラリアのものが中心です。
「海とコーヒーが調和している文化はオーストラリアならではで、そんな自由な空気に影響を受けている」と池永さんは話します。
オーストラリアでは、スターバックスが撤退するほど地元のバリスタ文化が根づいているのだとか。
鎌倉もまた、「VERVE COFFEE ROASTERS」をはじめとするスペシャルティコーヒーショップが増え、少しずつコーヒー文化が根付きつつあります。「Seagleam Coffee Kamakura」もその一端を担う存在として、地域に溶け込んでいます
Verve Coffee Roasters Kitakamakura Roastery & Cafe国内ロースタリー 熟練の焙煎士によって丁寧に生まれるコーヒー豆北鎌倉駅から鎌倉方面へ、円覚寺と東慶寺を通り過ぎて5分ほど歩くと、右手にカフェがあります。リアル・カリフォルニア・ライフスタイルから生まれ日本に上陸した、Verve Coffee Roasters Kitakamakura Roastery & Cafe(ヴァーヴ コーヒーロースターズ 北鎌倉店)をご紹介します。正面から入ると、シンプルで広々した店内の役半分ほどをロースタリー(焙煎所)が占めています。というのも、こちらの北鎌倉店は国内4店舗のヴァーヴ コーヒーロースターズで提供する...
湘南人
地元・大町に根ざす“日常のコーヒースタンド”
「Seagleam Coffee Kamakura Roastery&Stand」がある大町は、観光地から少し離れた落ち着いた住宅街です。
「観光客よりも地元の人が多いこの場所で、日常的に通えるお店にしたかった」と池永さんは話します。
「コーヒーが本当に好きな人って意外と少ないんですよ。だから、好みの豆を選んだり、味の違いを感じたりするのは難しい人が多いと思う。自分はエスプレッソが好きだけど、強すぎると感じる人もいるので、カフェラテがおすすめかもしれません」とのことで、カフェラテ(650円税込)を出していただきました。
ひと口飲むと、まろやかさの中にエスプレッソの深みと香りが広がる味わい。ミルクの甘さとコーヒーのコクがほどよく調和していて、丁寧に淹れられた一杯であることが伝わってきます。
お店に置いてあるコーヒー豆は、「大町ブレンド(1,000円税込/100g・ドリップ250円税込/1P)と、エスプレッソで使用している「エチオピア(1,300円税込/100g・ドリップ250円税込/1P)」の2種類。
「大町ブレンドは材木座の店舗では販売していなかった初めての深煎りで自信作」とのこと。
コーヒーはこだわればこだわるほど、安く提供することが難しく、手軽な飲み物ではありません。
それでも、コーヒーに詳しくない人にも楽しんでもらえるように、お菓子やランチなど、コーヒーに合わせたメニューを工夫しています。
同じ通りにある鎌倉の老舗パン屋「日進堂」のパンを使ったトースト以外は、ほとんどが池永さんの手づくり。
夜にはビール、ハイボール、レモンサワー、ワインなども用意しており、その日の気分で楽しめるおつまみも登場します。なかでも自家製ベーコンは、あったらラッキーな隠れ人気メニューなのだそうです。
取材時にも、「夕ご飯を食べにきました!」とご近所の常連さんが笑顔で訪れていました。
おすすめを聞くと「フライドポテトです!」と即答。フライドポテトを楽しめるコーヒー屋さんは、鎌倉でもなかなか珍しいかもしれませんね。
手づくりにこだわった温もりある空間
大町の店舗は、木の温もりに包まれた落ち着いた雰囲気が魅力です。
もともとは花屋さんだった建物を、池永さんがすべてご自身の手で改装されたのだそう。
「だからなかなかオープンできなかったんですよ」と笑いながら話してくれました。
「ローコストで作ろうと思うと、どうしても味気ない建材になってしまう。だったら自分で作ってしまおうと思って」と池永さん。
手づくりならではの温かさと、素材の持つやさしさが調和した空間は、まるで自分の家にいるようにくつろげます。
看板犬・ラウナくんがお出迎え!犬連れも歓迎のカフェ
取材に訪れた日は、看板犬のラウナくんがかわいらしく出迎えてくれました。
店内はわんちゃん同伴もOKで、犬連れで訪れる常連さんも多いのだそう。
また、ラウナくんのイラストが入ったTシャツやトートバッグなどのオリジナルグッズも販売しており、ファンの間ではお土産としても好評です。
海とともにある暮らしが息づく場所
「悩み事があると海に行きたくなるでしょ?」と池永さん。
30年以上東京で暮らしたあと、鎌倉に戻ってあらためて感じたのは、海や山など“自然の近くにいること”の安心感だったといいます。
「東京にいた頃は、近くに広い場所がなかった。悩んだときに広いところに行くと気持ちがスッキリする。鎌倉にはすぐそばにそんな場所があるから」と穏やかに語ってくれました。
「海とコーヒーはなぜ相性がいいのでしょうね?」と尋ねると、「海に近いエリアの自由な感じとコーヒーが合うのかな。コーヒーを飲みながら語らう時間の余裕も、海沿いに住む人にはあるからかも」と池永さん。
たしかに、豆を挽き、抽出して、丁寧に淹れるコーヒーには、そんな“余裕”を楽しむ時間が流れています。
現在、海辺の材木座の店舗は土日のみ営業していますが、シーズンが終わっても店を開け続けているそうです。
「材木座にはランチができるお店が少なくて、営業をやめたら困ってしまう人がいるから」と池永さん。
地元の人たちとのつながりを大切にする、そんなあたたかい姿勢が印象的でした。
もともとのサーフィンやアウトリガー仲間とのつながりも、コーヒーを深めるきっかけに。
会社員時代の人脈や、鎌倉で出会った人たちとの縁を大切にしながら、「Seagleam Coffee」は少しずつ形になっていきました。
「今後は、もっとコーヒーを深めていきたい」と語る池永さん。
波の音や潮の香り、鎌倉の穏やかな時間を感じながら淹れる一杯のコーヒーには、自然とともに生きるこの街の空気がそのまま溶け込んでいるようでした。
観光の途中にも、地元の日常にも溶け込む新しいコーヒーの居場所として、鎌倉らしい心地よさに包まれるお店です。
鎌倉を訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみてください。
最寄り駅
JR横須賀線, 鎌倉駅, 鎌倉駅, 江ノ島電鉄線
住所
神奈川県鎌倉市大町2-1-10
駅徒歩
鎌倉駅東口から徒歩約7分
営業日
月曜日, 水曜日, 木曜日, 金曜日, 土曜日, 日曜日
営業時間
8:00〜18:00
営業時間詳細
平日8:00〜18:00
土日祝7:30〜21:00
定休日
火曜日
定休日詳細
※最新情報はInstagramでご確認ください。
予約
予約不可
受付開始
登録なし
受付終了
登録なし
予算(下限)
500
予算(上限)
2000
支払い方法
クレジットカード, 電子マネー, QRコード決済
席数
7席
席の種類
カウンター席
個室
無し
貸切
貸切不可
喫煙可否
全席禁煙
駐車場
無し
設備・サービス
落ち着いた空間
コース内容
ドリンクメニュー
ソフトドリンク, ビール, ワイン
利用シーン
モーニング, ランチ, 友人, お一人様
アクセス
サービス
ペット同伴, テイクアウト
お子様連れ
可能
公式サイト
https://www.instagram.com/seagleamcoffee_rs/, https://seagleam.official.ec/
開業年月日
2024-04-24
備考
店内ペット同伴OK