「王子公園」の解体から施工まで担う「事業者」の募集がついに始まってる。最大156億円規模に
市民の反対意見を受けて、一度計画が見直された「王子公園」の再整備。ついに計画を実現するための「事業者」を募集する段階に入ってます。神戸市灘区王子町1-2-13
王子公園の再整備については、2021年末に示された「素案」に対し市民の反対の声が大きく、市長が「見直す」ことを決定、約2年の歳月を経て今年3月に「基本計画」が策定されました。
たとえば「動物園」は、観覧車が残されることになり、2024年秋頃から解体工事などをはじめ、休園期間なしに少しずつ手を加えていく形になっています。
今回は、リニューアル後に「大学」と「動物園」などになるところ以外のエリアを解体から設計・施工まで担う事業者の一括募集。
解体は「テニスコート」や「弓道場」「相撲場」「登山研修所」「補助競技場」、動物園の「北獣舎」など。
整備は「メインゲート」や「スタジアム」「立体駐車場」や「多目的広場」など多岐にわたり、 予定価格は、税込み「156億円」を上限とするという大きな事業の発注となります。
かなり規模だけに、入念にやり取りを重ねた上で、入札は年末近くになるそうで、落札した事業者の発表は「2025年2月」を予定。
まだまだ時間がかかりそうですが、遅れに遅れている事業を前に進めるため応募にあたって市は「完成時期の前倒しの提案」なども求めるそうです。
たくさんの事業を予定より早くこなすパワーがある業者は、かなり限られる気がしますが、地元にもうまく仕事が回るような形になるといいですね。
敷地内にある「王子プール」は一足先に解体業者の募集が行われ、プールの営業は今年で最後というお知らせがされてます。
今回の事業者が決まると、テニスコートや相撲場など慣れ親しんだ施設とのお別れの日が近づくことになりますね。