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kiyu、RIKI、7co、PompadollSが出演、MAJ WEEK SPECIAL LIVE「TOKYO PLAYGROUND Stage」レポート

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MUSIC AWARDS JAPAN WEEK SPECIAL LIVE -Shibuya Sound Scramble 2026- TOKYO PLAYGROUND Stage

MUSIC AWARDS JAPAN WEEK SPECIAL LIVE
-Shibuya Sound Scramble 2026- TOKYO PLAYGROUND Stage
2026.6.11 Spotify O-nest

国内最大規模の国際音楽賞『MUSIC AWARDS JAPAN 2026』の開催ウィークの一環として、6月11日(木)に渋谷のライブハウス3会場で行なわれた『Shibuya Sound Scramble 2026』。同イベントより、kiyu、RIKI、7co、PompadollSが出演したSpotify O-nest『TOKYO PLAYGROUND Stage』の模様をレポートする。

2025年に京都で実施された『MUSIC AWARDS JAPAN SOUND SCRAMBLE supported by 京都芸術大学』を引き継ぐ本企画は、舞台を渋谷へ移してさらにスケールアップ。『MUSIC AWARDS JAPAN』が掲げる「世界とつながり、音楽の未来を灯す。」というコンセプトのもと、duo MUSIC EXCHANGE、Spotify O-WEST、Spotify O-nestそれぞれのステージに、海外アーティストも含む多彩な顔触れが集結した。

■kiyu

kiyu

『TOKYO PLAYGROUND Stage』のトップを飾ったのは、SNSを軸に活動する22歳のシンガーソングライターで、今春に大学を卒業したばかりのkiyu。自身初ライブとなった2月末の台北ワンマンがいきなりソールドアウト、この『Shibuya Sound Scramble 2026』は日本での初ライブだ。バンドメンバーとともに現れるやいなや、黒いフードとキャップを被ったミステリアスな装いの彼はピアノを弾いて歌い出す。YouTubeのMV再生数が75万回を超えた1stシングル曲「傷痕」から、やるせない感情をキャッチーなメロディに乗せ、集まったたくさんの音楽ファンを魅了していく。

kiyu

ベースのスラップ奏法が際立つアッパーな「惹かれあっちゃって」、「とても楽しみにしてました。大学のときに通っていた渋谷でライブがやれることに深い縁を感じてます」と素顔が滲むようなMC、新曲「浮気話」、正面を向いてのスタンドマイク歌唱、「Circus」のミラーボール演出など、見どころ満載だったが、kiyuの生声を生バンドで堪能できたのが何より嬉しい。日本でのライブ本格始動を告げる記念すべき日になったと思う。

kiyu

■RIKI

RIKI

2番手を担ったのは、台湾発ディスコバンドのRIKI。神戸で先月行なわれたチャリティーイベント『COMING KOBE26』にも出演した彼らは、のっけからエネルギッシュな「再計算中..」を日本語バージョンでプレイ。果敢にコール&レスポンスを求めたり、「烏蘇拉貝殼還來哦。」はリリックや写真がプリントされた用紙を絶え間なく掲げながら歌ったりと気合十分で、懸命にオーディエンスを楽しませようとしている、自分たちも全力で今を楽しもうとしている様子が好印象しかない。

RIKI

にわとりのぬいぐるみを左足にぶら下げたRIKI(Vo)のソウルフルなハイトーンボイス、ポップでダンサブルなバンドのグルーヴに加え、“台湾感性”と謳う母国の情緒や温かみを湛えたレトロな耳当たりがクセになる。煌びやかなクリスマスソング「少ㄌ泥ㄉ板橋根本就ㄅ算耶誕城惹」ではフロアにワイパーを巻き起こすなど、大型フェスの舞台でも抜群に映えそうな、言葉の壁をあっさりと越えてしまうパフォーマンスは痛快そのもの。初の東京ライブに無垢な笑みをこぼし、何度も謝意を示すメンバーの愛らしさ極まる中、人気曲「草莓冰淇淋加水烏龜」「imma臺北beach」でパーティータイムがお開きとなった。

RIKI

■7co

7co

3番手を務めたのは、ボーカルの芦田菜名子と音楽プロデューサーのRYUJAによるプロジェクトの7co。『Shazam Fast Forward 2026』に唯一選ばれた国内アーティストで、今夏にメジャーデビューや2年連続の『SUMMER SONIC』出演も決定している。新たなオレンジの髪色に変えた芦田はこの日、ギタリストとDJを据えたトリオ編成で登場。映像も使いつつ、身体を揺らしたくなる心地よいムードがみるみるうちにフロアを包み込む。

7co

「恋愛後遺症」みたいにヘヴィな失恋を歌いながら、キュートでカジュアルな節回しによって明るいハンドクラップを生み出せるJ-POP感が独特で、トラメガを用いた「0.0000%」の《先輩》《ヘンタイ》《あっハナセレブあげるからさ/その代わりに別れてくんない?》も中毒性がすごい。ヒップホップ~R&Bを基調にしたサウンドは、時にBTSやブルーノ・マーズを思わせる輝きが窺えたり。5月にリリースされた新曲「真夏のパンクリアス」、熱いシンガロングとジャンプを誘った「あっちゅうま」などを小気味よく届け、「みなさんが聴いた音がずっと日常に響きますように」と伝えた「stay tune」でフィニッシュ。楽曲のポテンシャル、芦田のバイタリティが光る素晴らしいライブだった。

7co

■PompadollS

PompadollS

トリを飾ったのは、韓国でワンマンを2回成功させるなど、エリア問わず人気が高まっているピアノロックバンドのPompadollS。抑えた照明の中、厳かにスタートを切るも、演奏のボルテージは徐々に上がり、五十嵐五十(Vo&Gt)の歌が熱を帯びるにつれ、アンサンブルもタイトさを増していった。最新曲「ヒグレチガイ」では、各自のフレーズが疾走感に乗せてめまぐるしく絡み、黒×白のドレッシーな衣装を纏ったメンバーのテクニックやセンスがいよいよ露になる。

PompadollS

PompadollS

童話と現実が交差する世界観、クラシックとロックを掛け合わせたサウンド。バンドの持ち味は、光量を強めてポップに転じた「リトルワールド」、『ヘンゼルとグレーテル』が題材となった代表曲「悪食」を通していっそう冴えわたり、理想的なテンションのままライブは佳境へ。「赤ずきんはエンドロールの夢を見るか?」における「私たちの本当のSound Scrambleです!」という五十嵐の焚きつけ、それに端を発した青木廉太郎(Gt)と但馬馨(Pf)のソロ応酬もたまらない。さらに、爆速キラーチューン「スポットライト・ジャンキー」、いつも以上に清々しかった「魔法のランプ」でオーディエンスを完全燃焼させ、邦楽ロックの凄みを印象づけたPompadollSは、“遊び場”の名にふさわしい、さまざまな文化が行き交うステージを盛大に締め括ってみせた。

PompadollS

取材・文=田山雄士
撮影=Mizuki Tsuji(Instagram https://www.instagram.com/sipruixi?igsh=MW9lZXh1cTZ0dTVnYw== / X https://x.com/sipruixi?s=21&t=kDePyfwrr4xVGudxDgE49Q)

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