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グッドデザイン賞受賞作を展示 「よりそう・交感のグッドデザイン」開催

おたくま経済新聞

よりそう・交感のグッドデザイン

 2020年度グッドデザイン賞および近年の受賞デザインの中から、人や社会、自然によりそうデザインを展示する「よりそう・交感のグッドデザイン」が開催されます。千代田区丸の内にあるGOOD DESIGN Marunouchiにて8月8日~21日(11時~19時/最終日は17時終了)の期間限定で開催。入場は無料です。

 1957年から毎年発表され、これまでに多くの優れたデザインが受賞してきたグッドデザイン賞。近年のグッドデザイン賞では社会の潮流の中で、いま審査委員が注目したいデザインの意義や役割を示す「テーマ」が年ごとに設けられています。

 2020年のテーマは「交感」。デザインにおいて他者や社会、環境などについて考え、想いを至らせるのはとても重要なことですが、ただ一方的に想うだけでなく、互いの感覚や感性、心に深く感じることや、感じ悟ったことを交えデザインすることがいま求められているのではないかということから決定したテーマです。

 本展ではそんな「交感」を感じるデザイン、デザインとその対象、デザイナーとユーザー、そして作り手の交感の中で生みだされたデザイン約40点を紹介。絵本やお菓子、インテリアに文房具、さらには住宅や空き地まで、私たちの身近にあるものを含めた様々なデザインが展示されます。

 いざという時に役立つ防災情報を裏面に印刷したレシート「みまもりレシート」も展示デザインのひとつ。目に触れる機会が多いにも関わらず、すぐ捨てられがちなレシートを有効活用するべく企画・開発されました。

 感熱紙タイプのレシートの裏面にプリントされているのは、災害時の身の守り方や避難方法、災害に備えた準備など全100点の防災情報。複雑になりがちな防災情報を、こどもから大人まで理解しやすいピクトグラムで表現しています。

 実際にこのレシートは宮城県女川町の店舗で「未来のための防災」というテーマで一斉導入され、住民と観光客の防災力向上につながったそうです。

 株式会社ブルボンの「コロネクッキー」はストローとしても使えるお菓子。世界でマイクロプラスチックを含む廃プラスチックの環境問題が深刻化している中、お菓子メーカーならではの視点から問題解決をしたユニークな商品です。

 耐水性を均一化させる製法開発に検証を重ねた結果、飲み物により15~30分ほどの耐水が可能とのこと。飲み物の味を損ねないよう甘さ控えめに味付けされたクッキーで、デザートドリンクにささっているビジュアルも美味しそうです。

 コクヨ株式会社の「コクヨ ケイト」は、実用金属としては最も軽いマグネシウムを用いたわずか2.3kgの軽量チェアー。誰でも簡単に持ち上げられる軽さを実現したことにより、オフィス内の多目的スペースのレイアウト変更やイベント会場の人数増減などでの迅速な対応を可能にする製品です。

 軽さや強度はもちろん、曲線と直線を活かした造形でスタッキングした姿が美しいのも特徴のひとつ。いわゆるインダストリアルな印象も残しつつも、冷たく無骨なわけではなく、様々な空間にフィットしそうな造形も受賞のポイントになったそうです。

 なお、展示デザインや詳細は公式ホームページでもみることができます。

情報提供:公益財団法人日本デザイン振興会

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