砺波で食べる謎の麺グルメ「うー麺」とは?【めん食堂川なべ】巨大エビ3本 素材の味を楽しむ塩天丼も名物
あたたかい料理が恋しくなる季節。
なかでも、蕎麦やうどん、ラーメンなどの麺料理は、アツアツのスープとつるっとしたのどごしで寒さを忘れさせてくれます。
そんな麺グルメを得意とするのが、富山県砺波市にある老舗「めん食堂 川なべ」。
手打ちうどん、蕎麦に、地元名物の大門素麺を加えた3種の麺料理が自慢で、店内で出迎えてくれる「あるモノ」もここだけの逸品です。
国道156号沿い 砺波の老舗「めん食堂 川なべ」
創業は1921(大正10)年。2026年で105年目を迎える砺波の老舗店「めん食堂川なべ」です。
国道156号沿い、春にはチューリップフェアを目指して大勢の観光客が訪れるチューリップ公園から1kmほどの場所に店を構えます。
目印は、大きく「塩天丼」の文字が書かれた赤い看板。麺グルメに加えて、天丼が名物です。
インパクト大!! 巨大な信楽焼の商太くんがお出迎え
古民家風の店内に入るとまず目に飛び込んでくるのが、大きなたぬきの信楽焼きの「商太くん」。
人間国宝の狸庵が作った信楽焼で、高さは約4.3m、重さは約4tと超巨大!
どうやって店に入れたのだろうと疑問に思われる人もいますが、なんと商太くんのほうが先。商太くんを置いてから、それに合わせて店舗を設計して建てたんだとか。文字通り、「川なべ」のシンボルです。
ぷりっぷりのエビが3尾! 名物の塩天丼
外の看板でも大きな存在感を放っていた通り、名物は「塩海老天丼」。
厳選した大ぶりのエビを特製の油でカラッと揚げていて、身ははじけるようにぷりっぷり。
味付けはタレや天つゆではなく、塩。
うまみがギュッと詰まった特製のゴマ昆布塩を使用しています。
天ぷらの衣につゆが染みた一般的な天丼と異なり、あえて「川なべ」が塩にこだわるのは素材本来のおいしさを感じてほしいから。
シンプルな味付けが素材の味を引き立て、衣が水分でふやけずにサクサク感が続くため、最後まで食べ飽きないおいしさです。
ラーメンと勘違いして食べ終える人も⁉ 謎の「うー麺」
天丼のおいしさもさることながら、店名に「めん食堂」とつくだけあって、麺グルメには自信があります。
「川なべ」の3大麺 手打ちうどん・信州蕎麦・大門素麺
店で3大麺と呼ぶのが、手打ちうどんと信州蕎麦、そして、地元名産の大門素麺です。
うどんは、毎日足で踏んでコシを出し、手打ちで仕込みます。
さぬき式の自家製麺で、もっちりと強いコシが特徴です。
大門素麺は、砺波地域で冬の時期に作られる手延べ素麺。
冬の閑散期に農家が仕込み、寒ざらしで乾燥させるため、強いコシとのどごしのよさが愛されています。熱いつゆにつけても伸びにくいので、あたたかいにゅうめんで食べられたり、味噌汁に入れられることも。
うどんとラーメンのいいとこどり 野菜もたっぷりのうー麺
そんな3大麺から、手打ちうどんに中華だしを合わせているのが「うー麺」。
約3年の試行錯誤を経て生まれたという、オリジナルの麺グルメです。
麺は細目のうどんでうすが、中華だしとたっぷりの野菜炒めで、見た目はまるでラーメンのよう。
味に加えて、文字も「う」と「ラ」を間違えて、ラーメンと勘違いしたまま最後まで気づかずに食べきる客もいるんだとか。
のどごしがいい麺と小麦の香り、うまみがたっぷりの中華だしで、うどんとラーメンのいいとこどりのような1杯です。
大門素麺は冬だけ半生で
伝統的な製法で作られている「大門素麺」は、冬のこの時期だけ完全に乾燥していない半生のものを食べることができます。
「川なべ」が冬にオススメするのは「茄子の煮浸しとやわらかニシンの甘露煮」。
あたたかいにゅうめんスタイルのメニューで、この地域で親しまれる茄子の煮浸しと、身欠きニシンの甘露煮がのった1杯です。
あたたかいつゆに入れても食感が損なわれず、最後までコシが続くのは、さすが大門素麺。
半生なので、もちもち感も味わえます。
自家菜園でとれた茄子は身が厚く食べごたえがあって、噛むとじゅわ~っとだしが溢れてきます。ニシンの甘露煮は柔らかく旨味がぎゅっとつまっていて、素朴ながらも噛みしめたくなる深い味わいです。
この「茄子の煮浸しとやわらかニシンの甘露煮」と一部の麺料理は、うどんや蕎麦にも変更可能なので、好みの組み合わせで楽しんでもOK。もちろん、天丼などのごはんものとのセットも相性は抜群です。
出典:KNBテレビ「いっちゃんKNB」
2026年1月20日放送
記事編集:nan-nan編集部
【めん食堂 川なべ】
住所 富山県砺波市三郎丸331-1
営業時間 <昼>
月・水~土曜 11:00~15:00
(月曜は昼営業のみ)
<夜>
水~土曜 17:30~20:00
日曜・祝日 11:00~20:00
定休日 火曜