鈴木保奈美が幽霊に とある家族のお葬式コメディ、舞台『汗が目に入っただけ』の上演が決定
2026年4月~5月、東京・広島・大阪・富山・山形にて、鈴木保奈美主演舞台『汗が目に入っただけ』が上演されることが決定した。
近年、『セールスマンの死』(2022年)や『レイディマクベス』(2023年)など、意欲的に舞台出演を果たしている鈴木保奈美。向学のため大舞台から小劇場まで幅広く観劇する中で出会ったのが、冨坂友率いるアガリスクエンターテイメントだ。緻密な構成と特異なシチュエーション、次から次へと伏線を回収する巧みなストーリー展開の冨坂作品に衝撃を受け、いつか一緒に舞台を、と願っていたそうだ。
この二人の縁は2022年、2024年にフジテレビの生ドラマ『東京は24時』での2度の作品づくりを経て、ついに舞台『逃奔政走(とうほんせいそう)-嘘つきは政治家のはじまり?-』を上演。その後も2025年にフジテレビで放送されたドラマ『人事の人見』と、切れ目なく続いている。
そしてこの度、二人が再びタッグを組んでおくるのは、冨坂自身が自らの家族を取材したお葬式コメディ。鈴木保奈美は冨坂の亡くなった母役を演じる。
とある家族の亡くなった母(鈴木保奈美)。
病気で余命宣告されて自宅療養していたら、それとは別でポックリ突然死してしまった。成仏できず、自分が納棺される様を 幽霊としてながめていると、共同で喪主を務めることになった三人の子供達が母親の葬式のプランを巡って揉め始めている。
「自分が成仏できないのはこの揉め事を残しているからだ」と思った母は、子供達の揉め事を解決し、2時間後に迫った自身の葬式をつつがなく進行させようと奮起するのだが、もちろん霊である自分は生きている人間には干渉できない。
そんな中、とある訪問者だけが幽霊の自分を視認できていると気付き…?
亡き母の幽霊と残された家族が巻き起こす予測不能な騒動と、描かれる家族の絆。そしてシチュエーションコメディを得意とする冨坂が生み出した新感覚の舞台“エクストリーム・シチュエーションコメディ(kcal(カロリー))”とは?
既存の枠をナナメ上に飛び越えた、異色のお葬式コメディに期待しよう。
鈴木保奈美 コメント
脚本・演出の冨坂友さんから「僕のお母さんを演じてほしいと思ってました」と言われて、ビビりました。
責任重大ではないですか。お母さん、あなたの息子は生真面目な顔で無茶を言います。
彼が母と対話し、自身の家族をどう紐解いて、アガリスクの抱腹絶倒屁理屈コメディに仕上げるのか、楽しみでなりません。
ヘンテコでわがままで優し過ぎて空気を読めない家族の姿は、きっとお客様にも思い当たる節があるはず。
笑いの末に瞳が濡れたら、「汗が目に入っただけ」って言い訳をお使いくださいね。