上越市で今年誕生したコウノトリのひな11羽全て巣立つ 過去最多
新潟県上越市高士区で孵化(ふか)した国の特別天然記念物のコウノトリのひな2羽が、2026年7月10日までに巣立った。これで今年、市内で営巣が確認された3組のつがいから誕生したひな11羽全てが無事、巣立った。市内では2024年からコウノトリのひなが誕生しており、巣立ったひなの数は過去最多となった。
《画像:巣立った高士区のコウノトリのひな(橋爪法一さん提供、2026年7月10日撮影)》
旧上越市内で初の営巣が確認された高士区の親鳥のつがいは、2023年4月6日生まれの雄(3歳)と2022年4月11日生まれの雌(4歳)。ひなは5月に孵化が確認されていた。市内でコウノトリの観察を続ける市議会議員の橋爪法一さん(76)が10日、2羽のひなが親鳥と一緒に田んぼに降り立っているのを確認した。
近くに住む70代の男性は「前日の夕方に巣の上でジャンプしたり、大きく羽ばたいたりしていた。(高士で生まれたひなが)高士の空を舞うのを見て感無量。来年も営巣してほしい」と喜んでいた。
《画像:三和区では7月4日までに4羽が巣立った(同、2026年7月9日撮影)》
高士区のひなが巣立ったことで、今年、市内では吉川、三和、高士の3か所に営巣した3組のつがいから誕生したひな11羽全てが巣立った。
《画像:今年、上越市で誕生し巣立った11羽のひな(高士区(上)、三和区(左下)、吉川区(右下))》
橋爪さんは「上越市がコウノトリの里であることが証明された。市全体で減農薬や保護活動などに本格的に取り組む必要がある」と話した。