本の貸し借りだけではなく地域の交流・活性化も担った新しいタイプの“図書室”がオープン/新千里北町の「トライぶらり」に行って青空の下で読書して遊んできた
みなさんこんにちは、ハルナ@TNNです。2024年4月に新千里北町にある「トライぶらり」という施設で、“新しい本の借り方が出来る図書室”がオープンするという噂を耳にましたよ。
いわゆる普通の「図書館」とどう違うのでしょうか?どんな所か見に行ってきましたよ。
地図ではこちら。
千里中央駅から徒歩3分くらい、「新千里東町2」の交差点の角にあります。
到着してみると…何でしょう、キャンプも出来そうな広々とした開放的な空間は!
※都会のオアシス的な?
大きな黒板は、みんなで落書きできるのかな?菜園用の大きなベジトラグもあって、なんだかワクワクする場所ですね♪
ここって、本当に図書室なんでしょうか?ちょっとおじゃましてみますね。
※おじゃましま~す
店内はこんな感じ。すべて木材で作られた温もりのあるお部屋には…
たくさんの四角い棚の中に、いろんなジャンルの本が置いてありましたよ。どんな本が置いてあるか見てみましょうか。
大人向けの、趣味の本から
大人も子供もみんな大好きな漫画本。
小さい子ども用の絵本まで、幅広いジャンルの本が置いてありましたよ。
室内の小上がりになった畳エリアには、コタツが置いてあったり…
カードゲームなどもありましたよ。いったいここはどんなコンセプトで作られたのでしょうか?
店番をされていた、“おたけさん”こと大田さんにお話を伺いましたよ。
※オタケさんこと大田(おおた)さん
--「新しい本の借り方ができる図書室」と聞いたのですが、こちらはいったい…?
大田さん
「ここはUR都市機構が運営する、棚主が自分の好きな本を置いて皆さんに自由に読んでもらえる、いわゆる“シェア型図書室”なんです。4月20日から7月末までの期間限定で、社会実験としてオープンするんですよ」
※大田さんはUR都市機構の職員さんで、オープンするまでの臨時の店番さんです/プレオープンの日程は Instagramでご確認ください
--なるほど、この本棚のオーナーになって本を貸し出すワケですね。お値段はおいくらくらいなんですか?
大田さん
「一区画、月2000円で借りられますよ。今棚主さんを募集中です。棚主さんになったら店番もできるし、ここでDIYやヨガなど好きなイベントをやってもらうこともできますよ」
※店番等はボランティアになるので時給等は発生しません
大田さん
「各本には感想を書けるシートが付いているので、棚主さんやその本を気に入った人との交流も出来るんですよ」
--いろんな活用方法があるんですね~。この場所でオープンしようと思われたのはなぜですか?
大田さん
「2023年の10月から12月まで武庫川のURで初めて開設したのですが、とても反響が大きくて。年配の方と小学生の世代を超えた交流の場になったりしたんですよ。キャラバン的にいろんなURで開設していく予定です」
大田さん
「トライぶらりとは、“トライ”と“ライブラリー”を掛け合わせた造語なんですが、“トライ”の部分を大事に考えています。UR主体でやっていくと、ルールなど設けないといけなくなり窮屈になっていくと思うんです。でも店番やイベントなどを地域の皆さんが主体となって“トライ”していくことによって、地域の活性化にもなると思います」
そうか!本を貸し借りするこだけではなく、地域の交流・活性化も担った図書室なんですね~。
とってもいいお天気だったので、わたしも芝生の上のテントで読書を楽しんでみましたよ。
子どもと一緒に来たので、子供も好きな本をチョイスして読んでみたり~
一緒に将棋などして遊びましたよ。お外で遊んだり本を読んだりするのって、とっても気持ちがいいですね♪
そして、なんと飲食OKなんですって!お弁当を持っていけばピクニック気分で過ごせますね♪
※芝生だから小さいお子さんも安心~
本の貸し出し(持ち帰り)は4月20日のオープンからになります。本を借りるのは無料ですし、ただ遊ぶだけでもOKなので、“ぶらり”と行ってみてくださいね。
※4月20日はオープンを記念しておさんぽ風船プレゼントなどのイベントがあるんですって
大田さん、たくさんお話を聞かせてくださりありがとうございました!
匿名希望さん、情報提供ありがとうございました~!