簡単「かぼすのレシピ」3選!すぐ試せる食べ方や保存方法を徹底解説
まずは知っておきたい!かぼすの使い方や選び方
かぼすの旬は8〜10月。主な産地は大分県で、生産量の約9割を占めています。かぼすは濃い緑色で特有の香りがあり、まろやかさのある爽やかな酸味が特徴。
かぼすは皮も食べられ、細かく切ったりすりおろしたりして風味付けに活用するのがおすすめです。
かぼすの使い道
皮 / 細かく切る、すりおろすなどで風味付けに
果汁 / 鍋料理や焼き魚、揚げ物、吸い物にポン酢やドレッシング、ドリンクに
かぼすの選び方
かぼすは濃い緑色で、つやと張りがあるものを選びます。皮に傷がないものがよいですよ。熟すと黄色になり、緑色のほうが香りが強いです。黄色に熟したかぼすの果汁は酸味が和らぎます。酸味と香りを重視するなら、緑色のものを選びましょう。
また、ずっしりと重みがあるものはみずみずしく果汁がたっぷり含まれていますよ。
かぼすの正しい保存方法
かぼすを保存するときは、ひとつずつキッチンペーパーや新聞紙で包んでからジッパー付き保存袋やポリ袋に入れて冷蔵庫に入れると、乾燥を防ぎ香りをキープできます。
使い勝手がよいのは、果汁を製氷器で冷凍して保存する方法。果汁が凍ったらフリーザーバッグに入れて冷凍保存しましょう。
かぼすの保存方法・保存期間
冷蔵 / 丸ごと(約2週間) / ひとつずつキッチンペーパーや新聞紙で包んでからジッパー付き保存袋やポリ袋に入れる
カット(2〜3日) / 切り口をラップでぴったりくっ付けて包む
冷凍 / 丸ごと(約2ヶ月) / ラップで包んでからフリーザーバッグに入れる
カット(約1ヶ月) / 切り口をラップでぴったりくっ付けて包みフリーザーバッグに入れる
果汁のみ(約1ヶ月) / 果汁を搾り製氷器で凍らせ、フリーザーバッグに入れる
かぼすのおすすめレシピ1. かぼす香る混ぜごはん
調理時間:10分
焼き魚とかぼすは相性抜群。香ばしく焼いた甘鮭をほぐして、薬味やかぼす果汁と一緒にごはんに混ぜるだけで完成です。
気になる魚のにおいも爽やかなかぼすの香りや酸味でほとんど気になりません。甘鮭の代わりに秋刀魚や鯖、しらすなどお好みの魚で作ってみてください。
材料(2人分)
ごはん:300g
甘鮭:1切れ
かぼす:大さじ1杯
白いりごま:小さじ1杯
大葉:3枚
みょうが:1個
三つ葉:1/2束
小口ねぎ:適量
作り方
薬味を切り甘鮭を焼く
かぼすを横に半分にカットし、果汁を皮を下にして搾ります。皮を下にすると果汁がかぼすの皮を伝って落ちるため、皮に含まれるかぼすの香りも一緒に摂れます。
飾り用に2〜3枚スライスしておきます。
三つ葉はざく切り、大葉は千切り、みょうがは薄切りにします。
焼けた甘鮭を取り出し、骨を取り除いて身を大きめにほぐします。
ごはんと鮭、薬味を混ぜる
ボウルに温かいごはんを入れ、ほぐした甘鮭と白いりごま、大葉、みょうが、かぼす果汁を加えさっくり混ぜ完成。
茶碗に盛り付け、お好みの薬味とかぼすのスライスをトッピングしてください。
かぼすのおすすめレシピ2. さっぱりかぼすソースのチキンソテー
調理時間:15分
食欲がないときも、さっぱり食べられるかぼすソースのチキンソテー。カリカリジューシーに焼いた鶏もも肉に、爽やかなかぼすソースが相性抜群。
かぼすの上品な香りと酸味、コクのあるバターしょうゆが絡んでごはんが進みますよ。
材料(1〜2人分)
鶏もも肉:1枚(250g)
酒:大さじ1杯
かぼすソース
かぼす:大さじ1杯
しょうゆ:大さじ1杯
きび砂糖:小さじ1杯
みりん:大さじ1杯
作り方
鶏もも肉に下味をつける
鶏もも肉の皮目にフォークで穴を開けてジッパー、酒と塩こしょう(分量外)を振っておきます。
鶏もも肉を焼く
フライパンを中弱火で熱しサラダ油小さじ1杯(分量外)を入れ、鶏もも肉を皮側から8〜10分ほど焼きます。
香ばしい焼き色が付いたらひっくり返し、弱火にして蓋をして火が通るまで8〜10分ほど焼きます。
かぼすソースを絡める
フライパンに出た鶏もも肉の油をキッチンペーパーで拭き取ります。
かぼすソースの材料の中で、バター以外を入れて全体に絡め、最後にバターを加えて絡め、全体にとろみが付いたら完成です。
皿に盛り付け、ソースを回しかけスライスしたかぼすを飾りましょう。
かぼすのおすすめレシピ3. ドリンク・デザートに!かぼすスカッシュ
調理時間:5分
かぼすを使うさっぱり爽やかなドリンクはいかがでしょう。材料はたったの3つ。炭酸が苦手な方は水で、寒い日はお湯で作ってもおいしいですよ。もっと甘いのが好きならはちみつをプラスしてみてくださいね。
材料(1〜2人分)
かぼす:1個
はちみつ:大さじ〜21杯
炭酸水:200cc
作り方
かぼすを搾り、はちみつと合わせる
かぼすは半分にカットし、皮を下にして搾ります。皮を下に搾ることで、皮の香りも一緒に摂ることができるうえ、種が落ちません。
はちみつを加えよく混ぜ合わせます。
炭酸水と合わせてグラスに注ぐ
氷が入ったグラスに大さじ1杯ほどの1を入れ、炭酸水100ccほど注いで軽く混ぜて完成です。
お好みでかぼすのスライスをトッピングしてください。
知っておくと便利!かぼすの裏技・失敗しないコツ
かぼすの香りを最大限に引き出す方法
かぼすは、皮を下にして果汁を搾ると香りを最大限に引き出せます。果汁がかぼすの皮を伝って落ちることで、皮に含まれるかぼすの香りも一緒に摂ることができますよ。
また、皮を下にしたほうが種が落ちにくいというメリットもあります。
酸っぱすぎる、苦い…失敗したときの対処法
かぼすが酸っぱすぎる場合は、加熱することで多少和らぎます。また酸っぱいのが苦手な方は、熟して皮が黄色になったかぼす果汁を使うと酸味がまろやかですよ。
かぼすの苦味は種や皮の白い部分に多く含まれているので、種をカットしないようにしたり、皮を使う場合は、緑色の部分のみを使用したりするようにしましょう。
かぼすを加えて料理の味を格上げ!
かぼすを加えると、特有の香りや酸味で風味が増し、料理の味をワンランク上の味わいにしてくれます。
さまざまなレシピに活用してみませんか。食卓をかぼすのさわやかな香りとまろやかな酸味、鮮やかな緑色で華やかに彩ってくださいね。
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ライター:leiamama(webライター)