侍JAPAN監督/井端弘和が語る左投手の方がスタート時のギャンブル的要素が高くなる理由とは!?【少年野球 デキる選手はやっている「打つ・走る・投げる・守る」】
教えて井端さん!通算149盗塁の走塁技術
井端弘和選手は、現役時代に通算149盗塁、しかも「1シーズン20盗塁」を3度もマークしている。盗塁のコツは何なのだろう。
左投手の牽制は?
――振り向きざまに一塁牽制球を投げてくる右投手のほうが、帰塁しづらいですよね。
しかし、右投手は左足を上げた瞬間にスタートを切れます。一方の左投手は、投手板の後縁を越えるか(=投球)越えないか(= 投球or牽制球)、すれすれのところに右足を上げて、一塁走者を惑わせます。リードは取れてもスタートが切りづらい。だから、どうしても左投手のほうが、スタート時のギャンブル的要素は高くなります。
ただし少年野球では、アウトにならないようにリードを小さくするなど、無難で済ませていたら結局好走塁はできません。止まるのは、いつでも止まれます。「各駅停車」ではなく、果敢に攻めていってほしいです。
【出典】『少年野球 デキる選手はやっている「打つ・走る・投げる・守る」』 著:井端弘和