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虎ノ門ヒルズの情報発信拠点[TOKYO NODE]で蜷川実花とクリエイティブチームが創り出した”光彩色”の空間は新感覚のアートだった!

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虎ノ門ヒルズの情報発信拠点[TOKYO NODE]で蜷川実花とクリエイティブチームが創り出した”光彩色”の空間は新感覚のアートだった!

 虎ノ門ヒルズ ステーションタワーの情報発信拠点「TOKYO NODE」で、12月5日(火)から「蜷川実花展 Eternity in a Moment 瞬きの中の永遠」が始まった。蜷川実花は、これまで写真家・映画監督として、写真集「永遠の花」や個展「蜷川実花展ー虚構と現実の間に─」などの作品を制作してきたが、本展では、「TOKYO NODE」の空間を活かし、クリエイティブチーム・EiMとして映像インスタレーションの制作に挑み、自身最大規模の展覧会になった。

 前日に行われた内覧会では、蜷川実花、慶應義塾大学教授でデータサイエンティストの宮田裕章、本展プロデューサーの杉山央(森ビル)、本展クリエイティブ・ディレクターの桑名功(森ビル)らによる概要説明の後、展覧会場へ。

 展覧会というと、大きな会場に章立てられた作品が並ぶイメージだが、本展はまったく違う。人が識別できる色は最大100万色と言われているが、その100万色で表現した作品を、順路に従い体験するものだ。もう一度体験したいと思っても巡回はできない。

 すべての作品が本展のために制作された映像インスタレーション、写真、立体展示などで構成されたもので、その11作品は、建築、音楽、舞台美術など各分野のプロフェッショナルらと蜷川が一緒になって手がけたものである。

 会場に入るとまず、世界から色が消えたパンデミックの世界の停滞と再生を表現した空間に入る。その後は、日常にあるシーンや季節によって変化をとげる自然の生命の美しさ、エネルギーを可視化して、色や光、香りを感じる空間に導かれる。ここは天国のお花畑だろうかという錯覚を起こしそうになったのは、「蝶の舞う景色」という空間。香りも発せられ、色鮮やかな花(造花)と光に包み込まれる。映像の美しさだけでなく音楽もセットとなっていて、すべての作品群を体験すると一つの映画を観たようなストーリーが展開される。

 12月5日(火)の初日には、10時の開幕を待つ来場者が列を作ったという。「TOKYO NODE」内の飲食店とのコラボメニュー企画などもあり、デートに持ってこいの場所がまた増えたといえよう。〝100万色の桃源郷〟の世界を体験してみよう。

「蜷川実花展 Eternity in a Moment 瞬きの中の永遠 」
会期:2023年12月5日(火)~2024年2月25日(日)
※2024年1月1日(月・祝)~1月2日(火)は休館
会場:虎ノ門ヒルズ ステーションタワー 45F TOKYO NODE GALLERY A/B/C
チケット:一般2500円(平日)2800円(土日祝)/大学生・高校生 2000円(平日)2200円(土日祝)/中学・小学生800円(平日)、1000円(土日祝)
開館時間:月・水・木・日曜:10:00~20:00/火曜:10:00~17:00/金・土・祝前日:10:00~21:00
入館は閉館の30分前
所要時間:約60分
【公式サイト】https://www.tokyonode.jp/sp/eim/

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