東京工芸大学 AIモデルコンペで最優秀 他大学との教職協働チーム
地球惑星科学分野データのAIモデルを作成するコンテスト「GeoSciAI2024」の表彰式がこのほど行われ、東京工芸大学厚木キャンパス(吉野弘章学長/飯山南)の事務入試課・橋本俊之さん(36)と工学部工学科情報学系・北島良三助教(41)らの教職協働チームが、課題「太陽観測データからの太陽フレア発生予測」で最優秀賞を受賞した。
(公社)日本地球惑星科学連合が主催するこのコンテストは、「地震」「気象」「宇宙天気」の3分野で提供されるデータから挑戦する課題を選んで深層学習モデルを作成し、その評価スコアを競うコンペティション。同チームは橋本さんをリーダーに、北島助教、国士舘大学の榎本理恵講師、茨城大学の川又泰介助教、金沢工業大学の坂本真仁講師による4大学で構成され、学習モデルの作成に着手した。
最優秀の評価を得てリーダーを務めた橋本さんは「教職協働の力を引き出し、素晴らしい成果を出すことができました。この成果は大学間交流の成功でもあり、今後も文科省の教職協働を進めていきたい」と話す。
複数大学でのデータ作成は、オンラインを使いコミュニケーションを重要視していたといい、北島助教は「円滑なコミュニケーションの賜物。今回のさまざまな過程は、本学の教育や活動に生かすことができる」と笑顔で話した。