熱血新人教員に密着!子どもたちと全力で向き合う姿と教育現場のリアルに迫る
この春、夢を叶え教壇に立ちはじめた小学校の先生に密着しました。
多忙な日々の中で子供たちのために奮闘する姿と、教育現場のリアルに目を向けました。
【教員の1日に密着】
密着取材をさせていただいたのは、荒田暉斗(てると)さん。
広島市立吉島小学校で4年生を受け持っています。
朝7時30分頃。荒田さんが学校に到着します。
覚えることや予定を確認したり、授業準備のために教室と職員室を往復するなど、子どもたちが来る前から慌ただしく業務を進めます。
教室に入ると、黒板に文字が。
毎日黒板に児童へのメッセージを欠かさず書いているんだとか。
その日の良かったことなどを書くそうです。
同じ学年の先生と授業の打合せをしていると、児童がこけて怪我をしてしまったよう。
こうしたトラブルに対応しつつ、教室に戻り提出物のチェックも行います。
専科の先生が授業をしている間、荒田さんは宿題の丸付けをします。
待ちに待った給食時間。
子どもたちが落ち着いてから食べ始める荒田さん。
5~10分で給食を食べ終わると、子どもたちと遊びにグラウンドへ。
15時30分。子どもたちが下校した後は、明日の準備に励みます。
子どもたちへの思いこそが、荒田さんの原動力。
その中には、学校に通うことができない子どもたちへの思いも含まれています。
不登校の子どもたちがいつでも登校できるように、明日の時間割やメッセージをメールするなど、ケアを欠かしません。
「忙しいけど、いろいろな先生に聞いたり、子どもたちも可愛いので。疲れはしないです」
とこの仕事にやりがいを感じている荒田さん。
広島市教育委員会は「働き方改革推進プラン」を作成。
全教職員の年間月平均残業時間が平成29年度実績では50.4時間だったのに対し、令和4年度実績では33.7時間と改善したものの、
過労死ラインの80時間を超える教員も一定数おり、課題は残っています。
広島ホームテレビ『ピタニュー』(2024年6月19日放送)
ひろしまリード編集部