吉田康雄のザ・チャレンジへらぶな【ペレ宙やるなら今でしょう!?:第3回】
テーマは「ペレ宙やるなら今でしょう!?」。茨城県八千代町にある筑波流源湖の東オンドマリ桟橋で、竿18尺浅ダナで打ち始めた。ところがスタート直後から異変に見舞われ、アタリはあるもののカウントが伸びない非情事態に見舞われた。
アタッても釣れない?
竿18尺、タナは1本半。エサはド定番のペレ軽600㏄+BBフラッシュ200㏄+水200で6時40分すぎにスタートした吉田。この池はスロースターターなんです、とあまりせかせかせず一定のペースで打ち返す。しばらくはウキが動かなかったが、間もなくすると急に何かのスイッチが入ったようにウキが上下に躍りだす。
もちろん下に強く入る動きは手を出す吉田だったが、これがことごとく空振りか口周りのスレ。尾っぽや下っ腹とかなら何をやってるんだよ、とゲキを飛ばすところだが、ほとんどすべてが口周りや外掛かりなので吉田も困惑顔だ。
どうしたの? 全然釣れないね。
吉田康雄
「いいアタリをアワせているのですが、どうにも口に入りません」
次第にウキのナジミも悪くなったのでハリをワンサイズ大きくしたりウキを大きくしたりと、にわかに忙しくなる。しかしそれでも竿は立てど、判定はアウト!
新ベラだから食うのが下手クソなのかな?
吉田康雄
「それならスレで掛かってきてもいいようなものなのですが、口周りで掛かってくるのはすべて旧ベラです。あの中に新ベラは交じっていないのでしょうか」
ようやく一枚目
そして1枚目がヒットしたのは7時39分。6時40分スタートだったので1時間ほどスレやカラツンに悩まされ続けたことになる。
吉田康雄
「いやー参りました。なんで食わなかったのかなぁ」
でも朝はウキが動かないと言ってたわりにウキは動いたね。
吉田康雄
「はい。これにはビックリでしたが、何で食わないのかが理解できません。周囲ではポツポツ釣れていたのに」
でも見てると早くから釣れていた人のほとんどがチョウチンか底釣りみたいだよ。
吉田康雄
「そうなんですよね。浅ダナのボクだけがダメクジを引いてしまったようです」
なぜ浅ダナの吉田だけが食わなかったのか、いや食わせられなかったのか不思議だが、食いだしてからの吉田は周囲を圧倒するハイペースで追い込みをみせた。
でも型がよくないね。それに新ベラが1枚も交じってないよね。
吉田康雄
「そうなんです。もしかしたら早朝に威勢よくモジってた魚は旧ベラだったのかもしれません」
釣れてもオデコ?
今回のテーマは、新ベラ縛りではなく旧ベラでも構わない。ただしせっかくペレ宙をやってるのだから最低でも40cmクラスがノルマだ。
そういった意味で言うと今だオデコだね。
吉田康雄
「オデコは厳しすぎませんか!?」
いやオデコだね(笑)。それよりどうするよ。このまま続けて型がよくなるかい?
吉田康雄
「日が差して暖かくなれば変わるかもしれないので、セッティングをもう少し強くしてやってみます」
強くとは?
吉田康雄
「ハリは先ほどバラサ8→9号にしたのでウキを朝イチにバランス調整したなかの最大サイズに差し換えてみます」
途中で4番に替えてたよね?
吉田康雄
「はい。そこから5番に替えてみます」
エサは同じね?
吉田康雄
「はい。取りあえずアタってるのでこのままいきます」
強いセッティング=中小型ベラははじいて、良型のみに照準を合わせる意図だった吉田。しかし事はうまく運ばず、その後もハイペースで釣りまくる。しかし、これぞ!と言える良型は1枚も交じらなかった。さあ、どうする吉田。思案のしどころだな。
次回も「ペレ宙やるなら今でしょう!?」です。
<週刊へらニュース編集部・関口/TSURINEWS編>
この記事は『週刊へらニュース』2024年11月15日号に掲載された記事を再編集したものになります。